緋弾のアリア -その紳士、変態につき-   作:ローアングラー探偵団

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第3弾

(ふう…………新学期初日から授業があるのか…………)

 

(3限目は…………HRか)

 

(というか、うちのクラスの担任って誰だろう?)

 

「よっ、大将!」

 

(ん…………?)

 

「どうした大将?元気がないみたいだけどよ」

 

「なんだ、梅原か」

 

「『なんだ、梅原か』じゃないだろ。お前がしょぼくれた顔してっから話しかけたってのによ」

 

「ご、ごめん…………」

 

「いーってことよ。それより大将、聞いたかあの話」

 

「あの話?」

 

「担任の話。諜報科の奴らの情報によると、うちのクラスの担任は、麻耶ちゃんらしいぜ」

 

「それは本当か梅原!やった、今年も麻耶ちゃんが担任か」

 

「それだけじゃないぜ。いや、むしろこっちの話が本命といってもいい」

 

「なんだ、まだあるのか」

 

「ああ、どうやら武偵高の教師が来てるらしい。俺達武偵中生の根性を叩き直すため、ってオマケ付きでな」

 

「…………今朝の遅刻で怒られたりするのかな」

 

「…………大将!来世でもお前とは親友だぜ!」

 

(見捨てられた!)

 

 

 

がららっ

 

「はい皆ー、席に着いて!」

 

(おい大将、麻耶ちゃんだぜ)

 

(ああ、どうやら情報は確かみたいだ)

 

「このクラスの担任になります、高橋です。それと、もう一人」

 

「あー………、武偵高の方から来た綴だぅえっほゴホッゴホッ。このクラスの、えーっと、なんだっけ、あれ、あ、そうそう、副担任?になるらしいぞゴホッ」

 

 

(おい梅原!)

 

(なんだよ大将!)

 

(今あの人、副担任っていったよな!?なんだよあの明らかにヤバそうなタバコの形をしたなにかは!)

 

(お、俺が知るかってんだ!)

 

「あの、高橋先生。ひとつ発言よろしいでしょうか?」

 

「あら、何かしら。絢辻さん?」

 

(この状況でなにを言い出すんだ?絢辻さんはよ?)

 

(僕にも見当がつかないよ…………)

 

「では失礼ながら、綴先生」

 

「んあー?」

 

「先生の吸われているモノは、脱法系のハーブの香りがします。私達発達段階にある人間には大きな害があるので、救護科に籍をおく身としては控えて頂きたいのですが」

 

(あ、絢辻さん!?正論とはいえいきなり何を!)

 

(そうだぜ!そんな正論が通じる場所じゃないぜ!武偵中(ここ)は!)

 

「へーぇ、アンタが絢辻ねぇ…………。絢辻ぃー、残念ながらこいつは合法だぞー。体に悪いってのは間違っちゃいないけどぉー」

 

と言いつつ、素手でタバコ?の火をもみ消す綴先生。

そのまま吸い殻を投げ捨てる………と思いきや、投げられたタバコ(でいいやもう)はゴミ箱に吸い込まれていく。

 

「他に何かあるやつぅー…………はいないな。ハイじゃあ終了」

 

「次の4限目は『魔法学』のオリエンテーションなので、サボったりしないように」

 

 

 

『魔法学』

 

 

そう、武偵校ではSSRでなくても魔法の授業があるのだ。

 

(去年はあまり詳しくは学ばなかった。どんな授業なんだろうな…………?)

 

「変な顔で黙りこんで、一体どうしちまったんだ大将?次は教室移動だぞ?」

 

はっ、とにかく急がなくちゃ。今日はあわただしい日だなぁ…………。

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