明:「ケッケッケ、俺だって年頃の男の子だからな。是非もないよネ」
とある休日の朝、俺は若干眠気が残りつつも目を覚ました早々に何やら違和感を右腕に感じた。
「……おろ?」
と言っても、違和感の状態は痛みじゃなくて寧ろその逆の柔らかさ。
おかげで違和感の正体が何なのか直ぐにわかったぜ。
そも、昨日俺ん家に泊まりに来てたからな。
「おーおー、これは中々」
体は起こさず首だけ右側へ向けると…予想通り、ももかが俺の右腕に抱きついたまま寝てやがった。
「…むにゃ〜……」
しかも裸ワイシャツでご丁寧に俺の予備のワイシャツを着てな。
「ケッケッケ、ボタンは留めてねぇしブラもしてねぇ。が、下着はちゃんと履いてんだな」
裸ワイシャツは兎も角、ゆりと違ってももかは俺ん家に泊まりに来るとそれなりの確率で俺のベッドにお邪魔するからな。
明さんも慣れたもんで今更驚きやしねぇ。
だから段々と眠気覚めてきた俺は、圧迫され続けた右腕の感覚を確認する為に掌を握って開いてグーパーグーパー、左右に揺らしてヒーラヒラ、ついでにももかの太腿モーミモミ。
このまま太腿の柔らかさを堪能してぇ所だが……生憎と明さんは朝から多忙な身。
若干の名残惜しさを感じつつも、ちょいと前にさつきさんから教わった明堂院流古武道の脱力の呼吸を使ってホールドからするり脱出。
そのままベットからも降りてカーテンを開き、朝日を浴びながら体を伸〜び伸び〜。
「ケッケッケ、師匠(マスター)さつき。貴方から教わった技で無事に脱出する事が出来ましたってな」
眠気も完全に覚めたんで、いつもの様に軽口を叩きながらそそくさと洗顔、歯磨き、部屋着にお着替え。
ついでに起きたももかが茶なりコーヒーなり飲める様に電気ポットにお湯を入れてスイッチON。
もちっと性欲があれば寝ているももかに青少年のリビドーをぶつけてぇところだが……それはまたいずれってな?
「んじゃま、行ってくるぜ」
最初から返事は期待してねぇがとりあえず寝てるももかに一声掛けてから俺は部屋を出た。
ん?鍵を掛けなくても良いのかって?
あぁ、ダークは昨日からオリヴィエん家に泊まりに行ってるからな。
どーせ帰ってくるのは昼か夜だろうよ。
………
……
…
40秒ならぬ40分後、粗方の事を終えて部屋へ戻ってきてもももかはまだベットで寝てた。
しかも、俺がいなくなった分スペースが空いたんでももかは寝返りを打ったのか丁度ベットの真ん中、しかも寝姿勢は仰向け。
あえて言わせてもらおう、胸が丸見えであると。
「ケッケッケ、こりゃ中々の眼福だな」
とりあえず今のももかの姿を携帯でパシャパシャ、胸をモミモミ、風邪引かねぇ様にボタンを留めて俺は一階のリビングへ行き朝食タイム。
ん?起こすは気ないのかって?
勿論ねぇ。
何故なら今日は休日。
それにももかも仕事はお休みだからゆっくり寝かしてぇ。
てな訳で、一階に行く前に最後にもう一度胸をモミモミ、頂点をカリカリコリコリして俺のジャージのハーフパンツを履かせる。
そんで、これまたちょいと前に寝坊助なえりか用に悪ノリで作った…アラームの替わりに起床ラッパが鳴る目覚まし時計を10分後セット。
それをももかの谷間に乗せ、掛けと敷きのそれぞれのシーツを使い手早く芋虫状態にクルクルクルリ。
後はそのまま放置して俺は部屋から出て一階へと行った。
………
……
…
んで10分後、俺はリビングで食後の一服を堪能していた。
「(ズズズッ…)ふぃ〜、朝から飲むお茶は美味いぜ」
んじゃま、朝のチラシチェックっと。
「今日は……お、野菜と果物が安いな」
肉は今回はパスして他に買っときてぇモノをメモメモっと……。
【終わり】
オマケ1
〜起床〜
〜♪♪!♪♪♪!♪♪!♪!〜
ももか:「にゃ〜!ラッパがうるさいし動けな〜い……!?」
オマケ2
〜その後〜
ももか:「明君のエッチ♪おっぱい魔人♪」
明:「ケッケッケ、相変わらず魅惑的な弾力だったぜ。また今度揉ましてくれよ」
ももか:「うふふ♪今度じゃなくて今でも良いわよ〜♪なんなら揉むだけじゃなくて……キャ♪」
明:「おーおー、ナイスエロっぷり。流石はももかだぜ」
ももか:「ぶい♪」 (ピースサイン