花を護る騎士 ブレイドナイト   作:葵祈つばめ

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ゆり:「パジャマの色違いなら兎も角、下着の色違いって……」

ももか:「まぁまぁ♪似合ってるんだから気にしない気にしない♪それにしても〜♪」

ゆり:「な、なによ……」

ももか:「ゆりっぺもモカっちに負けず劣らずの果実を持っていますな〜♪」

ゆり:「……それはももかもでしょ」 (ぷい


〜眼福〜

とある日の休日、俺は前日から家に泊まりに来ていたゆりとももかの為に朝飯のホットケーキとカットフルーツ、それに自家製ヨーグルトと俺流ブレンドのコーヒーを用意してる最中なんだが……

 

「なんてこった」

 

別室で寝てたダークとコロンはとっくに起きて朝飯を食ってんのに肝心のゆり達が全く起きてきやしねぇ。

 

「あはは…ダークは朝からもそんなに沢山食べれるんだね……」

 

「くっ!ホットケーキならまだイケるぞ!」

 

な?

 

「…ももかは兎も角、ゆりが起きてこねぇのは結構意外かもな」

 

これまでゆりが俺ん家に泊まりに来た事はだいたい同じ時間帯に起きてたし、これは俺から見てだかゆりは基本的に早起きのイメージがあるからな。

 

「となると、起きてこねぇ原因はやっぱももかか?」

 

確か、昨日の二人は同じ部屋で寝る事にしてたからな。

大方ももかのガールズトークに付き合って遅くまで起きてたんだろう。

 

「なら、起さねぇ方が良いのかもな」

 

今日は特に出掛ける予定もねぇしこのまま寝かせといて自然に起きてくるのを待つとするか。

 

「明!ホットケーキを後二枚追加だ!」

 

「へーへー」

 

もう少しでゆり達分のホットケーキが出来上がる所だからこいつをそのままダークに…“ガチャ”…ん?

 

今のはリビングの扉が開いた音だな。

 

「コロン、起きたのはどっちだ?」

 

「ゆりだよ」

 

なんてこった、中々どうして丁度良いタイミングだな。

 

「ごめんなさい明…少し寝過ぎたわ……」

 

「気にすんな。ほれ、朝飯を作ったから……おーおー、眼福眼福」

 

「?」

 

成程、今のきょとんとしてる反応でわかった。

 

どうやらゆりはまだ寝惚けていて意識が未覚醒。

だからまだ自分自身の姿(…この場合は状態か?)にも気付いていらっしゃらねぇ。

 

「…どうしたの明?」

 

「いんや?なんでもねぇよ?」

 

説明すると今のゆりはこの間ももかと一緒に買物に行った時に買ったらしい上下が薄紫色のパジャマ姿なんだが……

 

「?」

 

シャツのボタンが全開きしてっから中の薄紫の下着が見えちまってら。

 

てか、前から思っていたがやっぱゆりは着痩せするタイプだな。

ボタンが開いているお蔭でゆりのたわわなメロンとそのメロンが作りだす谷間がばっちり見えるぜ。

 

いやほんと、眼福眼福。

 

「…ふぁ〜……おはよ〜…ゆりっぺ〜…明く〜ん………」

 

っと、今度はももかが起きてきなさった。

 

「ヒュ〜、今度はゆり以上に眼福だぜ」

 

これまた説明すると今のももかはゆりのパジャマと色違いで水色の上下のパジャマ姿。

 

んで、シャツのボタンは全開けでズボンは履いてねぇからこれまたパジャマと同じ水色の下着がばっちり見れるちまうぜ。

 

こうして見るとパジャマと下着がセット売りなのか若干気にはなるが……いやほんと、今日は朝から本当に眼福だぜ。

 

「おはようももか、丁度今明が朝御飯を作ってくれたから顔を洗って……ももか!?貴女なんて格好しているのよ!?」

 

「ほぇ?……いやん♪ゆりっぺもえっちぃ〜♪」

 

「え、えっちじゃないわよ……!?」

 

