ぱっつぁん奮闘記   作:れっどhope

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前回のつずき(←なぜか変換できない)です。
まだ見てない人はこの話から前回の話を想像してみよう。



誕生日の次の日の朝食べるケーキの味は格別 2

まず動いたのは新八だった。

 

「銀さんって甘いもの好きですよね」

「ああ」 

「じゃあこの砂糖菓子あげますよ。いいよね、神楽ちゃん」

「べ、別にいいアルよ」

(な、何!?)

 

神楽は驚きを隠せなかった。無理もない、新八がそんな聖母のようななことを言っているからだ。

 

「じゃあ神楽ちゃんにはチョコレートかな?」

 

新八の様子がおかしい。きっとこれは何かの布石だ…。そうたやすく新八の策略にはまるわけにはいかない。

 

「私はもう大人アル。甘い物はいらないネ」

「そうか…。神楽ちゃん酢昆布好きだしね」

 

新八は残念そうな表情をしていた。しめしめ、してやったり。

 

「じゃあ仕方ない」

 

新八は一拍おいておいて悪魔のような笑い顔でこういった。

 

「これは僕がもらうよ」

(し、しまったー!)

 

まんまとやられた。羽振りがよさそうに見せかけてチョコを自分にもっていった。布石ではなく今すぐチョコを取るための策だった

 

そもそも砂糖菓子は甘すぎてみんな遠慮しがちだ。そのあまり食べたくないものを巧みに甘党の銀時に回した。まさに一石二鳥である。しかもついつい大人ぶり甘いものはを否定してしまった。もしケーキを切り、サイズが違った時、前回(かに)に私が使った言葉の揚げ足を取られてしまう。やつは私がむきになりこの言葉を使うことも想定していた。自分が油断しているばっかりに招いたミス。

 

「や~、神楽ちゃんももう大人なんだね~」

「まあ、ガキの成長は8.〇秒バズーカーのブームが終わるよりはやいからな」

「失礼ですよ銀さん」

「まあ、神楽もああいってるし、ありがたくいただくとするか(・・・・・・・・・・・・・)

 

銀時がニヤニヤしながら言った。

 

(あ、あの天パ、気づいてやがったー!)

 

あの天パは気づいていた。そして新八の策にのり私を陥れた。やられた。このままではやつらのペース。なんとかしなければ…なにか、何か策はないのか!?

 

(はっ…!)

 

その瞬間、神楽はひらめく。圧倒的ひらめき。二人の談笑も届かない。それほどの閃光が神楽の脳をさす。ひらめく。悪魔を殺す悪魔的奇手。新八・銀時殺し。

 

「おい、なにしてんだ神楽、そんなには鼻高くして」

「いや別に高くなってねーよ」

「い、いや、なんでもないアル。それよりはやくケーキ食べるアル」

「よし、じゃあこのキリトのような包丁使いできってやるぜ」

「顔と髪は別人ですけどね」

「んだとこら。眼鏡使いは黙ってろ」

「誰が眼鏡使いだ」

 

三等分に切ったケーキは予想どうり1つだけ小さかった。

 

「さあ、どう分ける?いやーきっと甘くて美味しいだろーなー」

 

さっそく銀時が仕掛けてくる。神楽の揚げ足を取るつもりだ。だが神楽は動じなかった。そして大勝負に出た。突如なき始めたのである。

 

「お、おい、どうしたんだ神楽」

「ぐすん…。こんなふうにみんなでケーキ食べるのいつぶりかなって。マミーが死んでパピーも忙しくなって…。ちょっと嬉しくなってしまったアル」

((そ、そうきたカー))

 

神楽は同情を誘う手に出た。もちろんこれは嘘泣きである。それは2人にも分かっていたが、ここで不用意に「いやうそ泣きしても無駄だコノヤロー」なんていってしまうと二人の評価がガタ落ちである。三回連続人気投票8位を脱したい新八にとってはいたい。いたすぎる。神楽はそれをも見越してこの手を使ったのである。

 

(くくく…さあ、私に一番でかいのをよこすアル)

「お、落ち着いて神楽ちゃん。はいティッシュ。」

「あ、ありがとうアル」

「ま、まあ辛いこともあるだろうけどがんばれよ」

「わ、わかったある」

「えーと。ケーキは神楽ちゃんが一番大きいのでいいよね」

(きたー!)

 

神楽の勝ち。そう見えた。だが勝利の女神は神楽には微笑まなかった。

なぜなら

 

(さあ、いただくと…ってなんじゃこりゃー!)

 

神楽がもらったケーキは一番大きかった。だが何か寂しさを感じた。そう、上にイチゴがのっていないのである。

 

(ば、ばかなー!)

「あぁ、お前なんか考え事してて気づいてなかったけど、一つだけ大きかったからそれのいちご全部回収したんだよ。あ、イチゴはこれね」

(う、嘘ダー!!!!!)

 

またしても神楽の完敗である。神楽の足元が以前(すき焼き)のように崩れようとした。しかしそこに新八が助け舟を出した。

 

「でもやっぱりイチゴがないのはかわいそうですね。少しあげましょうよ、銀さん」

「え゛~嫌に決まってんだろ。これは俺のイチゴミルクの原料になるんだよ」

「何いってんすか。あんた原作でそんなの1度も作ってないでしょ」

「ちぇ~」

「し、しんぱち~」

 

まさかここにきて新八が優しくなるとは。新八に対する神楽の高感度が0から1上がった。

 

「これぐらいでいいよね」

 

のっけられたイチゴはくきのあたりが白いいわいる“はずれ”である

 

「じゃああまったのは2人で食べましょう銀さん」

「そうだな。これで心置きなく食えるぜ」

「……」

「どうした神楽」

「…こせ」

「な、何いってんのの神楽ちゃん」

「お前らの…」

 

神楽の戦闘力がどんどん上がっていく。そして銀時のスパウザーが壊れた瞬間(新八が「なんでんなもんもってんだよ」とつっこみたかったのは言うまでもない)

 

「てめーらのけーきをよこせー!!!!!!!!」

 

ついに神楽が爆発した。もう〇ハゲのべ〇ータ様も涙目である。

 

「ちょ、ちょっと待って神楽ちゃん」

「お、落ち着け神楽、ちょ、きこえてる?」

 

神楽が2人に近づいた。

 

「うおらぁー!」

「ぎゃー!」

「ぎ、銀さん!」

「つぎはお前の番アル」

「ちょ、ちょっとまってって。は、話せばわかるからさ、ね?」

「問答無用!」

「ぎゃー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ってことがあったんですよ姉上」

「あらあら、神楽ちゃんもまだまだ子どもね~」

 

包帯だらけ新八とその姉、志村妙はお茶を飲みながら談笑していた。

 

「でもさすがに銀さんも新ちゃんもやりすぎたんじゃない?神楽ちゃんまだまだ子どもなのに」

「はは、おもわず…」

「今度酢昆布でも買ってあげなさい」

「そうですね、姉上」

「あっ、そういえば」

 

お妙が何かを思い出した。

 

「なんですか?」

「いや、なんでもないわ」

「え~、気になるじゃないですか」

 

しぶるお妙。心なしか気まずそうな顔をしている。

 

「じゃあ、言うけど」

「はい」

「新ちゃんの誕生日って…いつだっけ」

「…」

 

 

 

 

今日も江戸は平和である…。

 

 





どうでした?やっぱ頭脳戦(?)を書くのは苦手です。

感想、誤字脱字の指摘、批判、要望、お褒めの言葉、私への質問、あなたの夢、にきびの治し方、ヤ〇チャは何故ああなってしまったのかなどその他もろもろまってます!



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