≪~IS・男達のリベリオン~≫=world rebellion!=   作:かたつむり

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第2話

≪~IS・男達のリベリオン~≫

      =world rebellion!=

 

 

 

 

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物語の始まりは、此処アメリカ、マサチューセッツ州に在るジュニアハイスクール。

 

そこに一台のリムジンが止まる。

運転手らしき年配の執事がドアを開けると、中から綺麗に切り揃えられた金髪の子供が顔を出した。

 

 

「ありがとう。じゃあ爺、行ってくるよ。」

 

「道中お気をつけて。」

 

「うん。ありがとう」

 

 

年の頃は未だ10~11歳頃だろうか。

 

未だあどけなさが残る幼い顔立ちだが、何処か貴賓を感じるものがある。

 

少年はハイスクールまで送ってもらった年配の執事にお礼を言い、ハイスクールの門を潜る。

 

そのまま自分のクラスへ向かうのと思いきや、少年は門は潜ったが校舎には入らずそのまま中庭も越えサークルの部室等も越えていた。

 

暫くそのまま歩くと少し開けた場所が見えてきた

 

そこには何処からか拾ってきたと思われる廃棄物の山と何かが爆発した様な跡が大量に在り、その奥に申し訳にい程度に建っているウッド・ハウスが見える。

 

いかにもお坊ちゃんという感じのする少年が来るには場違いにも見える場所だ。

 

だが少年は気にしない。少年にとって此処は秘密基地であり、これからの人生プランのスタートラインに成る大事な場所だ。

 

少年は弾む気持ちを抑えながら足取りも軽やかにウッド・ハウスへ向かう。

 

 

 

 

 

 

ダバアァァァーーーーーー!!

 

 

 

 

 

そのとき、ウッド・ハウスの中から巨大な爆発音が響き渡った。

 

もし、目指していた場所から爆発音がしたら普通は驚くろう。

 

いくら回りに人が居なくても誰か大人が必ず様子を見に来るだろう。

 

此処は軍の演習場所ではなく、子供の命を預かる学びやなのだから。

 

 

「ハァ~またやったのか、あいつ等は・・・」

 

 

だがこの少年は別段気にした様子はない。

 

むしろまたやったのかとばかりに肩を落とし、ため息を吐きながらウッド・ハウスに向け、足を進めて行く。

 

 

「・・・アリー。ジェイ。お前等何時もテストは外でやれよって、言ってってるだろ!」

 

 

ウッド・ハウスの扉を開けた少年は、中に入る人物を見て怒鳴りながら中に入っていく。

 

ハウスの中は作業機械や巨大なコンピュウッター。

 

他にもわけの解らない機械や何処に繋がっているのか解らないコードの束が床や壁に植物の根の様に敷き詰まってる。

 

左の壁には凹んでしまった分厚い実験用合金属防壁が観え、その近くに同い年位の少年が二人居た。

 

合金属防壁の足元でのた撃ちまわってる、アリーと呼ばれた赤毛の少年。

 

その少年は体中に金属のダンボールを身に着けている感じの鎧?を着けている。

 

恐らくさっきの爆発音はアリーがこの合金属防壁に激突した音なのだろう。

 

余談だがこの鎧モドキ、極めてダサい格好をしている。

 

そんな哀れな少年を他所に端末で先ほどの実験?データを眺めては、ニヤニヤと気味の悪い笑み浮かべるジェイと呼ばれたこの少年

 

まだ子供の筈だが気味の悪い笑みと白衣が、ジェイには嫌になるほどよく似合っていた。

 

 

「おはよう。そしてすまないねムウ、如何しても脚部のスラスターだけで、何処までの方向転換と急停止が出来るか気になってしまってね。」

 

「・・・おはようございますジェイ。でもそれなら尚更外でする事でしょ」

 

 

ジェイの話した内容に、少年ムウは頭が痛くなる。

 

お互い朝の挨拶を終えるとムウはジェイに常識を説くのだが、生憎このマッド少年ジェイに常識は通用しない。

 

それもそうだね、ごめんよ。ジェイはニヤニヤと笑いながら謝り、手だけは中断した作業をつづけている。

 

この話しはお仕舞いとばかりに既に気にした様子はない。それよりもさっきの実験のデータが気になると、すぐに視線もムウから端末へうす。

 

