花を護る騎士 ブレイドナイト   作:葵祈つばめ

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つばめ:「最初にお知らせしますがリオやビブリーとの顔合わせは済んでおります」

りん:「…それよりもアレはどうするの?」


明:「………」 (じぃー……

ひか、舞、祈:『あ…明さん……?』

明:「………」 (じぃー……

ゆり、もも:『明(君)……?』

明:「………」 (じぃー……

まりあ:「明君……?」


つばめ:「無視の方向で……」

りん:「なんてこった……」


アラモード編

「んー……どーこにすっかなー……」

 

未だに何処へ行くかを考えながら窓その外を見たると動物の形をした雲が視界に……

 

「なんてこった、よりにもよって犬と猫かよ……」

 

数多くいる動物の中からなんでその二匹をチョイスしたのか気にならなくも無いが、丁度何処かへ行くつもりだったからまぁ、良しとするか。

 

「んじゃま、ちゃっちゃと向かうとしますかな」

 

そうして俺は早速駅へと歩き続け、その後駅に着き電車に乗りガタンゴトンと揺られて数十分後、目的地である苺坂町に着いた。

 

「よし、行くか」

 

目指すは苺坂町・苺坂自然公園!

 

………

……

 

なーんか嫌な予感がするぜ……

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

結局、俺の不安を余所にキラパティへの道中は鼻唄混じりに散歩をしていたビブリーと額に三つ星模様があるネコとの遭遇以外は特には何も起こらず平和にキラパティへと辿り着いた。

…まぁ、ビブリーが俺を見た途端顔を真っ赤にして明後日の方向へ逃げたけどな。

 

「おいーっす」

 

『あ!明(さん・君)!』

 

お?結局空いてる…って言うか誰も客がいねぇな。

こりゃ、貸切気分を味わえてある意味ラッキーかもな。

 

「よお、食いに来たぞ」

 

「フフフ、いらっしゃい♪こちらへどうぞ♪」

 

丁度入口近くにいたゆかりに俺はカウンター近くの少し広い席へと案内された。

…カーテンのお蔭で周囲から見えにくくなってるって事はVIP席か?

 

「ゆかり、この席は……」

 

「フフフ、察しの通り滅多に使わないVIP席よ♪」

 

やっぱりか。

 

「…俺以外に客がいねぇんだから普通の席でも良かったんじゃねぇか?」

 

「あら、明は私達にとって大切なお客様よ?それ相応のおもてなしをするのは当然だわ」

 

「…さいですか」

 

真っ当な事を言ってる筈なのにゆかりが言うとどーにも妙な感じがするぜ。

 

「フフフ♪それで?ご注文は?」

 

「ん?あぁ…それじゃあ、うさぎ、リス、ライオン 、ネコ、イヌ、ペガサスのを一個ずつと珈琲で」

 

「フフフ、相変わらずの甘党ね♪珈琲に砂糖とミルクは必要かしら?」

 

「いんや、無くていい」

 

「わかったわ♪少し待っててね♪」

 

そう言ってゆかりは伝票を厨房(いちか達)へ渡しに行ったんだが、何故かあきらを連れて戻ってきやがった。

 

「フフフ、お待たせ♪」

 

「や、やぁ……」

 

「何故あきらを連れて戻ってきたか理由を聞いても?」

 

「明の頼んだ量が量だからよ。どうせ待つなら私達とお話ししながら待つ方が楽しいでしょう?」

 

「なんてこった、まさか店員が店番を放り投げるとはな」

 

「お生憎、今日はもうキラパティの営業は終わりなの♪ね?あきら?」

 

「うん。ゆかりが明君を案内してる間に看板を閉まっちゃったからね」

 

成程、だからあきらは俺が案内してもらってる時に入口にいたのな。

 

「けどやけに早いな。まだ二時ぐらいだろ?」

 

「実は今日は朝から凄く忙しかったから材料がもう殆んど残ってないんだよ」

 

「あー……」

 

