明:「ケッケッケ、こちとら大衆文化優先ってな」
つばめ:「それと短さについては私が長湯をあまりしないからその影響が出てたり出てなかったりです」
とある休日の夜、俺はダークの提案もといリクエストで昔から近所にある銭湯に来ていた。
「ふぃ〜…鉄板だが極楽極楽だぜ……」
しかもさっき番頭さんが言っていたが幸運なことに今現在男湯は俺以外の客がいねぇ。
流石にいい歳して泳ぐ気はねぇが、やっぱ貸し切りってのは気が楽になるからいいもんだぜ。
「ケッケッケ、コーヒー牛乳かイチゴ牛乳、どっちを飲むか悩むぜ」
ーふむ、家の風呂も良いが銭湯も中々良いな…。明、聞こえるか!ー
おーおー、なんてこった。
ダークさんってば大きな声で呼びやがって。
「へいへい、確りと聞こえてるがダークさんよ、銭湯のマナーは一通り教えといた筈だぜ?」
ーあぁ、確りと覚えてるが相変わらずそっちも明しかいないのだろう?ー
「まーな。周りに気を使わねぇ分心置きなく命の洗濯をしてるぜ」
なんだかんだで俺も一人の人間だからな。
苦労のーつや二つや三つや四つやはたまたそれ以上はあるってもんだぜ。
ーふむ、そうか…。それなら明には風呂上がりの最高の一杯をオススメしようー
「ケッケッケ、んなのわざわざオススメされなくてもお約束だからやるっつーの。まぁ、飲むモンは二択で悩んでんだけどな」
ーコーヒー牛乳とフルーツ牛乳か?ー
「いんや、コーヒー牛乳は当たってるがフルーツ牛乳は外れだぜ」
ーほう、という事はもう一つはイチゴ牛乳かー
「ケッケッケ、正解だ」
まぁ、ぶっちゃけた事を言っちまうとどんな飲みもんでも冷えてさえいればあーら不思議、風呂上がりの最高の一杯の出来上がりってな。
「因みに聞くがダークはもう飲むもんを決めてんのか?」
ー当然だ。私はコーヒー牛乳一択だ!ー
「そーかい。言っとくが俺は奢らねぇから入浴料同様、コーヒー牛乳も自分で払えよ?」
ーわかっている。寧ろ連れてきてくれた礼に私が明に奢ってやるぞー
なんてこった、ダークさんってば中々嬉しい事言ってくれるぜ。
「ケッケッケ、そりゃ親切にどーも。んじゃま、上がるまでにどっちにするか決めとくぜ」
ーあぁ、そうしろ。……ふむ、どうやら漸く私以外の客が来た様だー
「お、そーなのか?」
こっちは相変わらず明さんオンリー。
もしかしたら上がるまでこのままかもな。
ーあぁ、脱衣場から声がする。それじゃあ明、また後でー
「おう。他の客に迷惑かけんじゃねぇぞ?」
ーフッ、わかっているー
最後にダークがそう返して俺達のお喋りは漸く(?)終わりを告げた。
「さてっと、もうちょい湯を堪能したら上がるか」
そんでもって飲むもんは……
「………」
………、
「ケッケッケ、決まったぜ」
やっぱ、風呂上がりの一杯と言えばアレだよな。
【終わり】
オマケ1
〜その後〜
ダーク、明:『(ごく、ごく、ごく)……ふぃ〜……』
ダーク:「やはり風呂上がりのコーヒー牛乳は最高だな」
明:「だな。今夜はいい夢見れそうだぜ」
番頭さん:「若いのにいい飲みっぷりだね〜。あ、二人にはコレを分けてあげるよ」 (ガサッ
ダーク:「ふむ、コレは……」
明:「割れ煎と人形焼きか。ケッケッケ、ありがたくいただきますぜ」
ダーク:「感謝する。今度は友人達も連れてくるぞ」
番頭さん:「お〜、それは嬉しいね。楽しみに待ってるよ」
オマケ2
〜帰り道〜
明:「コンビニ寄るか?」
ダーク:「いや、いい。今日はこのまま寄り道せずに帰宅だ」
明:「割れ煎と人形焼きがあるからか?」
ダーク:「そうだ。早く帰って食べるぞ!」
明:「ケッケッケ、りょーかいだ」