花を護る騎士 ブレイドナイト   作:葵祈つばめ

4 / 745
“ゆり”と“ゆかり”
“明(あき)”と“あきら”

…本家二人は兎も角、まさかオリキャラの名前が本家キャラと一文字違いなるなんて凄い偶然
( ̄□ ̄)!!


日常編
〜平日〜


【AM5時】

 

起床

 

冷水で眠気を醒まし、ジャージに着替え軽く各部のストレッチをした後、日課の早朝ランニング開始。

 

 

【AM5時50分】

 

ランニングから帰宅

 

シャワーで汗を流した後、洗濯開始。

 

制服(ブレザー以外着用)に着替え朝食と弁当作り開始。

 

「〜♪〜〜♪」

 

 

【AM6時30分】

 

朝食

 

献立はバランスの良く一汁三菜。

 

「いただきます、と」

 

 

【AM7時】

 

「ごちそうさまでした」

 

手早く洗い物を済ませ、洗濯機を回し、その間に身嗜みと身支度、前日の夜に干した洗濯物を片付け新聞とテレビを観る。

 

―エースティー、一緒に飲もう!―

 

「…そういやまだ買ってなかったな」

 

 

【AM7時30分】

 

洗濯物を干した後、戸締まりをして登校

 

「行ってきます」

 

道中、つぼみ達とこの日は仕事が休みだったももかと合流。

 

学園に着くまで笑いの絶えない賑やかな登校となった。

 

 

【AM8時5分】

 

教室に到着

 

前日のLHRの籤引きによる席替えで運良く席が近くなった三人はSHRが始まるまでお喋りしていた。

 

・明…窓側最後方

・ゆり…明の前

・ももか…ゆりの右隣

 

 

【8時35分】

 

HR

 

「………」

 

明、担任の話を聞きつつ夕飯を検討中。

 

「……今日は抜くか」

 

どうやら今日は夕飯は無しのようだ。

 

 

【AM8時45分】

 

一限目・古文(担任の担当授業)

 

授業内容は“俳句”について。

 

「よし、それじゃあ今から皆には俳句を作ってもらうぞ」

 

『えぇーー!?』

 

「はっは、安心しろ。今回はただ単に五・七・五の文を作るだけだ」

 

担任は言う。

“要は作る事が大事なのだ”と。

 

「今から紙を配るからそこに書いてくれ。あ、でも最低でも三つは書いてくれよ?」

 

『はーい!』

 

その後紙を受け取った明はスラスラと何個か書いていたが、ふとペンを止め“これは消すか”と呟いた。

 

その呟き自体ぽつりと言ったものだったので誰にも聞こえない筈なのだが、ももかはちゃっかり聞いていた。

 

「…“ねぇ明君 消すつもりなら いいわよね”?」

 

今の今まで俳句を考えてたからなのか、ももかの口調が俳句口調になっていた。

 

「…“諦めろ 譲るつもりは 無いからな”」

 

ももかに合わせたのか否かは不明だが、明もまた俳句口調になっていた。

 

「“意地悪ね いらないのなら いいじゃない”」

 

「…“二人共、 何で口調が 俳句調”?」

 

ゆりは不本意ながら二人に合わせていた。

 

因みに明が消そうとした俳句はこんな作品だ。

 

“暗闇の 心を照らす 月の華”

 

意味についての想像はどうぞご自由に。

 

「“こうなれば 力づくでも 聞いてやる”!」

 

「“面白れぇ やれるもんなら やってみろ”!」

 

何やら物騒な雲行きに……

 

「…“二人共 そろそろ口を 閉じましょう”?」

 

―ペチ!―

 

「きゃん!?」

 

―ゴン!―

 

「ぐぇ!?」

 

なりそうにもなかった。

 

余談だが、三人のやり取りはこのクラスでは“名物”となっているため、担任を含めたクラス一同、今更誰も止めたりせず、寧ろ俳句作りのBGMとして楽しんでいた。

 

「二人共、そろそろ怒るわよ?」

 

―ゴゴゴゴゴゴ…!―

 

『“あっヤバイ ゆりの笑顔が 怖すぎる”…』

 

 

【AM9時45分】

 

二限目・数学

 

特にこれと言った事もなく授業はスムーズに進んだ。

 

 

【AM10時45分】

 

三限目(四限目)・家庭科・調理自習

 

班と料理は各々自由に決めて良いが三人はいつも同じ班。

 

今回作る料理は“オムハヤシ”

 

「んじゃま、ちゃちゃっと作っちまうか」

 

「そうね」

 

「明君、私の役目はー?」

 

「ゆりと一緒に野菜のカットを頼む」

 

「はーい!」

 

〜以下、調理光景〜

 

「〜♪〜〜♪♪」 (玉葱だけカット担当)

 

―カカカカカカッ!―

 

「ねぇ明君?」

 

「ん?」

 

「それだけ早く切ってるのに何で沁みないの?」

 

「繊維に沿って切るからな。後、慣れた」

 

「ほぇ〜〜」

 

「ももか、お肉は私がやるから人参とじゃがいもを頼めるかしら?」

 

「はーい!」

 

………

……

 

「♪♪〜♪〜」

 

―グツグツ…グツグツ…―

 

「…じぃー……」

 

「ちょっと味見してみる?」

 

「良いの?」

 

「えぇ。明、良いわよね?」

 

「おう。寧ろ頼もうとしてたとこだ」

 

