つばめ:「タイトル二文字縛りの為、サヨナラバイバイしました」
明:「ケッケッケ、泣けるぜ」
※今回、それなりにネタとメタ発言があります (^ ^;)
とある休日、俺は散歩中に友人達とばったり遭遇した。
「お?」
「ん?」
「へ?」
まぁ、友人達ってボカしてもその正体は萌香と瑠璃なんだけどな。
「よぉ、休日にこんな所で会うとは奇遇だな」
「フッ、そうだな。ゆりやももか、それから愉快な花咲達と一緒ではないのか?」
「あぁ、今日はそれぞれに用があるからな」
ゆりは英明さんちとお出かけ、
ももかとえりかは家の手伝い、
つぼみはオリヴィエと植物園の手伝い、
いつきは出稽古。
ケッケッケ、なんという事でしょう。
散歩という名目はあるが結局の所、明さんだけ何も用事がありゃしねぇ。
「成程な」
「成程な〜」
「まぁ、俺の事は置いといてだ。そっちはどうなんだ?月音とじゃなく瑠璃と一緒ってのはそれなりに久々なんじゃねぇか?」
なんせ、友人知人達の間じゃ基本的に萌香と月音でワンセット扱いしてるからな。
「あぁ、今日は月音も家の用事で出掛けているからな」
「成程。それで代わりに瑠璃とか?」
そーいや、この二人は意外とってのも失礼だが結構仲良しだもんな。
ある意味、
ゆり=萌香
ももか=瑠璃
みてぇな感じか?
「そうだ…と言いたい所だが、残念ながら違うな。明と会う五分ぐらい前に偶然瑠璃とばったり会ったんだ」
「トキメキを求めて散歩していました!」 (敬礼
「ケッケッケ、キラメキじゃなくてトキメキなんだな。てか、トキメキってどこぞの天才外科医だっての」
「えへへ、ぶい!」 (ピース
なんてこった、瑠璃さんってば確信犯でいらっしゃるぜ。
「んで?その肝心のトキメキは見つかったのか?」
「それがまだ全然なんだよね〜。折角モカっちにも協力してもらってるのに〜」
「成程、だいたいわかった」
「ええー?ほんとにござるかぁ?」
「ケッケッケ、ほんとにござる。要はアレだろ?萌香はトキメキを引き付けるパワーストーン的な扱いだろ?」
それなら視える体質の恋人がうってつけだが……まぁ、博士もああ見えてそれなりに多忙な身。
電話なりメールなりしてももしかしたら国内又は国外の遺跡で
インディでジョーンズ、
リックなオコーネル、
ベンジャミンでゲイツ、
ネイサンなドレイクの真っ最中かもしれねぇからな。
「フッ、どうやら本当に理解している様だな」
「おう。なんたって明さんは理解力にも定評のある男だからな」
「ええー?ほんとにござるかぁ?その2!」
「ケッケッケ、ほんとにござるその2」
「ならばモカっちだけじゃなく明君にも協力してもらいま〜す!」
「おう、いいぜ。どうせする事なかったからな。暇潰しにはもってこいだぜ」
言ってなかったが、今日はプリキュアパレスは修練の場には行かねぇからな。
ん?
どうして行かねぇのかって?
そりゃアレだ、今日はパレスにコロンとダーク、そんでコッペ様がいるからだ。
コロンとダークだけなら明さんも遠慮なく修練の場でドンパチをするがコッペ様がいるとな?
