花を護る騎士 ブレイドナイト   作:葵祈つばめ

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つばめ:「最後の方に懐かしのネタ放り込みました (笑)」

明:「ケッケッケ、そーいやつばめは一時期あのダウンジャケット欲しがってたよな」


〜予定〜

とある休日の朝、俺はダーク特性の朝飯を堪能しながらゆり達とこの後の予定を考えていた。

 

てか、朝からサバ味噌たぁ渋いな。

 

「さて、朝飯後の予定なんだが……なんかリクエストはあるか?」

 

「はいはーい♪」

 

「ん、ももか君」

 

「折角みんな揃ってるから一日中ずっと明君とにo「他いねぇか?」えぇ〜!」

 

「えぇ〜じゃねぇよ。ちぃったぁ性欲スイッチをオフにしやがれ」

 

俺だって我慢してんだぞ、朝からイイモン見たせいでいつも以上に寝起き良かったんだからな。

 

「ぶぅ〜……」

 

「え、えっと、発言いいですか?」

 

「ん、どうぞひかり君」

 

ノリで始めた会議風について来れるようになるとはひかりも成長したもんだぜ。

 

「せ、折角の機会ですのでわたしはゆりさんからお料理を学びたいです!」

 

「わたしも!」

 

「ふむふむ、ももかと違ってひかりと舞は真面目に案を出してくれるな。ゆり、そーゆー訳で頼めるか?」

 

「ふふふ、私は構わないわ。ただし、厳しくいくからお覚悟はよろしくて?」

 

「「はい!」」

 

「ゆりさん、それあたし達の決めセリフ……」

 

「ケッケッケ、ドンマイ」

 

きららよりもゆりが使う方が決めセリフに凄味があるってのはここだけの内緒ってな。

 

「明、食後のお茶を持ってきたぞ!それと私からも一ついいか?いいな、答えは聞かぬ!」

 

「なんてこった」

 

某紫もびっくりのマイペースっぷりだな。

まぁ構わねぇけど。

 

「今日は天気も良いし人手も揃っているから2人程こちらに回してもらう!」

 

「お?てことは掃除祭りか?」

 

「うむ。明の部屋含む全部屋を掃除してやろう!」

 

「おーおー、ダークさんってば格好いいな」

 

「当然だ!何故ならダークさんはデキる女だからな!」

 

確かに。

日々のそーゆーのは交代制でやってるがそれでもダークは学校に行かねぇ分、家で経験値稼ぎまくりだからな。

 

それこそ、さっきも言ったが今朝からサバ味噌を人数分用意出来る程に。

 

てか、結構イイトコの鯖使ってんだがどっから仕入れて来たんだ?

 

「現に先程朝食で出た鯖は朝一番に魚市場で買ってきたものだからな!」

 

「…そーいや朝早くに何やら俺物音が聞こえたのはそれだったのか」

 

思わぬタイミングで出所判明。

 

そりゃ仕入れたてを飛んで運びゃ美味いわけだ。

 

「流石はダークさんね。あ、掃除だったら私が立候補するわ」

 

「ん?いいんすかまりあさん」

 

「えぇ、道場の掃除とか慣れているし力仕事もお手のものよ♪」

 

「うむ、戦力として異論なし!そうなるともう一人は……祈里!お前に決めた!」

 

「は、はい!!」

 

「ケッケッケ、どこぞのトレーナーだっての」

 

どちらかと言うとお前は某少年探偵みてぇな声してるくせに。

 

「ふふ、そうなると残りのメンバーは明とももかときららね」

 

「明には買い出しを頼みたい。何故なら今日は特売日だからだ!」

 

「任せとけ。切れかけのモンと切れらしてたモンを一気に補充してきてやんよ」

 

卵とか片栗粉とかバニラエッセンスとかその他の日用品も色々とな。

 

「つーわけで、ももかもきららも俺に同伴してもらうが構わねぇよな?」

 

「うん♪もちろんオッケ〜♪」

 

「あたしもだけど……買い出しの帰りでいいから本屋寄ってもいい?」

 

「なんでい、何か入り用か?」

 

「そ。今度の授業で染物について学ぶからその資料を探しに」

 

「なーるほど、そりゃ確かに本屋案件だな」

 

「でしょ?」

 

ところがぎっちょん、ぎっちょんちょん。

 

我が家の書庫の豊富さを舐めたらいかんぜよ。

 

「けどまぁ書庫に染物関係のが数冊あるぜ?」

 

「え、まじ?」

 

「マージマジ。なんなら買い出し行く前に目ぇ通しとくか?」

 

「うん!」

 

「それじゃあ私も書庫に行く〜♪」

 

「オーケーオーケー。んじゃま、俺達は動き始めるからゆり達も適当なタイミングで取り掛かってくれや」

 

「「「「えぇ(はい、うむ!)」」」」

 

「後、冷蔵庫のモンは好きに使って構わねぇよ」

 

「わかったわ。それじゃあお茶飲み終わったら私達も動き始めましょう。ひかり、舞、何かリクエストはあるかしら?」

 

「わたしはほうれん草のおひたしを教わりたいです!」

 

「わたしはをミネストローネをお願いします!」

 

「ダークさん、先ずは何処から行くのかしら?」

 

「明の部屋からだ!祈里、明のシャツで発情するなよ?」

 

「し、しません…!」

 

「ねぇねぇ明さん、実際に着付けもしたいんだけど……流石にないよね?」

 

「あるよ」

 

「あるんだ……」

 

「ふっふっふ〜♪着付けなら私が教えてあげるわ♪」

 

さーてさて、今日も賑やかな1日のはじまりはじまりだぜ。

 

 

【終わり】




オマケ1

〜書庫にて〜

きらら:「明さーん、染物の本どこ〜?」

明:「古時計の右棚の中段に染物関係があるぜ」

ももか:「ねぇねぇ明君明君、この本の続きってある?」

明:「ん?…あー、数年前に絶版したから無いな」


オマケ2

〜買い出しにて〜

明:「どうせ今夜は俺ん家で食うつもりなんだろ? 」

ももか:「もっちろん♪」

きらら:「だよね〜♪」

明:「オーケーオーケー。なら、持ち帰り用を踏まえたメニューにしてやんよ」

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