驚き半分と納得半分ってところだな。

考えてみればキラパティは苺坂で唯一(?)アニマルスイーツを提供している店だ。

しかも従業員は全員が各々タイプの異なる美少女達だもんな。そりゃ忙しくもなるわな。

 

ん?でも待てよ……

 

「…もしかして無理な注文出しちまったか?」

 

「ううん。明君が注文した六品はキラパティの看板商品だから他のよりも材料を多くストックしてあったから大丈夫だよ」

 

「…そりゃ良かったぜ」 (ホッ

 

「あははは!明君は本当に甘いものが大好きなんだね」

 

「フフフ♪普段や戦いの時とは違って可愛らしいわ♪」

 

「うっせ、ほっときやがれ」 (ぷいっ

 

「あらあら♪照れてちゃって♪」

 

「あははは!」

 

なんてこった、行く前の嫌な予感はこれだったか……

 

「明さん!お待たせしましたぁ!」

 

「余った材料を全て使った大玉スイーツです!」

 

「結構大きいけど明さんなら大丈夫だよね〜」

 

「話しには聞いてたけど、明さんって本当に甘いものが好きなんですね……」

 

「ノン、ノン、違うわピカリオ。大の甘党である明さんにとってこの程度はまだまだ序ノ口よ」

 

「…おぉ、来たか」

 

これぞまさに絶好のタイミング。

天(神様)よ、今回だけは素直に感謝するぜ。

 

「残念♪時間切れね♪」

 

「…時間切れでもゆかりは楽しそうだね」

 

『時間切れ?』

 

「気にすんな。お馴染みのゆかりの戯言だ」

 

『あー……』

 

「理解してくれたようで何よりだ。んじゃま、そろそろ……」

 

『………』 (じぃー……

 

「いただきまー……」

 

『………』 (じぃー……

 

「…何故見てるのか理由を聞いても?」

 

「いや〜明さんがどれから食べるのか気になって〜……」

 

『うんうん』

 

「…いちか達は兎も角、リオもか?」

 

「いや、俺はただ純粋に明さんがスイーツを食べる所を見たいだけです」

 

「なんてこった……」

 

俺みたいな目付きの悪い奴がスイーツを食ってる姿を見たいとはリオも中々の物好きだな。

 

「フフフ、それで明はどのスイーツから食べるのかしら?」

 

「…どのスイーツも何も、溶けやすい奴からに決まってんだろ」

 

「溶けやすい奴……」

 

「この六品の中ですとライオンアイスですね」

 

「ぎゃ〜!食〜べ〜ら〜れ〜た〜!」

 

「フフフ、あおい(アイス)の次に食べられるはあきら(チョコレート)かシエル(パフェ)のどっちかしらね?」

 

「あ、明君…よく味わって食べてね……?」 (もじもじ……

 

「Ne t'inquite pas!わたしに気にせず遠慮なく食べてください!」

 

「…明さん、食べ辛くないですか?」

 

「フッ、これぐらいの事なんざとっくに慣れっこだ」

 

「流石は明さん……!」

 

「ただ時々泣けるけどな。…うまうま♪」

 

 

【終わり】




オマケ1

〜ビブリー二度目の災難〜

【本日のキラパティの営業は終わりました】

ビブリー:「うわ、最悪……ちょっと!誰かいないの!」 (ドン!ドン!ドン!

ガチャ!

明:「hello〜♪」

ビブリー:「ぎゃあ〜〜!?」


オマケ2

〜災難のフラグ〜

―ありがとうございました!―

―おう、またな―

モブ娘A:「ねぇ、今キラパティから出てきた人って……」

モブ娘B:「うん、間違いないわ……」

モブ娘C:「あの人は明堂学園の御剣 明さん……」

モブ娘A:「………」

モブ娘B:「………」

モブ娘C:「………」

三人:『早く他のみんなにも教えないと!!』(ダッ!


オマケ3

〜ファンの鑑(?)〜

二人のファンB以降:『あわわわわ……!?』

あきらファンA:「これは大変な事になるわ……!」

ゆかりファンA:「早くゆかり様とあきら様にお知らせしないと……!」
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