ケッケッケ、ゆりさんたら今一瞬詰まってやんの。

 

「でも〜、今のゆりっぺも結構えっちぃ〜格好してるわよ♪」

 

「…えっ……?」

 

なんてこった、こいつは嫌な予感がしてきたぜ。

 

「だって、ゆりっぺもシャツのボタン全部空いてるもん♪」

 

と言いながらボインのジェスチャーをするももか。

 

ふむ、二つのたわわが見事に揺れてら揺れてら。

 

「っ!っ〜〜〜〜!?」

 

あーらら、確認してから一瞬でボタンを閉めちまいやがった。

 

さらばだ、麗しのメロン。

いずれまた会おうってな?

 

「……明、貴方最初から……!」

 

「あぁ、知ってて黙ってたし脳内フォルダーには起きてから今までの光景がばっちりくっきりはっきりと焼き付けてあるぜ。勿論、ゆりだけじゃなくももかの艶姿もな」

 

「も〜♪明君ったらえっちぃ♪」

 

「ケッケッケ、否定はしねぇ」

 

なんだかんだ言っても俺だって男子高校生。

普段はかーなーり抑えてるが異性への興味はありありの年頃なんですよっと。

 

「……いい趣味(性癖)してるわね」

 

「おーおー、言ってくれるぜ。男だったら“自分の女達”の艶姿を見てぇのは当然の事だと俺は思うんだが?」

 

それこそ今は言わねぇがひかりや舞や祈里やまりあさんのもな。

 

「っ!?」

 

「も〜♪“自分の女達”だなんて明君ずるい〜♪」

 

「ケッケッケ、何を今更。俺がずるい(狡い)のはだいぶ前から知ってらっしゃるだろ?」

 

「うん♪そ〜だったね〜♪」

 

「な?ゆりもそう思うだろ?」

 

「…え、えぇ…そうだったわね……」

 

「なら話はここまでだ。ほれほれ、飯にすっから身なりを整えるなり顔を洗ってくるなりしてこいや」

 

「は〜い♪いこ、ゆりっぺ♪」

 

「え、えぇ……」

 

「じゃま、俺も朝飯作りの続きをするかなっと」

 

………、

 

あ、最後の最後まで言い忘れてたが、

昨夜ゆりとももかはももかの強い…そりゃもう強い要望で俺の部屋で寝かせた。

 

ん?俺?

俺はリビングのソファーでぐっすりスヤスヤと寝てた。

 

「ホットケーキ……」

 

「わーってる。新しいのを用意すっからちょっくら待ってろ」

 

「くっ!」

 

 

【終わり】




オマケ1

〜その後〜

明:「んで?なんで二人ともあんな艶姿に?」

ゆり:「……それがわかったら苦労しないわ」 (ぷい

ももか:「私は時々寝てる時にああなっちゃうの♪」

明:「ほうほう。(深くは追求しねぇが、どうやらゆりも心当たりがあるみてぇだな)」


オマケ2

〜見た感想〜

明:「エロい。可能なら次は下着姿だけの二人を見てぇ」

ゆり:「……ばか」 (真っ赤っか〜!

ももか:「も〜♪明君のえっちぃ〜♪」


オマケ3

〜同時刻〜

影ムーンライト:「フフフ♪そんな目で見ても私はサービスしないわよ♪」

影ナイト:「そうかい、そりゃ残念だ」

影ムーンライト:「でも、もし私に勝ったら……ね♪」

影ナイト:「オーケーオーケー、今の言葉忘れんじゃねぇぞ?」

影ムーンライト:「えぇ♪」


オマケ4

〜昨夜・明の部屋にて〜

ももか:「はぁ〜……♪明君のベット〜……♪」 (ゴロゴロ

ゆり:「…少しは恥じらいを持ちなさい」

ももか:「も〜♪素直になれないゆりっぺには……えいっ♪」 (ガバッ!

ゆり:「っ!?」

ももか:「ね?こうして布団を被ると明君に抱きつかれてるみたいに感じるでしょ♪」

ゆり:「……えぇ」 (真っ赤っか〜!

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