花を護る騎士 ブレイドナイト   作:葵祈つばめ

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つばめ:「作中、明に言わせてみたかった言葉があるでんて」 (´-ω-`)ムフフ

明:「ケッケッケ、そりゃなんだろーな」


〜対戦〜

とある休日の夜、俺は自室でももかとゲーム対戦していた。

 

「にゃ〜!?緑甲羅が戻ってきた〜!?」

 

「ケッケッケ、狭い通路にいる時に無闇に放つからだ」

 

実は今日の昼過ぎにももか、そんで今現在一階のキッチンで何か夕飯を作ってるゆりが俺ん家に遊びに来てな?

 

少し遅い昼飯を振舞った後、俺の部屋でオヤツ挟みながら色々と遊んでるって訳だ。

 

因みに何のゲームか俺ともももかのやり取りでわかったよな?

 

それと、ゆりがキッチンにいんのはさっきまでやってたゲームの対戦で俺に負けたからだ。

 

いくら火力の高い武器を装備してても隙を突いちまえば恐るるに足らずだぜ。

 

「む〜!今度は赤甲羅攻撃〜!」

 

「残念。ライフ、じゃなくてバナナで防ぐぜ」

 

ゆりも俺と同じで自炊出来るし、冷蔵庫の中も昨日買いもんに行ったばっかでまだまだ色々残ってるからいったいどんな夕飯を作ってくれるのか明さんはとても楽しみだぜ。

 

「むぅ〜……!」

 

「ケッケッケ、悪いなももか。どーやらこのステージも俺の勝ちだぜ」

 

このゲーム自体やるのはそれなりに久々で感覚が鈍ってると思ったら中々どーして、裏道とか裏技とか意外と覚えてたりするもんだな。

 

現に、今走ってるコースは色々トラップがあるだけじゃなくさっきも言った様に狭い通路が何箇所もある。

 

更にそれらが複雑に交わってたりするから難しいといえば難しいコースだから…あ、やべっ、

 

「やった〜!今のうちにお先失礼〜♪」

 

「にゃろ、待てやコラ」

 

なんてこった、明さんとした事がトラップに引っ掛かるたぁドジもいいところだぜ。

 

あ?割とよく引っ掛かってるって?

ケッケッケ、それもそーだな。

 

「落ちろ蚊トンボ!」

 

「残念♪私もバナナで防ぐわよ〜♪」

 

とりあえず早々に立て直して反撃の赤甲羅をシュートしたが結果はご覧の通り、さっき俺がやった事をそのままそっくりやられちまったぜ。

 

カミナリとかスター、もしくはそれこそみんなが負けてる時に好きで勝ってる時に嫌いなトゲ甲羅が出りゃ巻き返せるが……残念ながらこのコースの終盤は加速パネルこそあれどアイテムボックスが一個も無ぇんだよなぁ。

 

「うふふ♪今の私は一陣の風になってるわ〜♪」

 

「なんてこった、追いつかねぇなぁ……」

 

加速パネルでスピード上げるがそれはももかもやってるし、そもそも、ドジった時にそれなりに距離が開いちまったからな。

 

こりゃ、中々の歯痒さともどかしさと心弱さを感じるぜ。

 

「ふっふっふ〜♪明君にはどんな罰ゲームがいいっかな〜♪」

 

「泣けるぜ、なるべく優しいので頼むぜ」

 

「それは約束出来ません♪何故なら私は……小悪魔ももかちゃんだから♪いっけ〜♪」

 

最後の加速パネルを通過したカートがその勢いのまま無事に……ゴールしちまいやがったぜ。

 

「いえ〜い♪私の勝ち〜♪ぶいぶい♪」

 

「だな。珍しく負けちまったぜ」

 

久々のゲーム対戦って事でそれなりに心を燃やしてたのもあるが、負けの原因があんな初歩的なミスって事も相まって明さんの心ん中にはモヤッとボールがそれなりの数生産されてやがります。

 

さてさて、このボール達はどうするべきか……

 

「ふっふっふ〜♪罰ゲームは何にしよっかな〜♪」

 

………やっぱ、出すしかねぇよなぁ (悪笑

 

「ケッケッケ、もm「ど〜ん♪」ぐぇ…」

 

なんてこった、半分冗談半分本気でももかを押し倒そうと思っていたらまさかの逆に押し倒されちまったぜ。

 

おのれ、ももかも中々やりおる。

 

「あ〜き君♪」

 

「へいへい明君ですぞ。因みに聞くがこりゃいったい何のおつもりで?」

 

「それは勿論罰ゲームよ♪」

 

今現在押し倒されてんるんで下からももかを見上げてるんだが、自身の唇をペロリと舐めながら目の中にハートがありそうな感じのうっとりとした顔で俺を見るももかはそりゃもうおそろしくエロい面。

 

俺でなきゃ見惚れちゃうね。

 

「今日ね、新しい下着着けてるの……♪」

 

「へぇ、そーなのか」

 

「うん♪だからどんな下着なのか見てみたい?」

 

「おう、是非とも見てぇな。飯食い終わったら見せてくれるか?」

 

「え〜、今じゃ無いの〜?」

 

「あぁ、今見たらゆりに悪いからな。…そーだろ?」

 

「えぇ、その通りよ」

 

「……え?」

 

ももかは気付かなかったみてぇたが、

実はゆりさん、俺が押し倒されたまさにそのタイミングで扉開けて部屋の中におるんです。

 

しかも、ももかの真後ろにな。

 

「……ももか」

 

「な、なぁに?ゆりっぺ……?」

 

ケッケッケ、ももかさんってばさっきまでのエロい面から一転して苦笑いした面してやがる。

 

やっぱ、こーゆードジしたり自滅してる所がももかの可愛い所だよな。 (悪笑)

 

「……見せるなら二人で見せましょう♡」

 

ってなんてこった、どうやら今のゆりさんはエロのスイッチが入ってらっしゃる。

 

ラッコ鍋でも煮込んだか?

 

まぁ、明さん的にはウェルウェルのカムカムだからモーマンタイだけどな。

 

「っ!うん♪二人で明君をメロメロにしちゃお〜♪」

 

そんで意外な後方支援を受けたももかも俄然ノリノリに。

 

今更言うのもなんだが、昼前にダークとコロンをオリヴィエの所に遊びに行かせといて正解だったぜ。

 

「うふふ、夕飯の支度はもう終わってるから二人も片付けが終わったら降りてきて」

 

「はーい♪」

 

「へーい」

 

まぁなんにせよ、夜が楽しみだぜ。

 

 

【終わり】




オマケ1

〜その後・明の部屋にて〜

明:「おーおー、ジッパー付きとかエロいな」

ももか:「しかもジッパーを下すとそのままアダルティ〜なオープンブラになるの♪」

明:「なんてこった、エロさ倍増しだな」

ももか:「でも、今着てるのはサイズが小さいから窮屈で苦しいの〜」

ゆり:「だからお願い……」

ももか、ゆり:『触って慰めて……♡』


オマケ2

〜同時刻のダーク達〜

ダーク:「よし、明の部屋から拝借してきたゲームをやるぞ!」

オリヴィエ:「あ、風呂敷担ぎして来た理由はソレだったんだ」

コロン:「あはは、何のゲームをやるのか楽しみだね。サラマンダーはどうする?」

サラマンダー:「そうだな、偶にはやるとしよう」

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