緋弾のアリアー緋弾を守るもの   作:草薙

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第01弾 3P疑惑

「いやぁ、不幸だったなキンジ」

 

クラス分けで俺とキンジは2-Aだった。

教室に入るなり机に突っ伏してしまったキンジに話かまくるが落ち込んで反応を返してこない。

まあ、無理もないこいつは女性にヒステリアモード見せたがらないからな。

ヒステリアモードとは正式にはヒステリア・サヴァン・シンドローム

一定以上の恋愛時脳内物質が分泌されるとそれが常人の30倍以上の量の神経伝達物質を媒介し大脳・小脳・脊髄といった中枢神経系の活動を劇的に亢進させる。

その結果、判断能力や思考力が劇的に上昇するいわゆるスーパーモードになるわけだ。

すごい能力なのにその発動条件が性的に興奮することだから余計嫌っている。

なんでも中学の時、ひどい目にあったらしいのだがあまり、それをキンジは語りたがらない。

まあ、想像はつくけどな。

 

「おう、優にキンジ! お前らもAか!」

 

声のした方を見ると車輌科、つまりロジの武藤 剛気が右手を上げながら歩いてきた。

また、こいつと同じクラスかよ。

 

「相変わらず元気だなお前」

 

俺が言うと武藤はキンジを指さし

 

「どうしたんだ? 星伽さんと一緒のクラスになれなかったのが悲しいとか?」

 

「武藤・・・今の俺に女の話題は振るな・・・」

 

本気で怒ってるらしく武藤が一歩引いた。

ちなみに星伽白雪はキンジの幼馴染で何回かキンジのついでに御飯を作ってもらったこともある。

まあ、一言で言うなら大和撫子だな。

少しだけヤンデレが入っているが・・・

 

「まあ、いいや。 優お前、進級できる単位あったんだな」

 

「春休み中にクエスト受けまくってなんとかな。 最後の方はかなり運がよかった」

 

実は0.1単位足りずにお前留年なと言われたのだがその日、運よく?銀行強盗に出くわしそれをぼこぼこにして逮捕したら単位をくれたのである。

いやあ、銀行強盗様様だな

あ、そういや神崎ってどこのクラスなんだろ? ガバメント返してもらわないと・・・

 

 

 

 

 

 

 

「先生、私あいつらの真ん中に座りたい」

 

結論から言えば問題はあっさり解決した。

クラスメイトの黄色い悲鳴が響く中、神崎・H・アリアが同じクラスになったからだ。

かわいそうにキンジ怯えてるぞ。

一体何したんだ?

 

「な、なんでだよ」

 

「なんか知らないけど諦めろキンジ。 諦めて死ね」

 

「アサルトの連中のようなこというな!」

 

「いや、俺アサルトなんだが・・・」

 

「そうだったな・・・」

 

キンジが頭を抱える。

うーん、いじめすぎたか?

ちなみにアサルトには死ね言う言葉があいさつになっている。

あそこでは友達に合ってもよう、まだ生きてたのか? さっさと死んでくれと

普通の高校生なら精神崩壊するようなことを平気で言いまくるとんでもない学科でもある。

死ねと言う言葉に違和感がない俺もアサルトに染まってるな。

 

「よ、よかったなキンジ、優、なんか知らんがお前らにも春がきたみたいだぞ。 先生、俺喜んで席かわりますよ」

 

武藤がいそいそと席を変わる。

黄色い悲鳴は続いている。

 

「キンジ、これ、さっきのベルト」

 

そこへ、アリアが歩いてくるとベルトをキンジに投げ捨て俺の机には炎の装飾が施されたガバメントをゴトリと置いた。

うん、銃は投げたら駄目だからな。緊急事態以外はね。

 

「優、返す」

 

待て、いきなりあだ名かよ。 まあ、名乗ってなかったからまあいいか

しかし、キンジベルト貸すなんて本当に何したんだよお前。

その時、

その推測をしてくれるものが現れた。

 

「理子分かった! 分かっちゃった! これフラグばっきばっきに立ってるよ」

 

キンジの左に座っていた峰理子が、がたんと席を立つ。

 

「キー君してない! そして、ベルトをツインテールさんが持ってた! これ謎でしょ! 謎でしょ! でも理子には推理で来た! できちゃった! あれ? ユーユーの銃は何かな?何かな? あ!分かっちゃった!」

 

大体アリアと同じくらいの小柄のこの子は探偵科、つまりインケスタで№1のおばかさんだ。

制服もごすろり風に改造している

 

ちなみにキー君やユーユーはこいつがつけたあだ名だ。

どうでもいいがユーユーはやめてくれまじで

 

「キー君は彼女の前でベルトを取る何らかの行為をした! そして、彼女の部屋にベルトを忘れてきた。 でも、ユーユーがそこに銃をもって乱入! そして、彼女と! 3P!

つまり、3人は彼女を挟んで恋愛の真っ最中なんだよ」

 

待て!待て! 3Pってなんだよ! そんな馬鹿な推理誰が信じ・・・

 

「き、キンジと優がこんな可愛い子といつのまに」「影の薄い奴らだと思ってたのに」「3Pなんてふけつだわ」

 

忘れてた。

ここは武偵高なんだからこいつらならこうなるよな。

 

「お、お前らなぁ」

 

キンジが頭を抱えて机に突っ伏した瞬間

 

 

ずぎゅぎゅん!

 

鳴り響いた2発の銃声が教室に響きみんなぴたりと止まる。

真っ赤になったアリアが銃を撃ったのだ。

 

「れ、恋愛なんてくだらない!」

 

いや、3Pを先に否定してくれ頼むから。

あーあ、壁に穴あいてるぞ

馬鹿理子はすすすと席に戻ると着席

ちなみに、銃は必要以上に発砲しないとルールにあるがしてはいけないとはないとはない。

まあ、自己紹介中に銃をぶっ放したのはアリアが初めてだと思うが・・・

 

「全員覚えておきなさい! そんな馬鹿なこと言う奴には・・・」

 

耳にタコができるぐらいその後聞かされるその言葉をアリアは言い放つ

 

「風穴あけるわよ!」

 

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