気を遣っちまってドンパチが出来なくなっちまうんだよ。
だから今日は明さんはパレスには行ってねぇ訳なんだ。
「フッ、良かったな勇者瑠璃。私だけでなく黒騎士の明もパーティー入りしたぞ」
「ケッケッケ、黒騎士つってもレオコーンじゃねぇけどな。てか、瑠璃が勇者で俺が黒騎士なら萌香はなんだ?」
「勿論、マルティナだ」
マルティナ…あぁ、成程。
そーいや主に足技だが確かに萌香は武道(又は武術)の心得があったな。
「ケッケッケ、良いんじゃねぇか?なぁ、瑠璃?」
「うん!マルティナなモカっち!これは月音君もモカっちから出るセクシーな魅力で大変だ〜!」
「フッ、そう思うだろ?だが、実はそうでもなかったりするぞ?」
「ほぇ?そーなの?」
「あぁ、二人も知っての通り月音は羊の様に草食な顔だがああ見えて中々…それこそ明と同じぐらい狼の様に肉食の顔を持っているからな……♪」 (んんっ……♪
そう言って月音とのナニかを思い出しているのかウットリと蕩けきった面をする萌香さん。
おーおー、学園じゃクール系美少女にカテゴライズされている萌香がまさかこんな顔をするとはな。
「明隊長!モカっちが女の子の顔をしてるであります!」
「そうだな瑠璃隊員。それこそゆりやももかみてぇに蕩けてやがる。こりゃ月音が相当男を魅せてるに違いねぇ」
ついさっき萌香が言った通り、まさに月音は羊の皮を被った狼って訳だな。
「フフフ♪……っと、すまない。月音への愛が溢れ過ぎて少々トリップしていた」
「なんてこった、今ので少々なんだな」
「流石モカっち!エロエロですな!」
「フッ♪ゆりやももか程ではない」
「ケッケッケ、そりゃ言えてるぜ」
実際、あの二人はかなりエロエロだからな。
明さんも内に秘めた獣を抑えるのに日々苦労してますぜ。
「さて、私の事はもういいとして、そろそろ瑠璃のトキメキ探しの続きを始めるとしよう。明、探すのに何処か最適な場所は知らないか?」
「ん?そーだな……商店街はどうだ?ぶっちゃけ、俺は散歩がてらそこに行く予定だったからよ」
「ふむ、商店街か…。私は賛成だが瑠璃はどうだ?」
「賛成の反対の反対!」
「ケッケッケ、殆ど終盤のデカレンのジャスミンかっての」
「おぉ〜!よくわかりましたな!」
「つい最近ダークに頼まれて一通り借りて観たからな。運良くまだ頭ん中に残ってたぜ」
「成程、そーなのかー」
「おう、そーなのだー」
因みに借りたのはテレビシリーズと劇場版と10years after。
あくまでデカレンだけを観たいからVS版は借りなくていいだとさ。
そーいやダークは41話…トリック・ルームに出てきたアサシン星人ジンギを気に入っていたな。
まぁ、ジンギとダークはな? (メタぁ!)
ん?俺のお気に入り話はって?
そりゃモチのロンで13話…ハイヌーン・ドッグファイトのボスの100人(体)斬り話だ。
俺も過去にやった事あるが、やっぱ100人(体)斬りってのは男の浪漫だよな。ケッケッケ
「ふむ、無事に瑠璃からのオーケーが出たなら早速商店街に行くとしよう」
「おー!」
「うーい」
かくして勇者瑠璃一行は目的地である商店街へと進んで行くのであった。
「モカっちせんせー!装備アイテムとしてアップルグミとパイングミを買っても良いですか〜?」
「良い。なんならスペシャルグミも買っても良いぞ」
「おぉ〜!モカっちせんせー太腿〜!」
「なんてこった、それを言うなら太腿じゃなくて太っ腹な。てか、アップルやオレンジ、ピーチやパインなら兎も角スペシャルグミは売ってねぇだろ」
まぁ、俺や萌香が出てるバーサスやラタトスクやヴェスペリアなら売ってるけどな。ケッケッケ (メタぁ!)
【終わり】
オマケ1
〜その後・商店街にて〜
明:「まさか八百屋のおっちゃんから桃を貰えるとはな」
萌香:「それに魚屋からは作り立ての干物を貰ったな」
瑠璃:「ふっふっふ〜!商店街に店を構える人達とは殆どが知り合いだからね〜」
明:「おーおー、流石は瑠璃だぜ。んで?肝心のトキメキとは出会えたのか?」
瑠璃:「うん!今日商店街で会った人達とのふれあいが私が探していたトキメキ〜!」
萌香:「フッ、随分とクサい事を言うな」
明:「ケッケッケ、だな」
瑠璃:「ぶい!」 (ピース
オマケ2
〜その日の夜〜
明:「ほれ、今日貰った桃で作ったピーチパイだ」
ダーク(妖精):「くっ!流石は明だ!」
明:「そりゃどーも。あ、冷蔵庫にあるもう一個はゆりに渡すモンだから食うなよ?食ったら容赦無しで夕飯抜きの刑だからな」
ダーク(妖精):「…了解だ」