キラ達がコズミックイラに戻って来てすぐにシン達とアークエンジェルに発見されて、アークエンジェルの中に収納された。
そしてすぐに機体から降りたキラ達は待ってくれているシン達の元に行く。
「皆…ただいま」
「キラさん、アスラン。無事で良かったです」
「すまなかったシン…」
「本当、MIAになって皆で必死に探したんですよこの数ヵ月。そしたらいきなり現れるんですから」
ルナマリアが呆れる風に言いながらキラとアスランに言い、それにキラとアスランは苦笑いしてしまう。
そこにマリューと『ムウ・ラ・フラガ』がやって来て、キラ達は振り向く。
「キラ君、アスラン君。無事で良かったわ」
「マリューさん、ムウさんも」
「ようお前等、散々迷惑させやがって、何処に行っていたんだ」
その事にキラ達は頭に手を置き少々困り果てる表情となる。
そこにキラの元にミリアリアとある一人の男性が…。
「キラ」
「あっ、ミリィ…え」
「やあキラ」
何とそこに居たのは『サイ・アーガイル』であった、除隊したサイがアークエンジェルに乗艦している事にキラは驚き、すぐさまサイに問いかける。
「サイ…どうして君が?」
「キラが行方不明になったと聞いて、俺…アークエンジェルに捜索の協力を申し出んたんだ。何もしないまま…見ているのは出来なかったから」
その言葉にキラは思わず嬉しさがあふれて来て、それに微笑みが出る。
そんな中ですっかり蚊帳の外に置き去りになってしまっているアンジュ達。
ヴィヴィアンはその様子に思わず言葉がこぼれる。
「おお~、キラ達は歓迎されてるね~?」
「此処はキラ達の世界、心配されていた者達が歓迎されるのは当然だと思われます」
「それはそうだけどなんか置き去りされて嫌な感じ…ってサラ子! アンタ羽と尻尾は?!」
アンジュに問いかけられたサラはその事に振り向いて見ると、サラの特徴である羽と尻尾が綺麗さっぱりなくなっていて、それにサラは驚く。
「羽が…!いつの間に」
するとシンがアンジュ達の方に気付き、キラに問いかける。
「キラさん、彼女達は一体…」
「えっ? ああ…彼女達はアンジュとサラとヴィヴィアン。僕達が向こうの世界で出会った人達なんだ」
「向こうの世界?」
キラの言葉にルナマリアは頭を傾げ、それにマリューは分からずまま問う。
「どう言う事なのキラ君」
「理由を説明します。僕達が体験して来た事を全て…」
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アークエンジェルのブリッジでキラ達はマリュー達にアンジュ達の世界に付いて話した。
ノーマとマナ、アルゼナルとドラゴン、そして二つの地球にエンブリヲの正体…、その事を全て話した事にマリュー達は思わず言葉を失くす。
「そんな事が…」
「いかにも信じられない話ではあるがな…しかしまさかクルーゼが…、あいつめ!」
ムウは拳を握りしめて、黙り込んでしまう。
その様子にサラはムウにその事を問う。
「貴方はエンブリヲの事をご存知なのですか?」
「ん?…ああ、エンブリヲって名前じゃなく奴の名はラウ・ル・クルーゼだが、奴は因縁があってな…まさか奴が生きていたとは」
ムウはそう言って再び黙り込み、その様子をマリューは見つめる。
「ムウ…」
「しかしそんな中でキラさん達はよく無事でしたね?」
シンがその事をキラ達に言うと、キラはシンの方を向いて頷く。
「うん、まあね、アルゼナルの方で何とか身を置いていたから、でもその司令官は何かと隠し事が多くてね…、ドラゴンが人間出会った事を隠していたり、アンジュに嘘をの言葉を伝えていたり…」
「何ですかそれ? 司令官としては駄目じゃないですか」
ルナマリアの隣に居る妹『メイリン・ホーク』がその事に思わず呟き、それにキラとアスランは頷いて言う。
「うん、その後にマナの人達がアルゼナルを襲い掛かり、皆を抹殺して行ったんだ…」
「それって、まるでロゴスがコーディネイターを抹殺しようとしてるのとですか?」
「ああ、その時にクルーゼが現れたんだ。プロヴィデンスに乗って」
それを聞いたマリュー達は少々黙り込んでしまい、それをアンジュはキラ達に向かって言う。
「ねえ!いつまでここで話をするのよ、私は急いで戻らないと行けないのよ? アルゼナルに」
