奇跡の魔法後なのにどうしてこうなった……
〜花見の場〜
ゆり:「お姫様の次は魔法使いが現れるなんてね」
明:「だな。お姫様もそうだが魔法使いなんて絵本の中の存在かとばっかり思ってたけどまさか実際に会える日が来るとはな」
ゆり:「ほんと、人生驚く事だらけね」
明:「………」
ゆり:「………」
みら、リコ:『?』
明:「折角だから記念に拝みますか」
ゆり:「拝みましょ」
みら、リコ:『えっ?』
明:「ありがたや〜ありがたや〜……」
ゆり:「何か良い事がありますように……」
みら、リコ:『えっ?えっ??』
のぞみ:「あ、わたしも拝む〜!」
うらら:「わたしもです〜!」
のぞ、うら:『むにゃむにゃ、むにゃむにゃ……』
りん:「寝言か!?」
なお:「わたしはまだまだ食べれる!」
あかね:「食べんでえぇわ!」
ひかり:「なおさん凄い食べっぷりですね……」
なお:「あ、でも少し眠いかも」
あかね:「そりゃそんだけ食えばそーなるわ!」
いおな:「でも拝むなら魔法つかいよりブルーの方がお徳だわ!」
ひめ:「そーそー!なんてたって神様だもんね!」
ゆうこ:「でも拝んでも御利益あるのかしら?」
めぐみ:「ブルーよりレッドの方がありそうだよね」
ひめ:「言えてる!」
ハピネス組:『あははは!』
リボン:「あらら、ですわねぇ」
ぐらさん:「けどまぁ嬢ちゃん達の言う通りかもしれないぜ」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
みらい:「キュアップ・ラパパ!水よ、集まりなさい!」
リコ:「キュアップ・ラパパ!水よ、氷りなさい!」
みら、リコ:『キュアップ・ラパパ!!氷よ、砕け散りなさい!!』
パリーン!!…キラキラ…キラキラ……!!
中学生組:『おぉ〜〜!!』
アコ:「まだやってる……」
ゆり:「あれで5回目ね」
亜久里:「確かに魔法が凄いものだとはわかりましたが、こう何度も見続けていますと……」
明:「感動が薄くなるってか?」
亜久里:「そうですわ……」
キュアップ・ラパパ!!
おぉ〜〜!!
アコ:「6回目……」
亜久里:「みんなもよく飽きませんわ……」
明:「お姫様や魔法使いは女の子だったら一度は憧れるもんだからな。まぁ無理はないわな」
亜久里:「そうなんですか?」
明:「あぁ。お姫様と同様、女の子が一度はなりたいランキングに常に上位にランクインしてるぜ」
アコ:「…なんだか嘘臭い」
明:「そう思うのはアコや亜久里が既にプリキュアだからだ」
ゆり:「ある意味プリキュアって魔法使いと似た様な存在だものね」
明:「そ。憧れを抱く前に似た様な存在になっちまったから皆と比べて感動が薄いんだよ」
アコ:「…言われてみれば」
亜久里:「…そんな感じがしてきましたわ」
明:「納得してくれた様で何よりだ。んじゃま、大食い組の気が逸れてる今の内に菓子やスイーツを戴くとするか」
亜久里:「賛成ですわ!」
アコ:「そうですね」
ゆり:「ふふ、まさに花より団子ね」
明:「そうでもないぜ?何せこの場には各々異なる魅力を持った花が沢山咲いてるからな」
亜久里:「随分と粋ですわね」
アコ:「けどそれが明さんの魅力」
ゆり:「………」
亜久里:「…ゆりさん?」
アコ:「…どうしたんですか?」
ゆり:「い、いえ、何でもないわ……」 (一気飲み
アコ:「………」
亜久里:「盃で冷ますのは想いの熱か、はたまた恋の熱か…。ですわ」
アコ:「結構深いこと言うわね」
亜久里:「一流のレディですから」
アコ:「………」
亜久里:「…もぐもぐ…もぐ…なんですの?」
アコ:「口の周りにメロンパンの食べかすが付いてるわよ?」
亜久里:「な!?わ、わたくしとしたことが!?」
アコ:「フフ、一流のレディの名が泣くわね」
亜久里:「う、うるちゃい!うるちゃい!うるちゃい!うるちゃい!うるちゃーーいっ!!」
【終わり】
オマケ1
〜魔法?〜
明:「キュアップ・ラパパ!いつもより、速く回しております」 (舞傘の上で木升回し)
ギュルルルルル……!!
全員:『おぉ〜〜!』
りん、あか:『って、ちがーうっ!!』
りん:「確かに凄いけど魔法関係無いでしょうが!」
あかね:「そもそも誰や!傘と升持ってきた奴!」
こまち:「わたしがメルポの中に入れて持ってきたわ」
メルポ:「メェッ!」
りん、あか:『やっぱアンタか!』
オマケ2
〜パーティーメンバー〜
こまち:「騎士にお姫様に魔法使い。…ふふふ、物語が膨らむわ……」
スラスラスラスラスラ………
明:「おーおー、癒しのグリーンノートが恐怖のブラックノートに」
ミルク:「かれん!こまちが恐いミル!!」
かれん:「今のこまちには下手に近づかない方が良いわ」
明:「もし近づいたら?」
かれん:「…羊羮が飛んできます」
りん:「や、かれんさん…そんなことあるわけが」
のぞ、うら:『もぐもぐ…もぐもぐ…』 (羊羮もぐもぐ
りん:「あるのね……」
明:「しかも一人一本ずつとは中々贅沢だな」