dog&cat~怠惰な妹店長と少し鬼畜なバリスタの兄~   作:狂った朱

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一杯目 青年と少女

~三人称視点~

 

ココアが町にやって来たラビットハウスに入る前にこんなやり取りがあった...。

 

「コーヒー...ブラックで頼む。豆はこの店のオススメで頼む」

 

「かしこまりました」

ラビットハウスと言う喫茶店にはここら辺ではあまり見かけたことがない青年が訪れていた。黒髪の短髪で眼鏡をかけており何故か左目だけ髪で隠していて少し怪しげではあるが顔立ちが格好いいので怪しさはミステリアスさに変わっているそんな青年だった。その青年はコーヒーをブラックで注文しカウンターではなく入り口に近い窓際の席に座る。

 

カウンターの方では注文を聞いた頭に毛玉みたいなウサギを乗せた小さい少女がコーヒーを淹れていた。使う豆は店自慢のオリジナルブレンド。豆をコーヒーミルで豆を挽いていく。次第にコーヒーの豆のいい香りが回りに広がっていく。

 

暫くすると少女が淹れたコーヒー青年の元へと運んでいく。

 

「どうぞ」

 

「どうも...」

青年が一口飲む。

 

「まぁまぁだな...。ここにはじいさんがいたはずだかじいさんは?もしこれをじいさんが淹れたならじいさん腕が鈍ったか?」

それを聞いた少女は少し表情を暗くしながら答える。

 

「おじいちゃんは去年...」

 

「それはすまなかったな。ならコーヒーは君が淹れたのか...なら評価を少し変えよう。君みたいな少女が淹れたならまぁ、及第点だろう。あくまで君がまだ子供ってことを含めの評価だ。どれ...少し道具を貸してくれるか?」

青年の申し出に少女は少し固まってから理由を聞く。

 

「なに、君に少し手本を見せようも思ってな」

そう言うと青年は、カウンターに入り豆を挽いていく。その姿を少女はカウンターの反対側から興味深そうに見守る。

 

暫くして青年は挽いた豆にお湯を注ぎコーヒーを抽出して少女の前にあるカップに注ぎ差し出す。

 

「頂きます...美味しい‼」

 

「まぁそうだろうな...豆は高品質だし俺の持論としてはコーヒーは淹れ続ければ上手くなる。まぁ頑張れ...」

青年がそう言うと携帯が鳴り出した。そして、二、三言話すと携帯を直しドアへと歩いていく。

 

「好き勝手言って悪かったな」

 

「全然そう思っているようには見えませんが...」

 

「これでも少しは悪いと思っているよ」

そう言いながら青年はコーヒーの料金を少女に渡して店から出ていった。

 

「おじいちゃん...私もあの人の様に上手く淹れれる様になれるのでしょうか?...」

その場には少女だけが残った。

 

 

~一ヶ月後~

 

「チノちゃん‼聞いてよ~‼。学校で聞いたんだけどさ‼この近くに最近料理もお菓子も飲み物すら美味しい店があるんだって‼」

 

「その噂は私も聞いたことがあるな...確か多少怪しいけど格好いい男の人と可愛らしいけど気が抜けているけていて優しそうな女の人がやっているらしいな。チノも勉強がてら言ってみたらどうだ?」

ラビットハウスとにはいつも道理の三人が店を経営していた。最初に話していたのはココア。最近引っ越してきてラビットハウスにホームステイしていて、通っている学校からの教えにしたがってラビットハウスで働いている。

 

次に話しかけたのはリゼ。ラビットハウスでバイトをしている。

 

そして、

 

「そうですかそこまで言われているなら三人で言ってみましょうか...」

そして日中のカフェを経営しいる小さな女の子 チノ。この喫茶店はこの三名で経営していた。

 

~同時刻~

 

「ふぁ~眠いね...」

 

「さっさと仕事しろ」

とある店の中に居るのは二人の男女。実は二人は兄妹で先程からいるこの店は最近二人で開店したカフェ。開店資金は昔稼いだ株の資金で賄っている。それで二人がしているのは開店準備である。

 

「良いじゃんどうせ注文を受けてから調理とかするスタイルなんだし~♪」

 

「茶葉ぐらい用意しろよ...」

それを聞いた妹はや~だ~とか言いつつ店の裏に引っ込んでいった。

 

「はぁ...後でお仕置きだな」

そう言いながら兄も店の裏に入っていった。

 

兄妹は今日ものんびりと過ごす。これはそんな兄と妹の物語。今日もコーヒーと紅茶のいい香りが辺りに広がっている。




さて、たまには殺伐とした物じゃなくってほのぼの系に出来ているか分かりませんが書いてみたくって書きました。
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