「・・・すー・・・すー・・・ん、んー・・・・・・?・・・ここどこ・・・?」
私が目を覚ますと知らない天井だった。
なんで私はここで寝てたんだっけ?
確か林の中で男の子がジュエルシードを持ってたから渡してもらおうと声を掛けて、それから色々あって彼が私を家に連れていくことにして来たんだっけ?
という事はここは彼の家っことかな?
背負われて連れてこられたんだけど途中から記憶が無くてどうだったのか分からないんだよね。
それに私にはここが何処かよりも気になっていたものがあった。
それは彼が言っていた人物の名、リニスだ。
私の知っているリニスかどうかはまだ分からない。
でも、さっきからなんとなくだけど私の知っているリニスがここにいるような気がする。
なんというか懐かしい感じがこの部屋から漂ってくる。
私はベッドから降りて部屋の中を見渡した。
「・・・うん。やっぱりこの部屋は私の家にあるリニスの部屋の雰囲気に似てる。」
確かに置いてあるものはこの世界の物だけど使いやすさを考慮した机周りと綺麗に整頓されている本棚などここの部屋の主は彼女なのではないかと思える。
「もしかして・・・リニスに・・・会えるのかな?」
期待をすると違った時のがっかり感が大きくなるけど私は会えるかもしれないという気持ちが大きくなっていった。
すると扉からノックの音が聞こえゆっくりと開かれた。
「良かった。目を覚ましていたんですね。」
そこには私の大好きな家族がこちらを見ながら微笑んで立っていた。
「リ、ニス・・・?リニス!!」
私は嬉しさを抑えきれずに彼女に抱きついた。
嬉しい!
嬉しい!嬉しい!嬉しい!!
もう会えないと思って諦めていたのにこうしてまた会えるなんて!
「やはりあなたは私のことを知っているのですね。」
え?今彼女はなんて言ったのだろうか?
「リニス・・・?私のこと分からないの・・・?」
うそ?うそだよね?
「すみません・・・あなたがフェイトだという事は分かるのですがどういった関係だったのかは全く分からないのです。」
そんな・・・
「な、なんで!?」
「どうやら私は何者かに記憶封鎖を受けているらしく過去の記憶が一切思い出せないのです。」
記憶封鎖・・・でもリニスみたいな高ランク魔導師の使い魔相手に記憶封鎖が出来る魔導師なんてそうそういないはず・・・
「せっかく・・・せっかくまた会えたのに・・・そんな・・・。」
「すみません。ですが記憶はありませんが私は私です。ほら、涙を拭いてください。可愛いお顔が台無しですよ?」
「・・・うん。」
確かに記憶はないかもしれないけどこの優しさはリニスだ。
「さて、お腹も空いてるでしょうしご飯にしましょう。幸寛たちも待ってますし行きましょうか?」
「うん。リニス。」
今日はここまでです。
短くて申し訳ありません。
そろそろまともに話を進めなくてはならないのですが年末で時間がないのと話の展開を大まかにしか決めてないので難産になっているのが短い理由です。
難産ですじゃ(´・ω・`)
早く空白期に行きたい!!!