そこに登場する、ヒューイという男。
前々作、『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』からの彼の変貌ぶりはまるで別人のように映っただろう。
これは、ヒューイが本当に別人じゃないのか、と考えるに至った経緯を述べる仮説である
その為、こんなのはスネークたちではない、と思われた方は是非ご一報頂けると幸いです。
マザーベースの一角、隊員の情報や武器、資源といった情報をまとめた区画の一室で、ヴェノム・スネークは資料を読みつつ、ある男を待っていた。
「スネーク、話があると聞いたが……」
彼が待っていたのはミラーだった。
「ああ、急に呼び出して済まない。ある事実……いや、可能性に気付いてな。俺の左手はこの通り、義手だ。最近はDDの研究開発班が冗談なのか真面目なのか分からん代物を作っているが……」
「世間話も良いが、俺も色々忙しいんだ。今日のスケジュールは会議が控えてる。確か議題は、クリスマスに向けてのマザーベースの飾り付けだったか。偽装しつつもそれとなく新年を祝う、その為のな」
「まさしく、戦場のクリスマスだな。まあいい、それじゃあ本題を言うぞ」
“ヒューイが別人の可能性が出てきた”
「本当かスネーク?」
「ああ、今更だがな。もっとも、推測が正しくとも俺たちが追放した奴は仲間じゃない」
「ああ、そうだ」
「これは、俺が義手が俺自身のことだからと、少し調べただけの素人判断だから鵜呑みにするんじゃないぞ」
前提1:ヒューイは下半身不随
「ヒューイは脊髄を損傷して、車椅子生活をしていた。合っているな」
「ビッグボスとの会話やMSFの医療スタッフの話からすると、そうだったな」
前提2:ヒューイの下半身不随は治っていない
「いくら荒唐無稽な技術を誇るMSFスタッフでも、損傷した脊髄の回復は無理だよな」
「もし出来ていたら、そっちで商売していたさ。それはスネーク、君が一番分かっていたはずだ」
前提3:ヒューイのロボットの接続部位は不随箇所
「奴の“脚”、何処に付いていたか覚えているな」
「両脚に一基ずつ、あと腰だな」
仮定:ヒューイのロボットは機能拡張型ロボット
「スネーク。この、機能拡張型ロボット、というのは何だ?」
「簡単に言うと、サヘラントロプスを操っていた少年、あれと同じだ。腕を伸ばそうと考えればサヘラントロプスの腕を伸ばせる。それと似た機能を足に使うことで、奴は“脚”を手に入れた。俺たちはそう思っていた」
「理論は分かった。だが、それのどこが問題なんだ」
「いいかカズ。この機能拡張型ロボットは、『少しでも動かせる部分しか使えない』んだ」
「それがどうし……、まさかっ!」
「そうだ。奴は、
『生まれつき下半身不随の人間には使えないはずの機械を使えている』。
これが、俺が、奴がヒューイの偽物だと考えた理由だ」
「成る程……それなら奴の言動に矛盾が有ったのにも説明がつく」
「赤の他人の子供なら、あのコックピットに押し込んでも気にはしまい。他の少年兵と同じ、替の効く存在だからな」
「負けず嫌いな気のあるあいつのことだ。ZEKEのことを喋らされた時に、(
つまり、XOFを手招きした時点で既に入れ替わりが発生しており、本物のヒューイは悪いエメリッヒじゃないリッヒ。という、ヒューイ弁護をしたかっただけです。