 

「それよりもこの反射速度だ」

 

「聴けよ、人の話を!」

 

「既にアリーの動体視力は成人男性のアスリートを超えているよ・・・」

 

「おい・・・」

 

「ククッまったく、化け物だねアリー・・・」

 

「・・・」

 

 

既にジェイはムウの話しなど聴いていなかった。

 

自分の世界へ入り、モニターと睨めっこしながらキーボードを凄い速さでタイプしていく。

 

このまま話しは平行線へ行くと思われたが・・・

 

 

「お前等、すこしは人の心配シロヤ、ゴラ!!」

 

 

 

 

ガッン、ゴッン

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

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【少年:ムウ】

 

 

 

「イッテェ~な、タンコブが出来ちまうぜ」

 

「いゃ、タンコブが出来たのは私だよ。」

 

「・・・なんで僕まで」

 

 

理不尽すぎる、だいたいなんで僕が殴られるんだよ。

 

ママにも殴られた事はないのに・・・

 

アリーは怒るとすぐに手が出る。コイツは絶対、社会に出たら潰される間違いないよ。

 

 

「ウルセーな!怪我したダチを無視しといて、常識語ってんじゃねーよ」

 

「クククッ」

 

「それは謝るけどさ・・・何故だろう、アリーには常識を問われたくないな」

 

 

アリーは常識塊でしょ。何で彼方は壁を凹ましてタンコブも出来ないんですか。

 

運動神経だけじゃない、彼方は体も人外の領域だよ

 

・・・そういえば

 

 

「ガウは今何処です、今日は未だ見ていませんけど。」

 

 

アリーと互角の戦いをする、もう一人の人外未だ見ていません。

 

 

「ガウならさっき(昼食忘れたから、狩りに行ってくる)と言って出ていつたよ。」

 

 

・・・あの野生児が

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

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今の彼等の関係は一年前、ハイスクールの三年生から始まった。

 

それまで彼等に接点は無かった。いや、それ以前に彼等はハイスクールの教員以外、誰とも接点を持っていなかったのだ。

 

善く言えば孤高、悪く言えば友達がいない。

 

アリ-は普段の言動と、喧嘩っ早さで不良のレッテルを貼られ。

 

ジェイは逆に天才過ぎた、一を聞いて千を知る頭脳は生徒からひがみの対象だった。

 

ガウは二年のころ、野良犬に襲われているクラスメートを助けたのだが、襲った野良犬をナイフで刺し殺していたために警察沙汰になった事があり。

 

以来ガウは怖がられてしまった。

 

ムウは、人と関わるのを避けていた。大手の軍需産業の御曹司、これだけで中々に話しかけづらい。

 

それに近づいて来る者はお坊ちゃんのお零れ貰おうと、ゴマをする者が大半だったからだ。

 

この関係が崩れたのは、一人の天才の野望に縁るものだった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

【一年前】

 

 

放課後。

 

天才は誰も居ない教室で一人静かに待っていた。

 

やがてそのドアが開き、入ってきた人物達が自分の待つ相手だと分かると、天才は嬉しそうに喋り始めた。

 

 

「やあ、皆来てくれてありがとう。お互い、こうして直に話すのは始めてかな。始めましての前にお互い自己紹介をしよう。」

 

 

天才は、彼以外誰も居なかった放課後の教室に新たに入った三人の少年達へ向けて、観るからにオーバーリアクションで話す。

 

この時、彼等の中でジェイの評価は天才から、可笑しな奴に成った。

 

 

 

「始めまして、ムルタ・アズラエルです。彼方の手紙と企画書、読ませていただきました。」

 

 

「・・・アリー・アル・サーシェス。アリーで良い・・・なあ、お前こんな物ほんとに創れんのかよ」

 

 

「ガウルンだ、すきに呼んでくれて構わない。だがこんな馬鹿げた物を信じて集まった奴もバカだが、創ろうとするお前は大バカだな」

 

 

「ありがとう、ほめ言葉として受け取ろう。手紙にも書いたと思うが。私の名前は、ジェイル・スカリエッティだ。」

 

 

 

 

 

これが魂を真っ白に洗い流せれた、嘗ての大悪党達の運命の出会いでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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つづく。

 

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