どちらかと言うと、アラモードはおじゃ魔女や東京ミュウミュウ側です。
てか、今時の小さい子でもアラモードを観ても微妙な反応をすると私は思いますね。
更に言うと、餅屋は餅屋。
本職の方をキャスティングしてもらいたいですね。
しかも、今度の映画もゲスト声優四人の内、三人は確か声優経験皆無ですぜ?
5とドキドキの劇場版の悲劇が再来するかもしれません。
あ、でもEDがまこぴーだったのは嬉しかったです。
明がお茶会に参加してから数日後。
トランプ王国で勉強中だったレジーナがふらっと遊びに来た。
そこでマナ達は主不在のソリティアでプチお茶会を開き、賑かな一時を堪能していた。
「ふはぁ〜!美味しかったぁ〜!」
久し振りのお茶会にレジーナは大いに喜び、手当たり次第に茶請けのお菓子やスイーツを食べ続け、その取量は亜久里と同じかそれ以上だった。
「ふう〜♪ブラボーでしたわ♪」
紅茶を飲みながら自身のお腹を満足気に擦る亜久里。
好物の前ではいくら彼女とて普段のレディーとしての振る舞いも形無しである。
「うふふ、ありがとうございます♪」
因みにこのプチお茶会もいつものごとくお菓子やスイーツの提供はやはりありすだった。
「それにしても、二人とも今日もまた随分と食べてたわね」
六花の言う様にお茶会のピーク時、亜久里とレジーナの前には大量の皿が積み重なっていた。
その数二人分合わせると裕に50以上。
その小さい身体のどこにあれだけの量が入るのか不思議でしょうがない。
「だって最近は勉強ばっかだったんだもん!」
「立派なレディーになる為には勉学は必要不可欠。故に致し方ないことですわ」
「うぅ〜、マナ〜!お姉ちゃんがいじわる〜!」
普段あれほど自分の方が姉だと言っていたレジーナだが、今こうして泣き真似でマナに抱きつく姿はどうみても姉には見えなかった。
一方のマナはと言うと、
「よーしよし、泣かない泣かない。亜久里ちゃんはレジーナの事を思って言ってるだけだからね〜」
「うぅ〜」
いやはや流石と言うべきか。
伊達に今までアイちゃんの世話をしてきただけの事はありあやすのがとても上手い。
そしてそのきっかけとなったアイちゃんはと言うとシャルル達と一緒に部屋の陽当たり良い場所でお昼寝していた。
「もう。マナはレジーナには甘いんだから。たまには亜久里ちゃんの様にガツンとが言った方が今後のレジーナの為よ?」
「あははは、ごめんごめん」
「もう…」
チームドキドキの苦労人、菱川六花。
こうして彼女の心労は増えていき、お気に入りのカエルグッズもまた増えていくのだった。
「でも心配してくれてありがと六花」
「はいはい、どういたしまして」
「美しい友情、それもまた愛ですわ!」
愛、届いてますか?
「六花さま〜愛してる〜」
「はいはい、私もよ」
「あら、マナちゃんは私達には言ってくださらないのですか?」
何故にありすはは煽るのだ…
「まさか!ありすもまこぴーも亜久里ちゃんもレジーナもみんな愛してるよー!」
「うふふ、私もですわ」
「マ〜ナ〜!」
愛、飛びまくりの振り撒き過ぎです。
「…六花、何この状況?」
「ごめん、まこぴー…」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「混沌としてるわね」
「だな」
「それで?そこからどうして明の話題が出てきたのかしら?」
「ん、その後にだな…」
♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡
その後暫くしてどうにか軌道修正した一同。
そしてその後こんな話が。
「ところで亜久里ちゃん」
「なんですかマナ?」
「亜久里ちゃんが思う理想のお姉さんって誰なの?」
「ふ、愚問ですわねマナ。それは勿論、ゆりさんですわ!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「そうなの?」
「そうなんです」
♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡
「強さ、美しさ、志の高さ、どれをとっても素晴らしくまさにわたくしの理想ですわ!」
「あ〜〜』
「誰?そのゆりって人?」
レジーナを除き満場一致で納得したマナ達だった。
「あ、そっか。レジーナはまだゆりさんに会った事ないんだっけ」
「うん」
「それどころか私達以外にプリキュアがいる事も知らないわね」
「ええっと、それじゃあ何処から話そっか……」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「あたしは来海えりか!カリスマファッションデザイナーを目指す14歳のゆるふわ小悪魔系超絶美少女!」
「俺等に言ってどーすんだっつーの」
「それよりもその自己紹介は何かしら?」
「後輩に舐められないように先輩としての威厳を出してみたっしゅ!」
「「………」」
「いつもいつもお二人には迷惑をかけて申し訳ありません……」
「大丈夫だ。俺の堪忍袋の緒は滅多に斬れないから」
「私も。心は海よりも広いから気にしなくて良いわ」
「「申し訳ありませんでした!!」」
「あははは…」
♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡
さて、他のプリキュアについて話を聞かせてもらったレジーナだが、
「苺パフェ!?」
「レジーナの関心はそこなのね…」
六花の言う通り、一番気になった…いや、この場合、興味の対象的には食いついたの方が適切か?
兎も角、レジーナの関心は明が作った苺パフェに向いていた。
「そうなの。今話した明さんがお茶会で作ってくれたんだよ」
「しかも亜久里ちゃんはあたし達のより大盛りだったよね」
「えぇ。…味、クリーム、何もかもバランスが整った一品、まさにブラボーでしたわ!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「「「「パフェ……」」」」
「その目止めい」
♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡
「あたしも苺パフェ食べたーい!」
「わたくしも思い出したらまた食べたくなってしまいましたわ…」
「実はあたしも…」
「私も…」
「あたしも…」
「私もですわ♪」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「「「「………」」」」
♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡
「「「「「………」」」」」
◆ ♡ ◆ ♡ ◆ ♡ ◆
「良いぜ。なら今度、ありすの屋敷に行くとするか」
『やったー(ですわ)!!』
◆ ♡ ◆ ♡ ◆ ♡ ◆
こうして後日、明はつぼみ達を連れて再びありすの屋敷へ行き、自身の分を含めた計11人分の苺パフェを作る事になったのだった。
【続く】
三人称は苦手…
今回はマナ達(過去軸)と明達(現在軸)を交互に展開させ、最後の明の“良いぜ。”から両軸を合わせてみました。
あまり無理な表現技法は使うもんじゃないですね
( ̄▽ ̄;)