苦労人な大天狗   作:神のまにまに

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にじファンで書いていたあの駄目文をこちらで。あらすじにも書きましたが、超絶的駄目文ですので、体育館に女子に呼び出されて、「私、あなたのことが……大嫌いです」って言われる位の覚悟をしてください。


プロローグ

妖怪の山 天狗の里にて

 

 

「フッフッフ、今日も沢山ネタが手に入りましたよ。」

 

自分の手帳を見ながら黒い笑みを浮かべているのは、烏天狗の射命丸文。端から見れば痛い人にしか見えない。

 

「さて、早速新聞の作成を……」

 

文が手帳を閉じ、自宅に帰ろうとする。と、その時。

 

「ここにいたか、文。」

 

後ろから突然声がかかる。その声を聞いて、文は冷や汗を流す。ギギギ、と効果音が付きそうな感じで後ろを振り向く。そこには、

 

「く、鞍馬様……?」

 

自分の上司である大天狗がいた。

 

「まったく、今日という今日は逃がさんぞ。たっぷり溜まった仕事をやらせてやる。」

「お断りしますッ!」

 

上司の言葉を聞いた瞬間、全速力で逃げ出す文。幻想郷最速のスピードを、まさに最大まで上げているのだ。だが、

 

「逃さんぞ、文!」

 

それに追いついてくる大天狗。幻想郷最速の歴史が変わるかもしれない瞬間である。

 

「しつこいですね!私の本業は新聞を書くことですよ!」

「その新聞を書く過程でお前が起こしたことの責任が、全部俺のところに回ってくるんだよ!」

「それは大変ですね。じゃあ頑張ってください!」

「他人事のように言うんじゃない!」

 

妖怪の山の上空では、逃げる烏天狗とそれを追いかける大天狗が飛んでいた。これが妖怪の山では日常茶飯事である。それを見上げる天狗達は、

 

「ああ、今日もやってるのか」

 

と、必ず呟く。本来ならここで止めさせるべきだが、そんなことは無理だと全員がわかっているのである。こうして妖怪の山の時間はいつものように流れていく。

 

 

部下に迷惑をかけられ、他の大天狗に愚痴を聞かされ、いつもいつも苦労する大天狗。

その名前は、鞍馬法眼。恐らく、妖怪の山一の苦労人。そんな天狗の話始まると思います。




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