花を護る騎士 ブレイドナイト   作:葵祈つばめ

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一応、ハートキャッチの本編なのに殆んど高校生トリオがメインな件( ̄▽ ̄;)


〜人気〜

とある日の昼休み、教室でゆりやももかと世間話で花を咲かせている時だった。

 

 

―あぁ…憧れのももかさん…!―

 

―生で見ると更に綺麗……!―

 

―こっち向いてくれないかなー……―

 

―うぉー!やっぱ生の来海ももかって美人だぜー!―

 

―だよなー!―

 

 

チラッと横目で廊下を見ると、ももかを生で見ようと集まった沢山のももかのファン達(男女多数)が廊下から此方を見てざわざわと騒いでいた。

 

「おーおー、沢山のファンがあんなにもうじゃうじゃと」

 

「流石は現役カリスマモデルのももかね」

 

「あはは…、あんなにも沢山のファンがいてくれるのは嬉しいんだけどね〜……」

 

そう言ってヒラヒラとファン達に手を振ると…

 

 

―キャァァーーっ!?―

 

―うおぉぉーーっ!?―

 

 

 

おーおー、元気良い奴等なこって。

 

「でも、私だけを見に来てる訳じゃないみたいよ?」

 

「「え?」」

 

「ふふふ♪二人共よーく耳を澄ましてみて?」

 

「「???」」

 

 

―ねぇ、ももかさんと一緒にいるあのポニーテールの格好良い男子って誰?―

 

―えっ!?あんた知らないの!?―

 

―中等部時代からほぼトップの成績!しかもスポーツ万能!料理も出来ちゃうし性格も優しいけどちょっと意地悪な所あるスーパーイケメンの御剣 明君よ!―

 

―あぁ…御剣君、格好良いなぁ……―

 

 

「「「………」」」

 

 

―なぁ、最近、月影って……良いよな?―

 

―あぁ…なんか…綺麗だよな……―

 

―綺麗だけじゃなく何処か包み込む様な優しさがあるし、後、あぁ見えて可愛い物が好きらしいぜ!―

 

―マジか!―

 

 

「わぁお……」

 

「ね?私だけじゃないでしょ?」

 

「明は兎も角、私もなんて意外ね」

 

「それだけゆりが素敵だってことよ♪明君だってそう思うでしょ?」

 

「まぁな。寧ろ、今更気付いたのかって思うぐらいだぜ」

 

「い、言い過ぎよ…」

 

「あ、ゆり照れてる〜♪」

 

「おー、珍しい光景だな」

 

「ふふふ〜♪ゆり可愛い〜♪」

 

「だ、黙りなさい!」

 

「まぁまぁ、落ち着いてゆり♪」

 

「そうだぜ。この菓子やるからさ」

 

そう言って俺は鞄の中から袋詰めされたマシュマロを取り出した。

 

「まさかとは思うけど、手作りじゃないわよね?」

 

「これは市販のだが、その気になれば作れない事もないぜ」

 

「明君ならやりかねないわね。…あ、私も頂戴!」

 

「あぁ。良いぜ……って、やっぱりソレをやんのな」

 

「うん!……あーん!」

 

「へーへー。ほれ、あーん」

 

「あーん!……はい、ゆりも!あーん!」

 

「フフフ、それじゃあ私は明に、あーん」

 

「ん、あーん」

 

 

―キャァァァッ!?―

 

―御剣滅びろぉ!!―

 

 

知らん。

無視だ無視無視。

 

「あーん……」

 

「あーん……」

 

「あーん……」

 

 

………

……

 

 

その後、食べさせ合いっこをするのが面白くなった俺達はあーんをするスピードを段々と上げていったんだが、

 

「「「あっ」」」

 

 

“はむっ!”

 

 

気付いた時には既に遅く、俺達はそのまま何も持ってない指を各々口にしていた。

 

「フフッ」

 

「あははっ」

 

「ハッ」

 

最初こそ俺達は暫くそのまま見つめ合っていたが、あまりにもその光景が可笑しかったんでつい笑みが溢れた。

 

 

―はわぁー……―

 

―ぐぬぬぬ……―

 

 

「…いい加減帰ってもらいたいもんだぜ」

 

「なんか明君を見る男子の目が怖くなってる気がするわ」

 

「確か、明がももかにあーんをしている時からあんな感じだったわよ?」

 

「…なんでかしら?」

 

「大方、ももかにあーんして私にあーんされてる明が羨ましかったんじゃないかしら?」

 

「それなら二人で彼奴等にやってやれば良いんじゃねぇか?」

 

「やだ!明君以外の男子にあーんされたくないし、したくないわ!」

 

「左に同じ」

 

「お、おう……」

 

これは喜ぶべきだよな?

 

てか、廊下で俺に負の感情をぶつけている男子諸君?

そんな暇があんなら自分を磨いた方が良いと思うぞ?

 

「んじゃま、そろそろあの集団を静かにさせるとしますか」

 

「あ、それなら私にいいアイディアがあるからちょっと耳を貸して!」

 

「おう」

 

「えぇ」

 

はてさて、

いったいどんなアイディアが…

 

「ふぅ〜〜っ!」

 

 

“ゴチン!”

 

 

「あいたっ」

 

「いきなり耳に息を吹き掛けるからよ」

 

「同感だ。で?そのアイディアってのは?」

 

「えっとね…」

 

 

ゴニョゴニョゴニョゴニョ……

 

 

「フフフ、中々面白そうね」

 

「だな」

 

「それじゃあ早速いってみよー!」

 

「おう」

 

「えぇ」

 

そうして俺達は廊下を見て…

 

 

ニコッ♪

 

 

そりゃもう、とびっきりの笑みを浮かべた。

 

 

―!?―

 

―ろぉ!!―

 

 

バタァーーッン!!

 

 

「おーおー、全員見事にひっくり返ったぜ」

 

「まさかこれまでとはね」

 

「ね?いいアイディアでしょ!」

 

「あぁ、そうだな」

 

「そうね、ナイスなアイディアだったわ」

 

「えへへ〜♪」

 

 

キーンコーンカーンコーンー♪

 

 

「っと、もうそんな時間か。…なんだかあっという間に過ぎた気がするぜ」

 

「でもすっごく楽しかったよね♪」

 

「ふふふ、そうね。私も楽しかったわ」

 

「俺もだ。…んじゃま、このまま午後も張り切って行くとしますか」

 

「えぇ」

 

「おぉー♪」

 

 

 

【終わり】

 




オマケ1

〜クラスメート達の反応〜

『ほんと、この三人って仲良しだよ(ね)な〜……』


オマケ2

〜明とゆりの感想〜

ももか:「明君、ゆり。みんなから色々言われた感想は?」

明、ゆり:『ゆり(明)が魅力的なのは初めから分かりきった事だ(わ)な』

ももか:「そーよね〜」
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