機動戦記ガンダム・ナガレボシ   作:アルファるふぁ/保利滝良

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こんにちは
次のガンダム二次創作の新作を考えているアルファるふぁです。
前までは避けていたけれど、やはりガンダムは二次創作にこまらないですね・・・

今回は、前回までで出てこなかった例のアイツが出ます。ごゆっくりどうぞ



立ちはだかる者

 

人っ子一人いない荒野

砂埃をあげて、鉄の巨人達がマラソンしている

その中心には、連邦の陸上戦艦ビッグトレー級があった

ビッグトレー級のブリッジには、ベテランとは程遠い、ナヨナヨとした男達

彼らは、地球連邦のボンボンで構成されたクラウン隊である

連邦高官の息子だったり、高額出資者の御曹司だったりが、兵器を駆って戦場へ向かっているのだ

それも、自分たちより戦力的に圧倒的に劣る相手を、治安維持に格好をつけてすり潰すために

クラウン隊の移動ルートは、彼らが所属する基地の本隊とはまた違った者だった

あえて分かれ道し、後から戦場にたどり着き、うざったい本隊もろとも敵部隊を吹っ飛ばしてしまう魂胆なのだ

これはクラウン隊の実質的リーダーであるヴィランの指示だった

ヴィランは大局的なことには全く目を向けられない典型的な俗物だった

しかし、ずる賢い知恵が必要な場面だと一変、悪辣な手段を平然と考えるようになる

汚いコネと賄賂の金とで連邦の高い位に登った彼の父親同様に、ヴィランの性根は腐っていた

「戦場まであとどれくらいだ?」

「はい、あと十分程で戦場にたどり着けるかと」

「よーしよし、では八分後に停止、諸共に砲撃を加えよう」

そうしてヴィランは、ビッグトレーの外の自分のモビルスーツへと向かった

ガンマガンダム、というらしいそのモビルスーツは、マッシブで強そうな印象を持たせてくれる

顔も素晴らしい

二本のツノとデュアルアイは、まさしくヴィランが求めた最強のモビルスーツ、ガンダムそのものだ

「これさえあれば、俺の力は世界中に響き渡る…!」

意気揚々と頭部に乗り込んだヴィラン

そのモビルスーツは、かつてグリプス戦争で使われたリックディアスの頭部をガンダムっぽくしただけの代物であることは、彼には知る由もない

そしてガンダムっぽいビームライフルや大型シールドを携えたガンマガンダムは、堂々と出陣しようとした

しかし、着地の瞬間、背後のビックトレーが、大きな光の波に飲み込まれた

「なんだぁ?!」

爆風で派手に転ばされ、振り向いてからヴィランは叫んだ

ビッグトレーが、消えている

 

 

 

 

 

 

 

四つん這いのナガレボシを立たせて、ネクスト・ブレイクは指を鳴らした

右手

左手

「いるわいるわ、うじゃうじゃと」

連邦の別働隊だろうか、ネクストの眼前には、無数の陸戦部隊がひたすら突き進んでいた

もっとも、先ほどのビームキャノン攻撃で旗艦であろうビッグトレーを吹っ飛ばしてやったので、すっかり浮き足立っている

前に戦ったことのある、装備だけはいっちょまえの下手くそ部隊だろう

今のネクストと、ナガレボシの敵ではなかった

「さあて、こっから先に通してやるわけにゃあいかねえ」

息を吸い、吐く

今の彼には迷いはない

罪もない人間を脅かす全ての脅威と戦うために、そのために立っているのだから

ナガレボシは両手の拳を突き合わせた

天が轟き、地が割れ、空間が振動する

旗艦の消滅で狼狽えた敵部隊を、唐突な天変地異が襲う

荒野に、炎の華が咲き乱れる

それらは、ナガレボシを中心として始まった

「俺がお前らをぶっ倒す」

全てが終わったあと、姿を変えたナガレボシは、敵へと突撃した

 





あ、そうだ(唐突)
当作品も登場する、ハーメルンの合同企画、「スーパーロボット大戦H/ハーメルン」が「一条 秋」氏の執筆で好評連載中ですってよ(ダイマ)
第二次も企画しているから皆も読んで見てくれよな〜頼むよ〜
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