なんか思いついた没ネタ達の墓場   作:センチメンタル小室

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また訳のわからんものを思いついてしまった……


信長ウォーズ

 いやー、乱世乱世。時は戦国、1582年。

 日ノ本の三英傑が一人、織田信長は本能寺にいた。

 

「その刀ァ!安いぞ!」

 

 豊臣秀吉によって、下半身と上半身を真っ二つに切られたはずの信長の体はピタリとくっつき、一時的にその生命を保っていた。

 そんな様を魅せつけられ、押し黙る、豊臣秀吉。

 そりゃそうだ。そんなこと起きたら誰でもビビる。

 

「まあ、こうなるとは思っていた。俺は、息子を可愛がりすぎた」

 

 そして真っ二つに切られたはずの信長は歩き出し、そして茶釜の前に座る。

 そのままにやりと笑いながら秀吉に言う。

 

「まあこればっかりはしょうがない」

 

 その言葉を聞く秀吉は何かをこらえるように汗が額から流れ落ちる。

 その様子に満足したのか天目茶碗を手元に持ちながら抹茶の粉末をそれに入れる。

 

「俺はすべてを奪い、そしてそれを望むがままに、為すがままにお前たちに与えてきた……」

 

 茶を立てるために水として……己が、切断された断面より、血を入れる信長。

 

 「俺はその関係を全ての者、果ては南蛮の者達とも結びたかった……」

 

 そして、茶筅を持って、茶を点て始める。

 シャカシャカと静かに、時は流れていった。

 茶を点てる音が止まり、ほんの僅かな、逡巡を経て、その器を秀吉に差し出す。

 

「だが、お前との関係は『ダール・イ・レゼベール』だった……。意味を知っておるか?」

 

 まるで泣き崩れんとする秀吉に対して続けざまに言った。

 

「―――、『愛』……よ……」

 

 そして茶を入れた天目茶碗を秀吉に渡すと、先程まで動いていたのがまるで夢だったように信長は事切れた。

 その『器』は秀吉に継がれ、こうして織田信長の物語は終わったはずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 いやー、乱世乱世。時は戦国、1582年。

 日ノ本の三英傑が一人、織田信長は本能寺にいた。

 え?さっきも聞いた?いやいや、これはまた別の『外史』のはなしでござるよ。

 

 燃え盛る本能寺の中、信長は本能寺に収められた数々の『名物』を持って城を脱出しようと蘭丸とともに城の中を逃げ惑っていた。

 

「くっそーこんなところで死んでたまるか―」

 

 そうぼやきながらもなんとか逃げようと頭のなかで算段を練る。

 

 (誰の仕業だ?息子か?)

 

 犯人が誰か知らぬまま、それでも可能性の高い人物を頭のなかで考えだす。

 そうして頭を回転させながら逃げるため、裏の扉を蹴り開けた瞬間、『景色』が変わった。

 

 そこにあったのは幾つもの南蛮風の扉。

 日ノ本のような引き戸ではなく、ドアノブを捻り、押して開けるような扉だった。

 そしてその中央にはこれまた南蛮風の机があり、それには『昼休み中です、しばらくお待ち下さい』と言う札が掛けられていた。

 その机の後ろには一人の男が座っている。

 メガネをかけた、南蛮の男。

 

「ここはどこぞ……貴様は誰だぎゃー!」

 

 そんな様子を見るなり、まるで狐にでもバカサれたような表情をしつつも、信長は男に問いただす。

 しかし、そんな信長を意に介すこと無く男は言った。

 

 「次」

 

 そうして何やら手元の紙に書き入れると妖術が如く信長の隣にあった扉が開き、そこに信長は引きずり込まれる。

 

「な、何をする!貴様!妖術使いか!」

 

 やかましく喚く信長。

 だが、抵抗むなしくその扉に信長は飲まれ、また辺りは静かになった。

 そしてその男は次の紙をめくろうとした時、何かに気がついたらしく、ポツリと言った。

 

 「あ……間違えた」

 

 こうして信長はその男が望む世界に送られること無くまた別の世界に送られた。

 

 

 

 

 

 いやー、乱世乱世。時は戦国、1582年。

 日ノ本の三英傑が一人、織田信長は本能寺にいた。

 

 ―――え?しつこいって?いやー、まだまだ序の口でござるよ。

 実際、これが後、十数人以上分続くんでござる。

 いや『世界』の数だけ続くというべきでござるか。

 これは信長たちの戦いでござるからな。

 ん?話が見えないって?

 ではハリウッドみたいに予告編行くでござる。

 それを見てもらえれば『で、アルか」と理解してもらえるでござるからな。

 ではどうぞ。

 

 

 次回予告

 

 数多の世界、無数の並行世界に存在する信長たちの人生はそこで終わったはずだった。

 だが彼らは―――異世界に送られていたのだった。

 人間、エルフ、ドワーフ、魔族、ゴブリン、オーク、獣人、etc.etc.

 数多の種族たちの元に送られる『信長』達!

 そして異世界に送られた『信長』達はその送られた元にいた種族たちを救うためそれぞれが天下布武を目指しだした。

 

 「その木瓜紋、どうやらワシの家臣もこちらに来ておるようじゃな」

 

 「誰がお前の家臣だぎゃ。俺が織田で、織田とは俺よ」

 

 その過程でぶつかり合う『信長』達。

 

「俺が信長だっつってんだろ!」

 

「いーや、私こそが第六天魔王よ!」

 

「ワシこそが魔王じゃ!」

 

 ぶつかり合いながらも、時に共闘し、時に仲違いし、時に虐殺しあう、『信長』達。

 

「して、貴様は誰に討たれたのだ?」

 

「光秀じゃな……そういうお前は?」

 

「俺は秀吉だ。あの猿めが……最後にやりよって……」

 

「で、あるか。して、同盟の件はどうじゃ?『貴様』と『ワシ』が組めば最強じゃぞ?」

 

「で、あるか。良かろう組んでやる。せいぜい寝首を掻かれんようにするんだな」

 

「ソレはこちらのセリフじゃ!お主こそせいぜいワシの役に立つんじゃな。では……さらばじゃ」

 

 そして『信長』は戦場で出会う。

 

「なあ……」

 

「ああ……」

 

「「なんであの『ワシ(俺)』、ビーム打ってるんじゃ(だ)?」」

 

 果たして、どの『信長』が勝つのか!真の『信長』を高らかに語るもよし、『信長』と友好を重ねるもよし。

 これは、『信長』の『信長』による『信長』のための物語―――。




元々はTRPG作ろうかなと思って練ってたやつ
色んな織田信長になって天下布武するゲームにしようと思ってた
ただシナリオが長くなりすぎて多分ダレるなって思ったのでこうして設定だけ……
しかし信長いすぎ……
普通の信長だったり、シェフ雇ってたり、未来人だったり、女だったり、ビーム打ったり……
いい加減にしろ!
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