我が道を行く為   作:グランドール

16 / 21
投稿遅くなりましたね。
スイマセン。


15話 取りあえず当たっていこう

「ま、巻き込むわけにはいかねぇよな。」

 

俺は放課後、一人で街を探索していた。

 

俺も一日考えてみた。

どうせ神器は一生ついてくるんだ。

裏の世界に関わることに躊躇いはない。

それに関わる以上は力と知識がいる。

そこで、俺は思い切って魔法使いと悪魔を探すことにした。

 

魔法使いにははぐれ悪魔討伐の協力を頼もうとおもう。

出来れば俺の神器の能力についても相談したい。

 

はぐれ悪魔にあったら、おそらく問答無用で襲いかかってくるだろう。その場合は・・・・・戦おう。

自分の神器の能力を見極めたい。

 

・・・あの時、悪魔の放った炎を受けるとき、何となく使い方を感じた。

だがまだ何かある気がするのだ。

 

本来なら気がする程度の事で、こんなに危険なことはしないのだが、この神器に限って″気がする″はなかなか侮れないことを、身を持って感じていた。

 

「駄目だな。もう少し人通りの少ないところに行ってみるか・・・・。」

 

 

***

 

 

「危険な場所と言えば廃工場だろ。」

 

俺は周りを見渡すが、それらしい奴はいない。

 

「・・・ハズレか?」

 

 

***

 

 

「なら廃ビルだ!」

 

俺は立ち入り禁止の札をくぐり抜けて、扉を開く。

 

「・・・面倒だな。」

 

俺は渋々五階まであるビルを駆け上がった。

 

 

***

 

「・・・次こそ。」

 

俺は何の痕跡もない廃ビルを諦め、人通りの少ない公園を調べた。

 

***

 

「・・・次。」

 

俺は街の廃家を巡る。

 

 

***

 

 

静かな森に虫の声がよく通る。

光の届かないここでは、星もよく見える。

 

・・・結論から言えば見つからなかった。

今は森を駆け回った末にもう日が暮れてしまった。

 

正直甘かった。

今まで散々巻き込まれてきたのに探すと出会わないとは・・・。

 

「・・・・帰ろ。」

 

俺は疲れて下ろしていた腰を上げた。

 

 

***

 

 

そう、探すと出会わない。

 

「「あ。」」

 

すっかり日の暮れた夜の街で、俺は魔法使いに出会った。

 

 

***

 

 

「魔法使いさん。俺を連れてってくれ。」

「駄目よ、じゃま。」

「なら俺が魔法使いさんを連れていこう。」

「そういう問題じゃないわよ!?」

 

ふむ、やはり駄目か・・・

 

「昨日話したでしょ?危険なの!死なれても面倒なの!分かった?」

「魔法使いさん。あんたのお陰で危険であることは分かった。迷惑もかけるだろうが、頼む。」

「なんでそうなるのよ!もうちょっと怖がりなさいよ!」

「怖い、だから知りたいんだ。」

 

このままじゃ行けない。生きて行けない。それがあまりに怖い。

 

「はぁ・・・。確かにアンタだけは他の二人と反応が違ったけど、こんなバカなことを言い出すとは・・・。」

 

まあ我ながら馬鹿なことは自覚しているので、言い返しはしない。

 

「なあ、魔法使いさん。面倒かもしれないけどさ。俺も退けないんだ。頼む。それにこの街で悪魔が好き放題してんのは気に入らないんだ。」

「・・・。」

 

魔法使いさんは悩んでいるのか、目を閉じ、手を顎にやる。

しばらくして、ため息を一つついた。

 

「・・・リリーよ。」

「え?」

「リリー・ロブソン。名前言ってなかったでしょ?」

「あ、ああ、よろしくリリー。俺は赤木至だ。イタルでいい。」

「なら明日の午後九時に駅前に来なさい。連れてってあげる。」

「!!ありがとう!」

 

何とか許されたようだ。

もしかすれば厄介払いされただけかもしれないが、ここは信じよう。

 

「アタシはもう疲れたから行かせてもらうわよ。」

「すまん。迷惑かけて。」

「まあ、いいわ。」

 

どうやら本当に嫌そうだな。

 

「それじゃあな、リリー。」

「ええ、さよならイタル。」

 

これで一つ前進だな!

明日の事を思い、俺は、笑いながら一つ身震いした。




今回はだいぶ荒かったかも。
次回はリリーとお出かけ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。