次の日…
「やばいっ! 寝坊した!」
俺は大慌てで支度をして学校へ向かう
教室を開けるとHRの真っ最中だった
「折出君遅刻ですよ。今回は転校生ということで見逃してあげますけど次はありませんからね。」
「すいません。以後気をつけます」
次はないって今度遅刻したら殺されるってことか…
俺はまたしても遅刻した時のことを考えゾクッとする
「転校生。あなた遅刻するなんていい度胸ね」
高千穂お嬢様に言われてしもうた
「すいません…以後絶対遅刻しません…」
怒らせるとやばそうなので一応謝っておく
「でも、Sランクになったことだけは褒めてあげるわ。でも貴方ムカつくわね」
褒めてくれたのはありがたいんですけど最後がちょっとムカつきますね。お嬢様ー
「ありがとうございます‥・でもギリギリでなれた感じです」
「ギリギリとはね。貴方やっぱり不正したんじゃないの?」
「してない…と思いますよ。俺はあなたと違って良い子なので」
ムカついたのでちょっと反発する
「貴方…Sランクだからといって調子に乗りすぎるのは…」
声が大きくなってきたからか先生が俺たちの言い合いを止める
「やめましょうね。二人共。お仕置きされたいんですか?」
ニコッと笑いながら先生は言う 超怖いんですけど!殺す気まんまんやん!
「すいませんでした…」
「それは失礼しましたわ。ごめんなさい先生」
先生には流石に逆らわないらしいな…でも俺の方睨みながら言うのはやめてもらえますかね!?
「今日のHRは終わりよ。授業の用意してね」
そういうと先生は教室から出て行った
「あなたに対戦も申し込むわ。」
急に高千穂が言う
「武偵同士の戦闘は禁じられてなかったっけ」
「バレなければいいのよ。そんなのも分からないのね。」
「クソ野郎…分かった分かった。でもその前に行きたいところはあるからその後でお願いしまーす」
そう言うと俺は逃げるように走っていった
試験終わったあとに来るように言われてたことすっかり忘れてた…行かないと
俺は装備科に向かう
「すいません!」
そう言うとラッキーな事に齋藤先輩がいた
「君、昨日来なかっただろ」
「すいません。忘れてました」
「まぁいいよ。僕も忘れてたから」
忘れてたんかいっ!思わずツッコミを入れたくなってしまった
「そうなんすか…」
「そういや君Sランクになったんだよね。おめでとう」
「ありがとうございます」
俺は頭を下げて礼を言う
「さてと…」
そう言うと齋藤先輩は武器を取りに行く
「これが銃剣。君専用に違法改造しているから普通の銃より性能が高いよ」
違法…それバレたら俺ヤバくないか…?
「違法改造なんて大丈夫なんですか?」
「大丈夫大丈夫。遠山君だって違法改造してる拳銃持ってるし」
遠山…あいつか。あかりちゃんが言ってたムカつく奴か
「まぁそれより早く使ってみてよ」
俺銃剣を渡される
「これが銃剣…想像以上です」
細長いライフルに装着された刃はとても長く切れ味が良さそうだった。刀と銃を合わせると俺の身長にに届きそうなほどの長さだった
「PSG-1っていうスナイパーライフルに特殊な刃を取り付けてあるから刀としても使えるし、無茶な扱いしても絶対に刃は外れないし、刀同士の斬り合いでも銃は壊れない。一つ問題があるとすれば長いから人に当たっちゃうかもしれないことかな。だから持ち運ぶときは刃を外してな」
「違法改造なめてました…で、俺でも刃を取り外し出来るんですか?」
そこが一つ問題だ。外せても戦闘の時につけられなければただのライフルだ
「安心して。初心者でも取り外し可能なようにしてあるから。」
「そうですか。後で教えて下さい。それと…何だか良く分からないけどこれホントにすごいですね。」
「うん。とにかくすごいよ。だってもう戦時中とかで使ってたものとは大違い。はっきり言ったら日本刀から弾が出るようなものさ…で、後で取り外し方法教えるけどこれ欲しい?」
俺はもうこの時には世界初とも言える異形の銃剣が使いたくてうずうずしてた。まぁ普通の銃や刀よりは扱いづらそうだが
「欲しいです」
「じゃあ結構高いけど…」
そうだ。金払わなかきゃいけないのか
「えっと…それは…」
俺は金をあまり持っていなかった…普通に暮らすぐらいの金しかないし…