「やったー!」

 

………

……

 

「二人共ー、そろそろ完成すっから皿出しといてくれー」

 

「はーい!」

 

「えぇ、わかったわ」

 

………

……

 

「半熟オムライスの上にハヤシをかけて、…タンポポオムハヤシの完成だ!」

 

「美味しそう!」

 

「冷めない内にいただきましょ」

 

「えぇ、いっただっきまーす!」

 

「「いただきます」」

 

因みに他の班達は明達の調理光景を見てこう思っていた。

 

『家族だ……』

 

と。

 

「おーいしー!」

 

「ふふ、そうね」

 

「残したら許さねぇからな」

 

余談だが明達の班が最も評価が高かったそうな。

 

 

【PM12時35分】

 

昼休み

 

ゆりとももかは調理自習の為弁当を持ってこなかったが明は普通に持ってきてた。

 

「…明君、まだ食べるんだ」

 

「別腹だ」

 

「よく太らないわね」

 

「結構、鍛えてます」

 

明が食い終わった後は三人で賑やかにお喋りをしていた。

 

 

【PM13時20分】

 

五限目

 

英語

 

「…うとうと…うとうと……」

 

「ももかー、寝るなー」 (ぼそっ

 

ももかが寝ないよう明は終止声を掛けていた。

 

「…うとうと…うとうと……」

 

「寝るな、どうせ寝るなら布団の方がいいだろー」 (ぼそっ

 

「…布団……、ふぁ〜〜……」

 

「…あれま」ぼそっ

 

「逆に眠くさせてどうするのよ」 (ぼそっ

 

この後ゆりがももかの二の腕をつねって強制的に起こさせた。

 

「…痛覚が勘弁ならん箇所を狙うとか容赦ねぇな」

 

 

【PM14時20分】

 

六限目

 

日本史(授業が他クラスより進んでた為、自習となった)

 

三人は机をくっ付けて仲良く自習中。

 

「明君、1192(いいくに)作ろう、」

 

「勝手にどうぞ」

 

「794(なくよ)うぐいす、」

 

「ホーホケキョ」

 

「710(納豆)食べて、」

 

「ネバキブアップ」

 

「630(ロミオ)じゃないよ、」

 

「じゃあ誰だ?」

 

「1616(色々あって)、」

 

「今がある」

 

「694(ロックがしてぇよ)、」

 

「楽器買え」

 

「690(ロック)な(お)二人、」

 

「ユージとタカ」

 

「1853(嫌でござるよ)、」

 

「切腹は」

 

「1911(お得でいいかも)、」

 

「セール品」

 

「663(室井さん)!」

 

「橋の封鎖が出来ません!」

 

『ぶはぁ!?』

 

今まで笑いを堪えてたクラスメートも最後の一発は我慢出来なかったようだ。

 

「…よくもまぁそれだけアドリブが続くわね」

 

そこツッコミますか……

 

 

【PM15時15分】

 

終礼・清掃

 

巫山戯過ぎて疲れたのか明とももかは大人しかった。

 

 

【PM15時30分】

 

部活動

 

部活動中は基本的に明がツッコミしつつ、ゆりの鬱憤晴らしを甘んじて受けていた。

 

 

【17時】

 

下校

 

登校時と同様、笑いの絶えない賑やかな下校となった。

 

 

【17時30分】

 

帰宅

 

「ただいまー」

 

帰宅早々に洗濯物を取り込む。

 

それが終わったら部屋着に着替え洗い物。

 

 

【18時】

 

コーヒー(インスタント)お伴にテレビを観ながらリフレッシュタイム

 

「…明日の夕飯どーっすかな……」

 

 

【PM18時45分】

 

軽装に着替えコンビニに寄りながら明堂院道場へ

 

「の、前にコンビニ寄ってみるか」

 

果たしてお目当てのエースティーはあるのだろうか……

 

 

【PM19時】

 

道場で稽古

 

先ずはストレッチ・体慣らし。

 

「オラオラオラオラオラオラオラァーッ!!」

 

―ドドドドドドッ!―

 

「ひいぃっ!?」

 

慣らしの段階で怒濤のラッシュ。

 

受け役の門下生は涙目。

 

………

……

 

明堂院流特別メニュー

“明対門下生達の乱取り”

 

『はあぁぁーっ!』

 

「楽しすぎて狂っちまいそうだぜ!」

 

実際、乱取り中の明はかなり“いい笑顔”。

 

………

……

 

「…っぷはぁ!一汗かいた後に飲むエースティーは格別だぜ」

 

どうやら買えたようだ。

 

 

【PM9時10分】

 

帰宅

 

「ふぃ〜、たでーまー」

 

風呂を沸かし、その間はテレビを観る。

 

 

【PM9時30分】

 

入浴

 

 

【PM10時】

入浴後

 

寝間着に着替え洗濯を回す。

 

洗濯が済むまでは弁当の仕込みをしたりテレビを観る。

 

 

【PM10時30分】

 

済んだ洗濯物を室内干しし、またテレビを観る

 

 

【PM11時】

 

就寝

 

おやすみなさい。

 

 

【終わり】




補足

・授業内容は適当に決めましたが、各授業開始時間は私が通っていた高校のを使用

・今回は明がボケ側だが、ほぼツッコミ側な日もある

・明は週4で明堂院流通い
(でも門下生ではない)

・ゆり曰く、“アクション映画の元軍人の主人公みたいな生活リズム”

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。