今俺達は実験のために虚夜宮から遠く離れた場所にいる。
エルやルドが地面に倒れ肩で息をしている。
その光景を見て俺は一言呟く。
「成功だな」
エルが喜んでいる。
原作に比べて余り表情を出さなくなってしまったあのエルが喜んでいる。
実験は成功。
実験後の能力確認も終わった。
これで俺の力は半分になったが最強に近づいた。
エルもルドも魔☆改☆造☆に成功したし、これで原作通りなら破面メンバーを相手にして負ける事はなくなった。
まあ、勝てるかは分からないが。
さて、早速藍染に報告しにいくか。
これで実行出来れば俺だけじゃないエルもルドもウルキオラlevelになれる。
俺はウキウキしながら藍染の元に向かった。
ルド達が狙われている事を伝えないまま。
アーロニーロ様が愛染様の元へ向かう。
本当ならお側に付き添い、御一緒に行きたい所だが1度帰刃してしまった為疲れて動きづらい。
動ければこんな変人研究者から離れてアーロニーロ様のところに直ぐに向かうのに。
私はザエルアポロを睨みつける。
当の本人は全く気にしてないが。
それどころか自分が完璧な生命に近く…いや、完璧な生命に近いものに近づいた事で自分に酔いしれている。
「全くなんて素晴らしい力だろうか。1度出しただけで能力が手に取るように分かった。この力を試してみたい、そうは思わないかね?ルドボーン」
「ザエルアポロ。残念だが貴様と同意見だ。しかし力を試す相手がいないが?それとも相手になってくれるのか?」
私はザエルアポロを挑発するが、奴は軽く流す。
「それも興味深いがもっと効果的なのがそこに隠れているよ」
ザエルアポロが砂が盛り上がっているところを指さす。
「なんだ。気づいていたのか」
砂の中から一体の破面が出てくる。
「一応はアーロニーロ様の従属官ということですね」
他の砂からも破面が出てくる。
「クヒヒッ。じゃあさっさと殺そうよ」
2体目の後ろからもう一人でてくる。
「オレ、強い。オレ、二人、潰す。オレ、従属官、なる」
最後にそこらにあった岩が形を変え現れた。
「俺達はよ、アーロニーロ様の従属官になりに来たんだよ」
赤いアフロ頭がしゃべり出す。
「ですが、アーロニーロ様には従属官が既に二人います(クイッ」
青いロン毛が眼鏡を上げる。
「クヒヒッ。普通じゃなれないからね。でも君らを殺せば…クヒッ」
緑のオカッパが不気味な笑い方をする。
「オレ、オマエラ、倒す。オレ、従属官、なれる」
黄色い坊主頭が拙い言葉を話す。
「つまり、俺達はよお前ら従属官2人を倒して代わりの従属官になるってことだ」
最後にまた赤アフロがしめる。
「何かと思えばただの馬鹿とは。第一、僕はアーロニーロの従属官じゃないんだけど」
「様をつけなさい十刃落ちが(クイッ」
「オマエ、馬鹿。」
ザエルアポロが黄色い坊主頭に馬鹿といわれ青筋をたてている。
そうだ!もっといってやれ!
「何よりよ、女がアーロニーロ様の従属官ていうのがよ、おかしいんだよ」
「クヒヒッ。女なんて男の奴隷だろ。クヒッ」
ピキっ!
「ルドボーン、そっちの阿呆2人は貴方に譲りますのでこちらの馬鹿2人は殺っていいですよね」
「馬鹿とは負け犬の遠吠えですね(クイッ。貴方はただのインテリ眼鏡ですよ。私の帰刃で簡単にやられる事が決まっているというのに」
「オレ、馬鹿じゃない。けど、オマエは、馬鹿」
「ザエルアポロ、いうまでもなくこいつらは私が殺す。手を出せば貴様の獲物をとりますよ」
「女のくせによ、生意気いいやがってよ、殺してやるよ」
「クヒヒッ。殺すのは不味いよ。四肢を切り落として、遊んでから砂漠に捨てるのがいいよ。クヒッ」
ピキピキ
「「殺す!」」
「それはいい話だ。その件は君に一任しよう」
「藍染様ありがとうございます」
さて、あの4人が2人のいい練習相手になればいいけど。