我が道を行く為   作:グランドール

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説明回です。
この話では、主人公たちの能力の詳細は分かりません。


13話 優しい魔法使いさん

天使、堕天使、悪魔、そんな伝説や物語の存在が実在していて。

魔法や魔術、仙術などの技術があり。

聖剣や魔剣などの武器や道具が存在している。

 

そして俺たちが″異能″と呼んでいた力は、神の作り出した″神器(セイクリット・ギア)″というものである。

 

魔法使いは話した。

俺たちが聞いたからだ。

魔法使いは言った。

それが真実だと。

 

嘘みたいな話しだ。でも嘘じゃない。

理解できてしまった。

俺たちの力、ハエのような男。

すべてが説明できてしまったから。

 

 

***

 

 

俺は、いや、俺たちは今とんでもなく危うい状況なのだろう。

中途半端な力。

中途半端な知識。

守ってくれる後ろだても、法もない。

 

「なあ・・・俺たちはどうなる?」

 

つい、出てしまった言葉だ。

コイツは裏の世界を知っている。

だから助言を貰えないかという思いがあった。

 

「さぁね、そんなのわからないわ。助けられるかも、捕らえられるかも、殺されるかもしれないし。」

 

身も蓋もない話だが、俺は前向きに捉えることにした。

 

「なら俺たち次第でどうとでもなるって事だな。」

「は?」「へ?」

 

ソウタとかすみから気の抜ける声がする。

魔法使いもどこか驚いているようだ。 

変だっただろうか?

 

「ふふ、そうね。そういうことよ。」

 

まあ結局やることは変わらない。

俺たちは知ったんだ。

確かに怖い。

だが、知らない間に好き勝手されるよりずっといい。

 

「おいおい、それは流石に前向き過ぎないか?」

「怖いか?ソウタ。」

「!?・・・・・怖いです。」

「・・・素直かよ。」

 

青い顔すんなと挑発したのだが、素直な奴だ。

 

「かすみ、大丈夫か?」

「大丈夫じゃないです。」

「そうか。」

 

俺もそこそこビビってるけど、コイツら程じゃないらしい。

 

「まあゆっくり整理をつけりゃいいよ。死ぬときは死ぬさ。」

「お前は割り切り過ぎだ。」

「なに、あるがままを受け入れてからが勝負だろ?」

 

俺は生きるぞ。

俺より強い奴がゴロゴロいようがな。

 

「ぜってー幸せな人生送ってやんよ。」

 

まあ意思表示は終わったんだが・・・

 

「そんで魔法使いさんとしてはどうしたいんだ?」

「魔法使いさんって・・・まあそう名乗ったけど。どうしたいって?」

 

ダウン状態の二人の変わりに俺が対応する。

 

「いや、わざわざ説明までしてくれたからさ。なんか俺たちに用でもあんのかなって。」

「そうね。別にそういう訳じゃないわ。ただ危険であることを理解してもらって、下手に動かないでほしいってだけ。」

 

随分親切な話だが、信じていいのか?

すると魔法使いは疑っているのに気づいたようで。

 

「そうね、まあ死んでしまうのも後味悪いし、私の仕事を邪魔されるのもね。」

「仕事?俺たちが邪魔なのか?」

「私が追ってるのははぐれ悪魔よ。あなた達がその悪魔に殺されれば、後始末も私がやるのよ。普通の人間にバレないようね。」

「なるほど、つまり出来るだけ動かず、隠れろと・・・。」

 

ニュースでも殺人とは疑われていたが、悪魔によるものとはバレないようにするってわけか。

そういえば、本城の時も皆忘れていたが・・・いや、今はいいか。

そして神器を持つ者は狙われやすい、だから隠れろ・・・・か。

 

「OK、気をつけるよ。」

「ええ、そうしてちょうだい。」

 

さて、話はついただろう。

俺たちには整理する時間がいる。

はやく家に帰って、休んだ方がいい。

 

「じゃあな、魔法使いさん。」

「ええ、またね。」

「ほら、行くぞ。」

「え、お、おう。」「ひゃ!は、はい。」

 

二人に声をかけ、ボーッとしているソウタとかすみをこずいて連れて行く。

全く、天使だの悪魔だの。

予想はしてたがそれ以上だ。

俺は二人に見られないよう顔を歪めた。




登場シーンに対して、名も名乗らす去っていった・・・。
まあもう会わないだろうって人には名乗らないか、また会うけど。
 
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