それは、絶叫から始まる。
「最悪だぁあぁ!!!。」
「どうしたんですか?夕張さん。」
「困ったことに資材がすっからかんなんだよ。
ここって味方からも捨てられてるから
大本営も資材くれないし、
駆逐艦なしの見ての通りの三人でしょ?
空母って燃費悪くて遠征いけないし、
工作艦は遠征いけないし、
行けるの軽巡洋艦の私1人だけだから
一度に沢山は運べないし…。」
それってただ開発に使いすぎなのでは?
そんなこと言ったら危険そうなので突っ込まない。
「一応、私は空母ですが
ジオンの核エンジンなので
そんなに燃費悪くないですよ?」
「やったね!!んじゃ、
データ取るついでに遠征行きましょう!!!」
いやいや、遠征するついでにデータ取るんでしょ?
そこ間違えたらダメでしょ!
まぁ、
「良いですよ。一緒に行きましょう。
確かに新しい機体の性能とやらを見たいですしね?」
結果
編成は、
軽巡洋艦1空母1
という変なものになりました。
この艦隊の任務
遠征
空母つれていくべきじゃないでしょ普通。
まぁ、出来れば良いんです。
それにしても、
夕張さんめっさ遅いんですけど!
「ちょっと待って、待っててば!!」
「あ、ごめんなさい。
考え事してました。」
たぶん…。
この人、装備が重いんだな。
ん?
ミノフスキー粒子撒いてるのに敵が…。
「ガウさん。敵、敵です‼」
「偶然か…それとも勘の良いやつらか。
ジオンの力見せてやります‼」
バシュ
クロスボウを放つ
矢が変形してドダイYSに乗ったザクⅡが現れる。
鯨のような敵(夕張曰くイ級というらしい)に向かって
単つ眼の鋼鉄兵が迫る。
そして、
ザクマシンガンを連射。
至近距離で
120mmの弾丸がフルオートで発射される。
イ級は、
穴だらけの動かないただの残骸と化した。
更に
全部で6体のイ級の艦隊は、
地獄を見ることとなる。
水中からアッガイの放つ黄色い光がイ級を襲い、
瞬く間に沈む。
狙おうにも狙えない。
細かく素早く動くmsに当てるのは、至難の技なのだ。
撃っても撃っても当たらない。
仲間を呼ぼうにも
仲間への通信も繋がらない。
「メガ粒子砲、撃てぇ!!!」
最後の一体も光に貫かれて爆沈した。
そこにあったのは、戦闘ではなく一方的な蹂躙であった
データを取りながら
速い。
そう思った。
緑の機体(ザクⅡ)の持つ
(ガウ曰く最弱の武装)ザクマシンガンで
敵艦が速攻で沈む。
ザクバズーカに至っては
一発だった。
相手が駆逐艦であったとしても、そのスピードは異常だった。
半信半疑であった人形兵器が今、
目の前で敵を文字通り殲滅した。
面白い。
本当に面白い。
純粋にそう思った。
その後
「うわぁ!!最悪だぁ!!!」
うわっびっくりしたぁ。
「どうしたんですか?」
「ドラム缶、忘れてきちゃった…。」
え?
「…。」
遠征失敗