「情報は取り終わったから返すよ」
俺はエルから斬魄刀を受け取る。
「本当に3日で終わらせるとは」
「僕を誰だと思っているんだ。天才研究者ザエルアポロ・グランツだよ」
自分で天才というか。
「で、どうだった?」
「どちらも素晴らしい情報だった」
「それは良かった」
どちらもというのは斬魄刀2振りだけじゃないな。
「それじゃあ楽しみにしてるよ」
「じゃあな、エル」
そして俺は第10宮から出た。
第10宮からでるとルドが待っていた。
「また、アーロニーロ様はあの怪しげな研究者の元に行ったのですか?あれはアーロニーロ様には良くありません。交流を絶つべきです」
ルドは俺がザエルアポロをエルと呼び出してからこんな調子だ。
そろそろ起こるか。
「心配有難う」
「アーロニーロ様。では!」
「だが、俺の友人を貶さないで貰おうか。それともルドは、俺の行動に文句をつけるか?」
一瞬霊圧を上げルドにぶつける。
「も、申し訳…ありませんでした」
「じゃあ、帰るよ」
ルドに微笑む。
「はい!」
ルドが元気になった。
ルドは牛の破面っぽいけど、この頃犬にも見えてきたな。
幻覚だと思うけどルドに尻尾が生えてるように見える。
「これから俺は部屋に篭る。愛染様に呼ばれる以外の理由で部屋に入る事は許さない」
ルドに伝える。
「ルドにはそのあいだ『
ルドに質問される前に封殺し、命令を下す。
「『
「はい!」
そして俺の部屋の奥にある隠し部屋に入る。
そこは明かりもなく当然窓もない。
俺は昔食った虚の中に暗視を持つ虚がいたから見えている。
ここの存在はルドとエルしかしらない。
藍染が第9宮を作った後にエルに頼み作ってもらったのだ。
因みに畳が敷いてある。
畳は俺が再現したものだ。
誰にも見られずにここでゴロゴロするのがリラックスになる。
俺は中央に座り胡座をかき捩花を膝にのせる。
原作でもやっていた。
刃禅だ。
死神の初歩で誰でも知っている。
俺は志波海燕の記憶から再現した。
成功しなくてもこれはやる価値があった。
そして俺の意識は精神世界に落ちていった。
精神世界は部屋だった。
畳が敷いてあり、外を見ると庭園があり、花が咲いている。
あの花は確か…
後ろに気配を感じ振り向く。
「お前が『捩花』か?」
「そうだ。俺が『捩花』だ」
捩花は死神の服を着ていた。
髪は黒く背も高い。
だが、これは予想外だ。
その姿は
『志波海燕』そのものだった。