「嘘嘘。Aランク止まりだったら金払わせようって友達が言ってたけどSランクになっちゃたからプレゼントするってよ」
Aランクだったらこの違法改造武器無理やり買わされてたかもしれないのか…
「ありがとうございます」
齋藤先輩と作ってくれた先輩にお礼を言う
こうして俺はとても丈夫にできている銃剣(違法改造あはは)を手に入れた
「頑張ってね。不備があったら直してくれるらしいから」
「おう。いつでも治すぜ。まぁそのときは莫大な金貰うけどな」
嘘か本当か分からない笑みを浮かべている先輩は怖かった
「じゃあね」
「はい」
俺は装備科を後にした…
廊下でふと思い出す
「やべっ!取り外しの仕方教えてもらうの忘れてた!」
まぁ今度でもいいかと歩く。この無駄に長い刃を装着しているライフルをすれ違う人がガン見してくる
やべぇ、後で教えてもらわないと
教室に戻ると高千穂がいた
「来たわね。まぁ貴方その変な武器を使うのね。如何にも壊れやすそうな…」
「色々改造されてるからお前じゃどんなことしても壊れないかもな」
「まぁいいわ。私があなたの武器を粉々にしちゃっても悪く思わないでね」
「思わないさ。絶対に壊れないからな」
「ついてきなさい」
俺は高千穂に連れられて近くの廃ビルへと向かう…
中に入ると背中を思いきり蹴られた
「いてー。クズ野郎」
かなり痛かった。その靴どうなってるんだよ
「これぐらの攻撃を避けられないようじゃ武偵失格ね。」
「くっ…」
やっぱりムカつく女だぜ
他人に見られないように四階へと上がる
「じゃあ始めるわよ」
「あぁ」
二人は武器を構える。高千穂の持ってる銃怖いな。銃口長いし…
それでも負けるわけにはいかないんだ
「あなたが負けたらC組にあなたの居場所はなくなるわ。ぼっちで独り寂しくしてなさい」
「なんだと…」
どうやら本当に俺のことが嫌いらしく、こちらが負けたらどうやら精神的に辛い事が起きるらしい
「負けなければいいんだよ。で、お前が負けたらどうするんだよ?お友達痛めつけてもいいか?」
俺は言い返す
「ほぅ…私のお友達はあなたの知ってる人だから出来ないんじゃない?」
「ん?俺知ってる人あまりいないけど‥」
あぁ、あの間宮ーズのメンバーの事かな。確かに出来ないかもな
「c組の人は私の友達じゃなくて手下みたいなものよ」
わー怖い怖い。なのにどうして嫌わないんでしょうかー。ムカツクけど美人なのと金持ちなのが原因か皆バカだから気づかないのか
「まぁそれじゃあなたがかわいそうだから、一億万分の一の確率で私が負けたことを考えて…そうね。私だけの…ごほんっ‥あかりちゃんと仲良くするのを許してあげるわ」
私だけのって言ってなかったかこいつ?きもいわ
「それじゃあお前にデメリットがないじゃないか」
「不満なの?じゃあ私がお友達になってあげてもいいわよ」
なんだよ急にお友達になるってよ
「いいね。それ。お前が嫌いな俺とお友達になってるのをみんなが見たらどう思うのか楽しみだ」
「じゃあ決まりね。あなたが負けたらあなたの居場所がなくなる‥私が負けたらクズと友達にならなきゃいけない‥」
クズってまじムカつくわー
そしてしばらく沈黙が続いたあと
「よしっ…恨みっこなしだ。行くぞ!」
俺は走り出した。目の前の敵を倒すために―――――
~とある住宅街にて~
「きゃぁぁぁ!」
叫び声が聞こえる
「ははは。泣け苦しめ。僕はそれがそれが大好きなんだよ」
殺人鬼はそう言いながら人々を殺していた…
「警察だ!動くな!」
「嫌だね」
駆けつけてきた警察でさえ簡単に蹴散らす
「ぐゎぁぁ!」
「つまらないな…どこかないかな~…そうだ。武偵高っていうのがあったな…そこなら僕も退屈しないですみそうだ」
殺人鬼は笑みを浮かべてそう言う
「僕の顔を見た人は全て殺したから大丈夫だろう。」
殺人鬼は頭を掻きむしりながら言う
「めんどくせー手続きもしなきゃいけないし、良い子のフリしないといけないから大変だが強い奴を殺れるんだ。まぁいい」
そして歩き出す
「じゃあ行くか。待ってろよ武偵共…」
次回は高千穂麗との戦いです。
本編メンバーは次にちょっと出てくると思います
銃剣の説明は今度じっくり書こうと思います
見てくださった方ありがとうございましたわ