東方現精霊   作:真否

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 真否です。なかなか物語も進まず、二話目になりました。早く投稿して物語を進められるように頑張りたいです。


第二話 霧雨魔理沙

 何事も起こらず。早苗はあっさりと神社に足を降ろした。

 

早苗「... ... いつにもまして、静か... ... 」

 

早苗は自然に足の運びを早くして、前に進んでいく。速いテンポで神社に足音が響いて、自分でもふつふつとわきあがる感情を抑えきれていないことがわかる。ピタリと足音が止まると、戸に紙が貼ってあり重大なメッセージが一つ、

 

早苗「... 風邪の為、白博神社は休止しています。治り次第再開... ... 」

 

ここまで来て、災難が起こる。やれやれだ。

 

早苗「この幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね... ... 」

 

そんなに歩いてはいないが、急に脚が重くなり階段のところでしゃがみこんでしまった早苗。無意識の内に空を眺めていた。もはや、放心状態。ただぼんやりと上を見つめる。

 

魔理沙「おーい!霊夢!!」

 

立ち上がって前を見ると、鳥居の近くにいたのは霧雨魔理沙だった。

 

魔理沙「... って、あれっ!?霊夢じゃなくて早苗だったか!」

 

魔理沙は普通の魔法使いであって、スペルカードについて知っているかどうかはよくわからない。だがしかし、ここまで来てこのまま帰る訳にもいかない。つかさず、早苗が喋り始める。

 

早苗「魔理沙さん!私このままじゃ帰れないんです!!」

 

早苗が魔理沙の肩を強く掴んだ。魔理沙は困惑... ... 。その後、早苗は魔理沙に今までの出来事を説明した。早苗がスペルカードを見せたので、魔理沙が理解するまでに時間はかからなかった。... ... スペルカードの正体を知る者。その上、正体を知っても異変を起こす事がない信頼できる者であること。そんな条件が厳しい中、魔理沙には、霊夢以外にその条件を満たしてくれている人間がたった一人いた。そして、魔理沙が黒い帽子を気持ち浅めに被り、すぐさま箒にまたがって、目を鋭くさせた。

 

魔理沙「行くぜ早苗!魔法の森へだ!!」

 

流石に突発的すぎると思ったが、早苗はついていくことを決心した。でも、その前にやっておかなければいけないことが一つ。

 

早苗「... あ、あの... ... 魔理沙さん... 」

 

魔理沙がすぐに応答した。

 

魔理沙「霊夢の事なら心配要らない。私は信じているぜ!」

 

魔理沙は進み始めた。この二人は、昔からの仲だ。魔理沙が大丈夫と言うんだったら、安心だろう。早苗も遅れないように、後からついていく。日の光が注がれ、地面の影と光の区別がはっきりしていた。

 

二人は魔法の森の奥に来ていた。この魔法の森、入るのは簡単で普通の森のように見えるが、帰ろうとした時には二度と外に出られなくさせてしまう。このことから、一部では森の魔力が人を惑わせていると言われている。早苗一人の力では、到底魔法の森へ行くことは出来なかっただろう。それ故、不思議な力を秘めている森に興味があり、辺りをキョロキョロと眺めていた。造形されたように、草花は生命力を持っていない。そんな深緑色の世界の中、たった一つだけ豪華な家があった。まるで、別の世界が飛び込んで来るかのようだった。二人は魔法の森の冷たい大地にゆっくりと着地、その家へ向かった。魔理沙は、慣れた手つきでドアを二回叩いた。暫くの静寂が続く... ... 。二人は諦めて帰ろうかと思った時、突然ドアが開いた。




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