今回若干長いので注意。(っていっても面白いわけじゃないしちょっと長い程度です)
「銀ちゃん、新八、私ちょっと考えたことがあるアル」
ここは万事屋。三人はいつものよ(省略)と、神楽が二人に話しかけた。
「なんだ?そろそろ自分がヒロインにむいてないことに気づきはじめたか」
「んなわけないだろ。違うアル、万事屋の経営にかかわる話アル」
「け、経営!?」
まさか神楽からそんな言葉が出てくるとは思ってもおらず、銀時はおもわず手にもっていたイチゴ牛乳をこぼしてしまった。
「…驚きすぎアル銀ちゃん」
「す、すまん。ついな」
「で、神楽ちゃん、経営にかかわる話して何?」
「お客にかかわる話アル。前回お前が空想でやってたやつと被るアルが、客が来る様ないい考えを思いついたアル」
自信満々にそういう神楽。ホントに大丈夫だろうか。
「で、その方法とやらはなんなんだ?」
「それは『DIY』アル!」
DIY・・・Do it yourself の略で元は第二次世界大戦で大きな被害を受けたイギリスで生まれた言葉で、今では棚やテーブルなどを自分でアレンジしたりと、何かと流行っているのだが…。
「…えっと、DIYとお客って何か関係ある?」
「当たり前アル!」
さっぱり意味がわからない二人。そこに神楽が説明を加える。
「私考えたアル。この万事屋は客を引き寄せる魅力がないある!部屋は散らかってるし、広いわけでもないし、それに遊び心も何一つ無い、つまんなくてしょうもないところアル」
「つまんなくて悪かったな」
「それになんかイカくさいある」
「コラ、女の子がそんなこと言うんじゃありません」
「それじゃあ栗くさいある」
「本質変わってねーよ」
イカくさいかはさておき、神楽の意見も一理ある。それにDIY,なんだか楽しそうだ。
「まあ銀さん、一応筋は通ってますし、検討してみませんか?」
「ふんっ、DIYだかYDKだかしらねーがな、おれはそういう流行に乗っかってやってみました…っていうのが一番嫌なんだよ」
「その発想が古いある、昭和くさいある」
「誰の発想が高橋
「どこが高橋
「んだとからあ!?なめってとお前アレだぞ、俺が本気出したらマジでもう酢昆布食えなくなるよ、酢昆布恐怖症になっちゃうよ!あと健一はピー音つけろマジ洒落になんねえから!」
酢昆布で何するつもりだ!と心の中でつっこみつつ、新八は二人の戦況を眺めていた。こういうときは新八は静かに戦況を見守りつツッコミする場所を探しているのだ。新八はこういう何気ない所でも己を高め、より上の次元のツッコミを目指しているのだ。さすがベストツッコミスト、他のキャラを寄せ付けないツッコミへのこだわりである。
閑話休題
「そこまで言うんだったらやってやるよコノヤロォ!」
「望むとこアル、ま、どうせ銀ちゃんがやったところでむさくなるのは間違いないけどナ」
「んだとこらあ!」
「まあまあ二人とも落ち着いてくださいよ」
二人が取っ組み合いになりそうだったのでとめに入る新八。
「まずは神楽ちゃんの意見を聞きましょうよ」
「ちっ、仕方ねーな言ってみろ神楽」
「わかったアル」
そう言って神楽は説明を始めた。
「まずこの部屋アル。この部屋は意外と広くて、ものはあんまり置いてないアル」
「そりゃそうだろ、客がここに来るしな」
「わかってるアル。でもここの雰囲気が変わったら客もまた来たくなると思うアル」
確かにDIYにはモダン調やロココ調など、全体の雰囲気を統一して改装するのもある。そうなれば客も来やすいだろう。神楽にしてはわりといいことを言っている。いつものゲロイン、神楽とは大違いだ。
「そこで私は思いついたアル」
「なんだ?」
一息置いて神楽は自信満々にこう言った。
「シャンデリアアル」
「いやなんでそうなったあ!」
神楽がいった瞬間銀時が盛大につっこんだ。
「いやなんで急にシャンデリア?おかしいだろ!」
「あ、間違えた。シャンデリアじゃなくてchandelierだったアル」
「んなボケいらねえよ!さっきまでの話の流れはどこいったんだよ!」
やっぱりダメだった。さすがに今回はボケないと思っていたがやっぱり、神楽はボケてしまった。
「じゃあ部屋の隅に滝を付けるとかどうアルか」
「どこのGa
「そんなシ
「仕方ね、俺が大人のHSTってもんを見せてやるよ」
「DIYでしょ…。ていうかなんすかHSTって…」
「何って極超音速輸送機の略だろーが」
「何だよそれ!ていうか意味わかってんなら使うな!」
…と、ここまでこの小説を読んでるそこの君、君はこの流れをどっかで見たことはないだろうか。そう、この最初に神楽がボケて銀時がさらにボケて、新八がつっこむというこの流れである。最近この小説書く時間なくてその流れで切り抜けていたが、さすがに使いすぎてしまって、最近飽きられ気味なのだ(多分)。
