幸せを目指す物語   作:アルティ2

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第9話

まず結論から言うとリニスさんはフェイトちゃんの事を知ってはいるけどどういう関係だったのかなどの記憶は一切思い出せないらしい。

 

リニスさんが言うにはフェイトちゃん自身をよく知っている子だと分かっているのだが思い出そうとしても記憶に霞がかかったようになって思い出すことが出来ない。

もしかすると記憶封鎖を受けているのかもしれないとのことだ。

 

この手の魔法は解除魔法をかければ簡単に解けるのだが今回に限っては2つほど問題がある。

 

1つ目は記憶封鎖の解除魔法はかなり高度でリニスさんクラスでないと解除出来ないどころか下手をすると記憶自体が欠損あるいは完全に無くなってしまう可能性があると言う事。

 

2つ目は解除をする場合にかけられる側は術者が記憶付近の魔法式に手を加えて壊しやすくする為に意識を完全に失った状態で行わなければならず必然的に解除を行う側と受ける側は別々の人間でしなければいけないと言う事。

 

結果リニスさんクラスの魔導師がおらず、リニスさんでは自分の記憶封鎖の解除も出来ないのでお手上げ状態ということだ。

 

俺は魔力制御の練習はしてるけどリニスさんのように針の穴に糸を通すような魔力制御は出来ないしそもそもあんなに複雑な演算処理は出来ない。

 

 

本当はどうにかしたい。

でもこの問題はこれ以上考えても結論は出ないし進展もしないので俺は即座に考えるのを放棄した。

 

そして時刻は現在19時。

夕ご飯時だしそもそもフェイトちゃんをここに連れてきた理由を忘れるわけにはいかない。

 

それに我が家には普段はおとなしいが空腹になるとライオンになる元王さまも居るので早めに用意しなきゃね。

 

とりあえずリニスさんと共に台所に向かい比較的簡単に出来るミートボールスパゲティ(カリオストロの城に出てくるあれ)とサラダを作ることにした。

なお俺くんは玉ねぎをみじん切りにしようとして自分の指を切り早々に退場した模様。

痛かった(´・ω・`)←

 

 

 

 

一方その頃フェイトの帰ってこない時の庭園では・・・・・・

 

 

「アリシア!!フェイトが・・・フェイトが帰ってこないのゲフォ!!!」

 

「きゃー!?ママが吐血した!!?アルフ~~!!助けて~!!!!」

 

「どうしたんだい?アリシア・・・うわっ!?なにこれ!!?プレシア!しっかりしなよ!!」

 

「私の可愛いフェイトが・・・帰ってこないの~・・・はっ!?もしかしてフェイトがあまりに可愛いものだからどこぞの馬の骨がフェイトの事を拉致してしまったとか!!?ふ、ふふふ。いい度胸じゃない・・・。私の愛娘を拉致したらどうなるかしっかり分からせてあげるわ!!!」

 

「吐血して倒れたと思ったら今度は急に立ち上がって雷纏いながら笑い始めた!?」

 

「どうなってるのさ~!?」

 

「うふふ・・・あはは・・・アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

 

「まずい!?ママのフェイト成分欠乏症が発症した!!アルフ!フェイトはまだ帰らないの!?」

 

「そ、それがさっきからいくら念話で連絡しても『・・・すー・・・すー・・・ありしあぁ・・・あるふぅ・・・かぁあさん・・・りにすぅ・・・だぁい好き・・・すー・・・すー・・・』って感じで全然連絡取れないんだよ!」

 

「何その可愛い生物・・・これだから妹は最高なんだよ!!・・・えへへぇ。」

 

「アリシアも壊れた!?もう無理だよ、フェイト~!帰ってきてよ~~!!」

 

なかなかにカオスな状況になっているようです。




ちょっと短いですけど今日はここまでです。


今年もロンリークリスマスを楽しく過ごしました♪
そろそろ心が折れそうで怖いです。



では。


追記

活動報告の方で今後の展開についてちょっとご報告してますので良ければご覧下さい。
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