こんにちは
ジオンってモビルアーマー作りすぎじゃないかと思うアルファるふぁてす
ザクレロ、ブラウ・ブロ、エルメス、ビグロ・・・そんだけ作れるなら、ビグ・ザムの量産も夢ではないと思うんですが・・・
今回はジオン残党ツバイノワールの視点でお送りします
空中空母ガウ艦内
この巨大航空機は、かつてジオンが公国として地球と戦争をしたときに運用された
モビルスーツ運用を前提としているジオンが開発しただけあって、大量のモビルスーツを輸送できる能力を与えられていた
そして量産され、ジオンの地球攻略作戦に大いに活躍する
結局ジオン公国の地球攻略作戦は失敗に終わったが、後の時代にはガルダ級やミデア改などのモビルスーツを輸送できる航空機が多数開発されている
ガウの特性はそれほど優れていたことになる
大気圏内で素早く物を運ぶには、空輸が一番であるからだ
そんなガウの、ジオン残党が保有する一機に、ツバイノワールがあった
モビルスーツを使ってテロを行う狂暴な組織
彼らは心から、地球連邦打倒がジオンの、ひいてはスペースノイド全体を救う術であると信じている
その心意気が、既に危険であると気付かずに
「マーヴェル大佐・・・」
ガウのブリッジ
ジオン残党の通信兵が首魁を呼んだ
「アナハイムの社員から通信が・・・」
「繋げろ」
組んだ両手に顎を乗せ、マーヴェルは不敵に笑う
アナハイムとツバイノワールは協力関係にある
ツバイノワールは、アナハイムからテロ行為に
使えそうな情報を買っている
アナハイムとしても、自社の商品を積極的に買ってくれる可能性のある、つまり毎日戦争している組織との繋がりは大事だ
双方に利益のある関係、それが両者に交わされていた
「どうもどうもーツバイノワールの皆さん、本日もいい情報を仕入れてきました」
「話せ」
「実は、私共アイアンフィストの秘密を知ってしまいまして」
画面の向こうの男はペコペコしながら言う
その表情は全く変わらず、営業スマイルを継続している
「アイアンフィストの用心棒、それなりの痛手を負っています」
「痛手か、もう一押しだな」
「次の月曜日まで、助けがなければ戦闘もままならないでしょう・・・もし襲撃をかけるならモビルスーツをお売りしましょうか?我々、すぐ近くまで来ているので」
営業スマイルの男がそう言うのを聞いて、マーヴェルは軽く微笑んだ
あくまでも優雅に
「いや、まだいらぬ」
「そうですか、かしこまりました・・・またのご利用をお待ちしておりますー」
通信が切れる
その瞬間、マーヴェルは組んでいた両手を解した
頭の中で、残りの戦力を数える
マーヴェルは、アイアンフィストに驚嘆していた
まさかあそこまでやってまだやられていないとは
そのしぶとさは、流石ウォルター・コバックが惚れ込んだだけはある
しかし奴はもういない
コクピットにビームライフルを受けていられる人間はいない
「よし」
沈思黙考を終え、マーヴェル・クミクスは立ち上がった
隣にいる副官に尋ねる
「傷付いたツバイノワール全体の回復には、どれ程かかる?」
「次の土曜までには」
そしてマーヴェルは頷いた
「では、次の日曜日、アイアンフィストに三度目の攻撃をかける!全戦力を以て、アイアンフィストを確実に仕止める!」
2016最後の投稿がこれになるとは
準備回は次で終了です
来年もよろしくお願いいたします