ってなわけで新八は銀時に釘をさすことにしたのだった。
「はあ、ちょっと銀さん。またいつものようにすぐボケるのだけはやめてくださいね。さすがにこの流れだと見てる人飽きちゃいますよ」
新八がそういうと、銀時はちっちっちと指を振った。
「甘いな新八。あれだ、あの、餅ぐらいあめーぜ」
「なんだ餅って!アレ味ねえだろ!」
「まあ、とりあえず聞いとけ、ぱっつぁん」
そういって銀時が話し始めた。
「いいか、この部屋にはほっこりとした空気がない」
「ほっこり…?」
「そうだ。ほっこりってのはつまり、いると落ち着くとか、また来たいとかそういうことだ。そこで俺が考えたのは日常的な部屋だ。つまり、どっかで見たことがあって、少し汚くても整頓がされている部屋ってことだ。それにそういうところのほうが来やすいしな」
なるほど、と新八は思った。確かに来やすいと言うのは効果があるような気がする。それにまた万事屋にきてくれるのは嬉しい所だ。
「おお、なかなかいいじゃないですか」
「だろ?どうだ神楽。コレがお前と俺の差ってやつだ」
勝ち誇ったように神楽を見る銀時。そりゃもうその目線は丸の書いた紙をカ○ジに見せ付けるどっかの灰色の爺さんのようだった。
神楽はそれに対して強気に出る。
「ふ、ふん。どうせそんなこといってもたいしたことはないアル」
「だったら耳のアナかっぽじって聞いとけ。俺の天才的な案をな…!」
そう言って銀時は悠々と語り始めた。
「まずはテーブルだ。大きすぎず小さすぎずのものをチョイスするんだ。それだけで庶民間があるからな。そして何となく万事屋は仕事をいっぱいしてるのね、と思わせるように机を二つ用意してそれを向かい合わせにして置いとくんだ」
お、そこそこいいんじゃないか?意外とまじめに考えてくれてるみたいだ。
「そして棚とかは部屋の壁側に。これは今もそうだな。それに加えて本棚とかも用意したほうがいいな。そこに専門書とかが入ってたら客は俺らを信用するしな」
なるほど、確かにうなずける。この調子ならいけるかもしれない。
「それとベンチが必要だな。色は青色で、ぼろいほうがいい。ワンポイントでそういうのを入れとくのもいいしな。それと高めの畳があったらよりいいな」
あれ…なんかそれ、見たことあるような…。気のせいかな?
「んで仕上げは旗だ。壁にはってあったら目立つしシンボルにもなるしな。内容は…そうだな…黒い、眼鏡をかけた猫みたいなキャラのヨコにSKE…」
「気のせいじゃなかったぁぁあ!」
新八がすかさずシャウト。
「おいどうしたメガネ?
「誰がパーツだ!そうじゃなくて!今のこれ完全にスケット
「えー僕、そんなの知らないよー」
「変な声だすな!気持ち悪いわ!」
そんな言い合いをしていると神楽が口を挟んだ。
「やっぱり銀ちゃんはダメアルな。さすがマダオアル」
「だれがマジみんなが大好きお兄さんだこのやろお」
「マジダサすぎて気持ち悪いクソ男アル」
「んだとコラあ!?じゃあお前他になんか言ってみろこのやろー!」
「それじゃあうちの棚を四次元収納棚に改造アル」
「無理に決まってんだろ!ドラ
「それじゃあ家に露天風呂をつけるアル」
「それ
銀時と神楽が熾烈なバトルを繰り広げている中、新八はあることに気がついた。根底からすべてを覆すような事実に…。
「…ちょっと二人とも、聞きたいことがあるんですけど…」
「なんだ新八、なんで今日の銀さんの髪がさらさらストレートパーマかってか?」
「それもう使うの三回目でしょ…そうじゃなくてですね」
少しためらう新八。それを見つめる二人。そして新八はあの滅びの呪文を口にした。
バルス?違う。アバタケタブラ?違う。タニタ?もっと違う。新八が口に出したのはそんな事はない、素朴な疑問だった。
「今のうちにDIYする費用ってあるんですか?」
「「………」」
数秒の沈黙。
二人は議論をやめ、さっきまで自分のいた場所に戻っていった。そして…
「銀ちゃん、私お腹すいたアル。今日のご飯なにアルか?」
「んん?今日のご飯は塩と米だ」
「ふ~ん」
そんな二人を見て新八が心の中で一言。
(まったくないんかいっ)
ちょっと長くなってしまったが普通はコレぐらいなのだろうか?
でもこれ結構時間かかったから一週間でやるのはきついな。どうしよう…。
っていうかなんだかんだいってこれで十話目だ!今まで見てくれた人、ありがとう!そしてこれからもよろしく!そしてお気に入り登録マジでお願い。してくれたらアレだ、毎日寝る前にありがとうって十回くらい叫んでもいいね。
*このビチグソ小説は所詮原作の二番煎じでしかありません。この小説を見て銀魂に興味をもった方、もしくはナンダコレ?つまらんと思った方はぜひ原作を。おそらくこの小説の八倍は面白い。