こんにちは、ティターンズ系ではバーザムが好きなアルファるふぁです
設定では強いという所がゲルググを思い出させる
今回は、アイアンフィストの前に立ちはだかる連邦パイロット、ブルース・ウェイン大尉の過去回想になります
俺はブルース・ウェイン連邦軍大尉
生まれは地球のワシントン
UC0057生まれ
軍に入って十年近くになる
入隊当初はそこまで大きな戦闘はなかったが、ルウム戦役にてついに初実戦を行うことになった
新型兵器モビルスーツを投入したジオンに、連邦は敗走
なんとかザクを一機落としたが、俺以外の部隊の仲間は皆死んだ
再編された宇宙軍から外されてジャブローに送られた俺は、訳もわからずモビルスーツに押し込まれた
初陣、それもモビルスーツ相手に旧式の空間戦闘機セイバーフィッシュで勝ったのがお偉方の目に留まったのだろう
俺は連邦の最新兵器、ジムのパイロットに選ばれたのだ
なし崩しでジムのテストパイロットになり、そのまま地球でジオンとの戦闘に派遣される日々が続いた
粗方地球のジオン勢力が弱まると、俺は宇宙へ送り返された
そこで、またモビルスーツで戦うことになった
いつの間にかエース扱いされていた
ソロモンで戦い、ア・バオア・クーで戦い、グラナダに立ち寄って、俺の一年戦争は終わった
ジオンの司令官ドズル・ザビの戦死や、ソーラレイによる連邦の将軍ヨハン・エイブラハム・レビルの消滅や、グラナダで行われた停戦協定の調印などには、モビルスーツ越しで立ち会った
特に思うことはなかった
それどころではないからだ
目の前に死が迫っているのに、どうして歴史のターニングポイントやらに構っていられるだろうか
俺は、生き残ることだけ考えた
ジオンのモビルスーツを倒して、生き残ることだけを
そのまま宇宙に残った俺に待っていたのは、デラーズフリートだった
時代が変わっても、組織の人間が代わっても、機体を変えても、俺は戦うことしかしていなかった
デラーズフリートによるコロニー落とし
そんなもの興味ない
そのときの俺はドムに囲まれていたのだから
デラーズフリートを倒した後は、ティターンズへ入隊した
移籍と言ってもいい
なされるがままだ、何もかもどうでもよくなった
上司がエゥーゴに降るというので、俺もそうした
ティターンズ敗北の目が濃くなったからだ
生き残るためだ
エゥーゴ経由で連邦に戻ってきた俺は、地球へ下りてハマーンのネオジオン迎撃にあたった
上の指示だ、嫌がるわけにもいかないし、裏切り者扱いされるティターンズにいたという事実もある
俺はまた、死地へ向かった
なんとか生き延びたが、負傷したので宇宙にまた上がるのは止めた
そういえばハマーンはコロニーを地球へ落としたらしい
どうでもよかったが、またかとは思った
一年戦争、デラーズ蜂起、グリプス戦役、ネオジオン抗争
宇宙世紀の大概の戦争を経験した俺が辿り着いた先は、地球の辺境の基地だった
そこには妙な連中もいたが、味方であるし上司やらの子息なので、それなりの付き合いはした
ようやく得られた、戦争から遠い時間だ
無駄にせず、ゆったりと味わってもいいだろう
俺はそう考え、糞餓鬼のお守りもこなした
だが、それが唐突に打ち砕かれたのは突然だった
その糞餓鬼がとある集落に発砲したのが全ての始まりだ
そこにはジオン残党のモビルスーツがいて、俺のいる基地はそいつらを倒すことに決めた
だが、派遣されたモビルスーツは次々とやられ、死人すら出た
俺にお呼びがかかるのも、時間の問題だった
アイアンフィスト
そこにいる人々と、俺は殺し合いをする
なんてことはない
あの日、一年戦争からずっとやってきたことだ
慣れたものだ
俺が今まで生き延びて来れたのは、勝者側にいたからだ
連邦にいれば、ジオン残党のように死ぬことはない
生きていられる
だから俺は連邦にいる
更に言えば連邦は政府だ
様々な人を覆い、守る政府なのだ
叩き潰されては、数え切れない人間が不幸になる
だから俺は連邦に従う
そして俺は戦士だ
ずっと前線で硝煙の臭いを吸ってきた
今更他のことなどできはしない
操縦桿を握り、敵を狙い、弾丸を撃つだけ
だから俺は連邦のために戦う
地球連邦にいる理由が、俺にはある
それだけだ
ジオン・ズム・ダイクンが提唱したジオニズムなんて理想を気にする余裕も、必要も、意味も、意義もない
俺は引き金を引くだけだ
一発の弾丸に、
一本の矢に、
一振りの刃になるだけだ
他の何でもない
ブルース・ウェインというのは、アメコミのバットマンからとりました
クラーク・ケントと迷ったのですが、ブルースの方がしっくり来たのです