≪~IS・男達のリベリオン~≫=world rebellion!=   作:かたつむり

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ヤベー、遅れちゃったよ。待っていた人居るか判らないけどね。
【居てくれたらいいな】※心の声です。
・・・すいません、調子に乗りました。

では、久しぶりの投稿です。


第7話

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≪~IS・男達のリベリオン~≫

      =world rebellion!=

 

 

七話:僕のおもちゃ箱

 

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【執事:S】

 

 

 

 

私の朝は早い。と言っても、今では六時起床なのですが・・・やれやれ、年はとりたくない者だな。

 

昔は六時間睡眠など出来て当たり前だったと言うのに、今では私の体が持たない。

 

まったく情けない。執事たる者、仕える主人よりも先に寝るなど遭っては成らないと、私が常日頃から思っている事が出来ないのだから。

 

困ったものだ。

 

 

ああ、困ったと言えば、坊ちゃまにも困ったものだ。

 

また旦那様からファクトリーの使用許可を頂いたらしい。既にEプラントは坊ちゃまの私物と化していると言っても良いだろう。

 

とは言っても、数あるプラントのほんの一つに過ぎないが

 

それでも子供には過ぎた玩具だと言うのに、いったい何をしてるのか。

 

旦那様や奥様も、優秀なご子息である坊ちゃまには甘いのだから頭が痛い。

 

≪チィン≫

 

オット、もうスコーンが焼けたか。どうやら私はかなり呆けていた様だ。

 

昔なら銀食器をナプキンで磨きながら考え事ごとをしたとしても、時計の確認などは必ず怠らなかったのだが。

 

元とは言え、空軍のエリート仕官も年には勝てなかったっと言う事か。

 

そろそろ坊ちゃまを起こして差し上げなければ・・・

 

 

「ウィリアムさん、母屋の掃除が終わりました」

 

「おお、そうかご苦労様。丁度良い所へ来た、そろそろ私は坊ちゃまを起こしに行く。すまないが此処の跡片付け頼めるかい」

 

「畏まりました」

 

 

苦笑を浮けべながら承諾してくれたメイドに私はありがとうと、感謝の言葉をかけて。

 

何時ものようにお坊ちゃまを起こすため。焼きあがったスコーンの香ばしい香りが漂うキッチンを出る。

 

その途中で私が何時も足を止める場所が在る。廊下の窓から見える、朝焼けに照らされたまだまだ小さな木。

 

坊ちゃまが生まれたその日に植えられた木に向けて、私は祈るように瞳を閉じる。

 

 

《今日もせめて、坊ちゃまの前だけでは威厳在る執事長でいよう。》

 

 

この場所で一日の目標を決めるのが、私の朝の日課です。

 

 

 

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【ムウ】

 

 

 

「・・・ツマラナイ」

 

 

スクールの昼休み。人の少ない木陰のベンチに座る僕は、少し苛立った声色で眼前のグラウンドを睨む。

 

そこにはゴムボールを使ってベースボールをしている同級生が。

 

その奥では陸上科目の特訓だろうか。上級生が同じ距離を行ったり来たりを繰り返し、その周りでは華麗に一輪車を乗りこなす女子生徒。

 

他にもバトミントンやバスケット、挙げれば切りが無い。

 

この広いグラウンドで楽しそうに遊ぶ子供達を見る度に、僕はイライラする。

 

 

僕には友達がいません。

 

 

僕の家はお金持ちだ。ゲームだろうとカートマシンだろうと、欲しいものは何だって手に入れてきた。

 

でもだからお金では手に入れられないものが在ることに、イライラするんですよ。

 

・・・あぁ、そうでした。そもそもこう言う考えはダメでしたね。

 

やれやれ、いけませんねぇ~、失敗から何も学んでいないとは愚の極みです。

 

 

いや、入学当初は居たんですよ。まァ、それが友達と呼べる関係かは微妙ですけど・・・一様はねぇ

 

まァそんな表面上だけのお友達だった奴らとの関係も、一ヶ月も経たない内に壊しちゃったけどね。

 

正直、つまらなかったんだよね。彼等の態度はパパに媚を売る子会社の社長と同じなんですよ。

 

つまらな過ぎです。ファクトリーで働く上司と部下でも、もっとましな人間関係を築けていています。

 

スクールで僕の周りに居るのは、アズラエル財団の御曹司。軍事産業のお坊ちゃま。そんな実家の看板のお零れを与かろうとするハイエナ達だけ。

 

結局は親の権力に釣られただけで、今まで買い与えられた玩具と同じでしかなかったと言う事を、僕は思い知った。

 

玩具は飽きれば捨てる。物でに釣られて出来た友達は、ご褒美と言う糸で踊る人形に過ぎない。

 

友達は物で動くYESマン何かじゃない。そんな友達は要らない。

 

そんなものは本当の友達とは言えないと、僕はスクールに来るまで知りませんでした。

 

 

 

≪WeeeeeeWeeeeeWeeee・・・――≫

 

 

 

おや、こんな事を考えていたらチャイムが。

 