「気持ちは分からなくないけど、ヴィルキスがどうやってワープ出来たのかも分からないのに無理に戻ろうとしたら駄目だよ」
「っ~~!」
その事にアンジュは歯を噛みしめるが、それをサラが言う。
「アンジュ、今はキラの言う通りです。下手に戻ってはあの者達に掴まりにいく様なものです。此処は素直に辛抱するのも大事です」
「っ~!もう!分かったわよ!!」
そう言ってアンジュは渋々しながらも納得し、その様子をシン達はただ唖然としていて、キラとアスランは呆れて見てるだけであった。
そしてアンジュ達はライダースーツとアウラの服からオーブ軍の服装を借りて着て、ルナマリアに食堂に案内された。
ヴィヴィアンは出された食事を食べていて、笑みを浮かばせながら言う。
「うま~い!いや~ここのご飯は美味いね!不味いノーマ飯が懐かしく思える~!」
のん気に食べているヴィヴィアンに見ているルナマリアはただ呆れる感じになって来る。
「この子…何てマイペースなのかしら」
「ヴィヴィアン、いつもそんな感じよ」
そうアンジュは水を飲みながらルナマリアに話し、それにルナマリアはまたしても呆れる風に感じるしかなかった。
アンジュは軍服の事をルナマリアに話す。
「でもいいの? 服まで借りちゃって」
「良いの良いの、あんな露出度の高い服着てたらこっちが恥ずかしくなって来るから、でもよくあんなHな服を着てられるわね?おへそ丸出しで」
「べ!別にあれは好きで着ている訳じゃ!」
ルナマリアの言葉にアンジュは思わず顔を赤くしてしまう、サラはさっきから気になって居る羽と尻尾の事を考えていて、それに隣に座るメイリンが問う。
「どうかしたのですか?」
「いえ、別に大した事はありません(やはり妙ですわね…どうして羽と尻尾が無くなってしまったのでしょう…不思議ですね)」
そう考えるサラ、そしてそこにキラ達がやって来る。
「どう皆、楽しんでる?」
「キラ…あれ?」
アンジュ達はキラとアスランの服装を見て思わず目がくぎ付けとなる。
キラの服装は白い服にシンとルナマリアが来ている物に似ていて、アスランはオーブ軍の軍服を着ていた。
それにアンジュとサラが問う。
「キラ、アスラン、それがあなた達の服装?」
「まあ、何とも素敵な服装です事」
っとサラの言葉にルナマリアとメイリンは思わず振り向いて仕舞う、キラはサラの言葉に苦笑いしながらもアンジュの言葉に頷いて言う。
「うん。これが僕ザフトの軍服だよ、アスランのがオーブの軍服さ」
「ようやくパイロットスーツから脱ぐ事が出来て安心したがな」
アスランは椅子に座りながら言い、それにキラは納得した風に頷いてアンジュ達に言う。
「そうだアンジュ、サラ、ヴィヴィアンにも紹介しておくね、彼女はルナマリア・ホーク、ザフト軍のヤマト隊に所属しているんだ、そして彼女の妹のメイリン・ホーク。
あともう一人シン・アスカと言う男の子居たでしょ?彼も僕の隊の仲間なんだ」
「よろしく!ルナマリア・ホークよ」
「メイリン・ホークです」
二人の挨拶に最初にヴィヴィアンが言う。
「やっほ~!アタシはヴィヴィアン!よろしくね?」
「アンジュよ」
「私はアウラの末裔にしてフレイヤの一族の姫、近衛中将サラマンディーネです」
三人は挨拶した後にサイとミリアリアがやって来る。
「キラ」
「ん?どうしたの?」
「艦長がお呼び出そうよ。今後の事で話があるって」
「話?うん分かった」
そう言ってキラは食堂から出て行き、その際にアスラン達に言う。
「アスラン、ルナマリア。アンジュ達に艦内を色々見せて回ってよ」
「ああ、分かった」
「了解です」
そう言い残してキラは艦長室へと向かった。
艦長室へと到着したキラは早速マリュー達と話をして、マリュー達の言葉に耳を傾ける。
「えっ?アンジュ達をオーブへ?」
「ええ、これから本艦はオーブに向けて発進し、あなた達の帰投報告に向かいます、それに彼女たちも一緒ね、いくら艦内でも狭苦しいのも耐えかねないかもと思ってね」
「成程、分かりました。カガリにも心配を掛けましたから、謝りに行かないと」
そう言ってキラは艦長室を出る。
その様子をマリューは何やら心配そうに見ていた。
「…大丈夫そうねキラ君、ラクスさんを亡くしてからどうなのか心配だったけど」
マリューはそう言ってコーヒーを取り、安心して飲むのであった。