我が道を行く為   作:グランドール

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スイマセン!
本城先輩を高城先輩にしてるところがありました!
なんてミスなんだ・・・っ!!


9話 吹っ飛べ!!

ソウタは戦っている。自分自身を蝕む感情と。

月守は恐れている。仲間たちの悪意を。

 

そして俺はどうしようもなく怒っている。本城先輩、いや、本城に対して。

 

「ほんじょぉぉぉぉぉおおおっ!!」

 

俺は吠える、しかし本城はただ笑うだけだ。

自らの力を信じているから。

自らの力に酔っているから。

 

「いらっしゃい、赤木くん、月守ちゃん。」

 

その言葉に一度深呼吸し、歯を食いしばる。

 

「本城、アンタやり過ぎじゃねえか?ここまでのことをするとはよ。」

「あら、礼儀がなってないわよ?最低でも先輩かさんをつけること。勿論、様でもいいけれど。」

 

そういってお決まりの笑みを浮かべる。

 

「言ってろ!」

 

俺はすぐに飛びかかっていった。

しかし、俺の前に数人の男が立ちはだかった。

 

「コイツら・・・剣道部か!?」

「そうよ?せっかくだから、少し痛めつけようと思ってね。」

 

そういって高城が手を振りかざすと、俺にいくつかの矢が迫る。

しかしそれは、月守の膜によって阻まれる。

 

「気をつけてください!弓道部の方もいます!」 

「ああ!助かった!」

 

俺は迷いなく剣道部員に近づくと、殴りかかる。

しかし、剣道部員は摺り足で回避し、竹刀で突きを放つ。俺もそれをギリギリで回避し、距離をとる。

 

「クソ!邪魔すんな!!」

 

俺は剣道部員から強引に竹刀を奪うと、横に払う。

すると、剣道部員の一人が崩れ落ちるが、まだ立てるようだ。

 

「このままじゃ、まずいか?」

 

打開策を考えるが、いまいちピンとこない。

そう考えている間に、矢が飛んでくる。

しかし、矢については、月守がなんとかしてくれている。だが、やはり限界は近いようで、段々と膜の強度が下がっている。

 

「スマンが、さっさと決めさせてもらうぞ。」

 

俺は今までの遠慮を止め、剣道部員を攻撃しはじめた。

蹴り、受け、薙ぎ、突いた。

それによって、剣道部員全員が倒れる。

 

「何だ・・・・?」

 

何時もより調子がいい、体が思うように動く感覚。

これが火事場の馬鹿力というやつだろうか。

 

俺はその調子で弓道部員に向かって走り、弓を折った。

それでも襲いかかる弓道部員を殴りつけ、気絶させる。

 

「どうやらここまでか?」

 

俺は息を整え、余裕たっぷりといった顔で挑発してやった。

 

「ふん、いいでしょう。確かにあなたは使えるみたいね。」

 

一瞬怒りを見せたが、すぐに余裕を取り戻したようだ。

 

「使えるねぇ、残念ながら使われる予定はねぇんだよ!」

 

俺はそのまま本城に飛びかかる。

 

「確かに強い、でも私の力の方が上ね。」

「!イタル!?」

 

ソウタが叫ぶ。

その時、俺の鼻に香水の匂いがした。

その香水は、俺の感情、心を刺激し、取り込もうとしていた。

 

「これが私の魅惑の香水(ベルパヒューム)よ。どう?もうあなたは私に抗えないわ。」

「赤木さん!!」

 

月守が叫ぶ。

気持ち悪い。俺に張り付き、俺を侵そうとしている。

それはあまりに醜くて・・・吐きそうだよ。

 

俺は睨む、このクソ女を。こんな力でソウタを、みんなを操ってたのかよ・・・!

 

「な、何よ!その目は!!」

 

本城は慌てている。相当自信があったんだろう。

だが俺はまだコイツが憎い、殴ってやりたい!!

 

俺のなかで炎が暴れているようだ。その炎が本城の香水を燃え尽くしていく。体が熱い。

 

一歩進む。二歩進む。三歩進む。

 

「ま、待ちなさい!あなたのこと気に入ったわ!私に協力しなさい!悪いようにはしないわよ!」

 

本城が何か言っている。

 

「私の力を使えば人なんてどうだってできる!お金でも、権力でも、夢でも、女でも与えてあげるわ!!嬉しいでしょう!?」

 

本城が何か言っている。

 

「そんな、嘘、私は、こんな、ちがっ!!」

 

俺は全力で踏み込み、全身の力を一点に込めるようにコイツを殴り飛ばした。

 

 

***

 

 

「大丈夫か?ソウタ。」

「ああ、本城先輩のほうが心配だよ。・・・死んでないよね?」

「ああ、半殺しって言ったろ?」

「明らかに8割ぐらいいってるでしょ。」

 

俺はソウタが本城のベルパヒュームとやらから解放されたのを確認し、本城と剣道部、弓道部用に救急車を呼んだ。

 

「本城先輩、またこういうことするんでしょうか・・・。」

「そう心配しなくてもいいだろ?本城は馬鹿じゃないっぽいし、自分より上がいることを自覚出来たはずだ。俺たちや、他にいるかもしれない異能持ちにな。」

「そう、ですよね。」

「・・・まあもしまたこうなったら助けるよ。俺や、ソウタがな。」

 

あ、操られてたソウタは頼りないか・・・

 

「おい、聞こえてるぞ。」

「スマン、また心の声が。」

「・・・フフッ。」

 

月守が笑う。どうやら安心してくれたようだ。

 

「あの、良ければ私のことは名前で呼んでください!」

「ああ、よろしくかすみ。俺のこともイタルでいい。」

「俺のこともソウタでいいよ!よろしくかすみ・・・ちゃん。」

「なに照れてんだよ。」

「しゃ、しゃぁねぇだろ!てかなんでお前は平気なんだよ!」

 

付き合ったこともないくせに!とほざくソウタを黄金の右で沈める。

 

「ふふっ、よろしくお願いしますね、イタルさん、ソウタさん!!」




レディには優しく?
悪者には容赦せんよ?
まあレイナーレみたく消しはしませんが、取りあえず全治数ヶ月くらいの怪我じゃないかなぁ。
こんな感じで進みますが、どうかよろしくお願いします!
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