どうやら僕の昼休は、何もせずに終了のようです。

 

 

「ハぁ、儘成りませんねぇ~どうも」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「ウゥゥゥン!!アァ~―――、疲れた」

 

 

主に気持ちが。

 

スクールの授業も終わり、気を張っていた僕は疲れたのか、大きなあくびをしながら体を伸ばす。

 

やはり適度に休むは取らないとダメですね、気持ちが滅入っていけません。

 

 

「こんな日はやはり・・・おや?」

 

「お疲れ様です坊ちゃま。お迎えに上がりました」

 

「何時もありがとう、爺や。今日はナイスなタイミングです」

 

 

何時もは遅いか、遅すぎるかですからね。

 

早すぎるとかなら別に良いんですけど

 

 

「お言葉ですが坊ちゃま、『今日は』ではなく。『今日も』でございます」

 

「・・・まァ、そう言う事にしときもしょうか」

 

 

まったく、爺も意地っ張りだな。

 

 

「それでは坊ちゃま、このままお邸に向かいますか。それともb・・・」

 

「決まっています!・・・―――。何時ものようにファクトリーへ向かってください」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・失敗したな。

 

少しイリイラしていた僕は、言わなくても解るでしょと、言うように。

 

声を上げて爺を睨みつけてしまった。

 

 

アァ、まったく。ヤメヤメ、辛気臭い。もっと楽しい事を考えましょう。

 

そう言えば。確かもう直ぐ僕のファクトリーで創っていた。

 

宇宙戦闘機メビウスの試作機が、完成するんですよね。

 

まぁ尤もメビウスは、家の企業が宇宙作業用ポットとしてに創られた物に梃入れしただけの、

なんちゃって戦闘機ですけどね。

 

今はコレが限界。

 

 

「・・・そう、あくまでイ・マ・ハ♪」

 

 

好きなんですよ。自分の思い描いた城を、作らせ出来上がるのを見るのが。

 

僕の敷いたレールの上に誰かを乗せて、想い通りに動かすのが。

 

 

僕は嫌いなんですよ。命令されて知りもしない誰かの為に、僕の玩具を創れないのが。

 

命令され、誰かの敷いたレールを歩かされるのが。

 

 

今は未来の下準備。その為にママから帝王学や商業学に経済学。

 

そして今から行くファクトリーで、人の動かし方や兵器製作工程を学んでいるんだからさ。

 

 

・・・だからママには悪いけど、僕はパパの会社は継がないよ。

 

 

いつか近い将来、僕は自分の会社を作る。

 

アズラエル財団の息子としてじゃなく。一人の人間、ムルタ・アズラエルとして。

 

 

 

 

僕は止まらないよ。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「あぁ、そうでした。坊ちゃま、坊ちゃま宛てにが郵便が届きました」

 

「郵便?ネットオークションは最近していませんけど。危険物とかじゃないでしょうねぇ?」

 

 

そもそも僕に友達も、今時郵便何かで連絡を取る知り合いはいませんよ。

 

 

「勿論調べました。その結果、爆破物や薬物などの危険物の反応は見られませんでした。

送られてきたものはB4サイズ、厚さ2センチの薄手の封筒です」

 

「ふ~ん。それで、その封筒の差出人は」

 

「えぇそれが、お邸のポストに直接入れられたようでして、送り主の名前や住所が書かれていません。監視カメラにも映っていないようでして・・・・気味が悪いようなら処分いたしますが」

 

「・・・いや、結構です。その封筒を見せてください」

 

 

監視カメラにも映っていない。この事が気になった僕はこの後、いまだに出し渋る爺から無理やり封筒を奪ったんだ。

 

 

今思うと、この封筒に入っていた手紙が僕の・・・いや、僕達の始まりだったんだ。

 

 

 

 

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【放課後の教室】

 

 

 

「やあ、皆来てくれてありがとう」

 

 

 

ジュニアスクール三年の春。ついに四人の異端児が集う。

 

 

 

「お互い、こうして直に話すのは始めてかな。始めましての前にお互い自己紹介をしよう。」

 

 

 

今ここから―――

 

 

 

「私の名前は・・・―――」

 

 

 

―――物語は始まる。

 

 

 

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つづく

 

 

 

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【今回のボツネタ】

 

 

「ウィリアムさん、母屋の掃除が終わりました」

 

「おお、そうかご苦労様。丁度良い所へ来た、そろそろ私は坊ちゃまを起こしに行く。

すまないが此処の跡片付け頼めるかい」

 

「畏まりました」

 

 

!!そう言えば自己紹介が未だでしたな。

 

 

「初めまして。私はアズラエル家に仕えております、ウィリアム・サザーランドで御座います。

 

これからもムルタ坊ちゃまとアズラエル家をどうか、よろしくお願いします。」

 

「・・・あの、何言ってるんです。執事長?」

 

「いや、世界の意思が私に自己紹介をするようにと告げたのだ。

諸君、第一章での私の活躍を楽しみにしていると良い」

 

「・・・(この爺ついにボケたか)」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

つづかない。

 

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