花を護る騎士 ブレイドナイト   作:葵祈つばめ

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ダーク(妖精):「くっ!」

コッペ様:「………」

ダーク(妖精):「くっくっ、くっ!」

コッペ様:「………」

ダーク(妖精):「くっ!くくっ!くっ!」

コッペ様:「………」

ダーク(妖精):「くっくっく〜!」

コッペ様:「………」


〜工作〜

とある日の休日、俺は博士を呼んで家の庭でちょっとした工作をしていた。

 

「いや〜明君に呼ばれた時は何事かと思ってたけど、まさかこうなるとはね」 (ギコギコギコ……!

 

「ん?嫌だったか?」 (トントントン……!

 

「まさか。嫌どころか寧ろ真逆の大好きだよ!」 (ギコギコギコ……!

 

「おーおー、そりゃ良かったぜ」 (ギュイィィィィン!

 

まぁ、博士は遺跡探索と同じくらい工作が好きだってのは知ってたからこの誘いを断るわけねぇと思ってたんだけどな。

 

「でも、折角の休日なのにゆりさん達と一緒に過ごさなくて良かったのか?」 (ギコギコギコ……!

 

「あぁ、今日はみんな各々予定があるらしくてな。本日の明さんはフリーなんだよ」 (ギュイィィィィン!

 

「成程ね。…あ、一通り切り終えたよ」

 

「サンキュー博士。それにいくら恋人関係でも互いの行動を制限や束縛するなんてアホな事は俺もゆり達もする気は更々ないんでな」 (トントントン……!

 

たまにテレビでその手の事が話題になってるが…

どうにも俺は恋人の行動を制限や束縛する輩の気持ちが理解出来ねぇな。

 

「恋人…まぁ、家族もだがそうゆう存在ってのは手と手を取り合い、助け合いながら幸せな人生を歩んで行く大切なパートナーだ。だからどんな理由があってもテメェの奴隷なんかじゃねぇって俺は思ってんだが、博士はそこんとこどう思う?」 (ギュイ、ギュイ、ギュイ……!

 

「うん、俺も明君と同じ意見だよ。テレビで旦那や彼氏はよく“大切な存在だから俺が護ってる”なんて事を言ってるけどさ正直呆れるよ。自分の歪んだ独占欲を“護る”って言葉で正当化させるなっての」 (トントントン……!

 

「だな」 (ペタペタ……

 

俺から話を振っておいてアレだが、

たった今、博士の意外な一面を見た気がするぜ。

 

「それに比べて明君は本当に凄いよね。ゆりさん達全員と交際する覚悟があるだけじゃなくて何れ結婚する時の為に新しい国籍をもう既に取ってあるなんてさ。…ほんと、明君の爪の垢を煎じて飲めって思うよ」 (トントントン……!

 

「おーおー、嬉しい事言ってくるねぇ。お礼にこの作業が終わったら俺が今朝作ったチェリーパイをご馳走してやるよ」

 

「欧○か!?」

 

「おろ?ピーチパイの方が良かったか?」

 

「ポプ○ラおばさんか!?」

 

「いんや、ヴェ○イグだ」

 

「クレ○アーーッ!!」

 

「そして博士は」

 

「ス○レイーーッ!!って、言わすなよ!?」

 

「ケッケッケ、ナイスノリツッコミだぜ博士」

 

これぞまさに打てば響くなんとやら。

連続でボケた甲斐があったぜ。

 

「…ハァ…ハァ……なんだか今ので一気に疲れた気がする……」

 

「なら休憩すっか?」

 

作る数は少ないつっても、俺も博士も今の今までぶっ通しで作業してるし今みたいに途中途中で駄弁ったりコント擬きをしてるからな。そりゃ疲れもするわな。

 

「…いや、もう少しで完成だから俺はこのまま続けるよ。明君の方こそ休憩した方が良いんじゃないか?俺が来る前から作業してたんだろ?」

 

「気遣いは嬉しいが、あいにく明さんは結構鍛えてるんでモーマンタイ」

 

ぶっちゃけ、裏俺達とのドンパチに比べたらこんなのお茶の子さいさい、俺達何歳?17歳ってな。

 

「あはは、そういえばそうだったね。ところで明君?」

 

「ん?」

 

「作業を始める前から気になってたんだけど、この材木ってもしかして……」

 

ほぉ、材木の正体に気づくとは流石は博士。

やっぱ伊達に遺跡探索で海外に行ってるだけの事はあるな。

 

「あぁ、この材木は高級家具等に使われるあの“マホガニー”だぜ」

 

「やっぱり…。てゆーか、よく用意出来たね」

 

「俺も博士みたいに色々と人脈があると言えば納得してもらえるか?」

 

「あー…うん、そうだね……」

 

「なら結構。んじゃま、植物園に行ったダークが帰ってくる前にラストスパートといこうぜ?」

 

「OK」

 

 

ギュイィィィィ……!

 

トントントン……!

 

ギュ、ギュ、ギュイィィィィ……!

 

トントンゴンッ!

 

 

なんてこった、博士の方から何やら嫌な音がしたぜ。

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

「……頼むから何か言ってくれ」

 

「真面目かボケ、博士はどちらのバージョンをお求めで?」

 

「……一思いにボケてくれ」

 

りょーかい、なら遠慮なく。

 

「安心しろ博士。博士が神依・水でディスペルキュアを使えば僅かに減った体力と地味な痛みが回復するぜ」

 

「……ボケを頼んだ手前申し訳ないけどあえて言わせてもらうよ。……泣けるぜ」

 

 

【終わり】




オマケ1

〜その後〜

明:「ふぃ〜、漸くダーク(妖精)用の椅子とベットが完成したぜ。博士、今日はありがとな」

菖:「気にしないで。俺も貴重な体験をさせてもらったからさ。ところで明君?」

明:「ん?」

菖:「作り終わってから言うのもあれだけど、なにも手作りしなくてもホームセンターとかで良さそうなのを見繕うでも良かったんじゃないか?」

明:「それだと金掛かるし、運良くダークのサイズに合う物があるとは限らねぇだろ」

菖:「…成程」


オマケ2

〜帰宅後〜

ダーク(妖精):「っ!?」

明:「ハッハッハ、博士と一緒に明さん頑張りました」

ダーク(妖精):「…ありがとう」

明:「気にすんな。家族の家具を用意するのは当然の事なんだからよ」

ダーク(妖精):「……泣いても良いか?」

明:「良いぜ。なんなら胸を貸してやろうか?」
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