暗黒が行く!   作:廉造

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前書き
初めまして、廉造です。今作がハーメルンでの最初の小説となります。駄文ですが楽しんで頂ければ幸いです。


序章 暗黒エネルギー ネメシス

 

 

 

 

 

  我々が住まう現実世界の想像より生まれた世界。総称『幻想世界』。

 

  かつて幻想世界を滅ぼそうとした巨悪がいた。

 

  名を『暗黒エネルギー ネメシス』

 

  実際に存在する暗黒物質 暗黒エネルギーが意思を持ち一つの生命体となった存在で全身に鋭い目つきの目が幾つも付いている黒い怪人。ネメシスは誕生して以来、何度も様々な世界を渡りその世界が滅びかねない大異変を起こし続けた。

 

 

  異変を起こす度にそれを阻止しようとネメシスを追いかける戦士、『次元戦士』。ネメシスは彼らと何度もぶつかり何度も負けた。しかしネメシスは不死身だった。

 

  何度死んでも消滅しても、何事もなかったように甦り、また異変を起こす。

 

 

 

 

  ネメシスには目的があった。いずれ幻想世界、現実世界に近づいてくる『根源的災厄』という謎の存在を倒すために何度も何度も甦っては強くなり続け、『救世主《メシア》』に成ろうとした。

 

 

  しかし関係ない罪無き命を幾つも奪ってきたネメシスは悪。あらゆる世界で異変を起こし続けたネメシスは『救世主』ではなく『全ての元凶』と呼ばれた。

 

  自身も自分は悪だと自覚していた。それでもネメシスは『メシア』を目指した。

 

 

 

 

 

 

 

  幾度かに続く次元戦士達との戦いの果てにネメシスはついに『メシア』と成った。その力は幻想世界のどんな存在も歯が立たない程であった。

 

  根源的災厄から世界を守るために1度、世界をリセット=滅ぼそうとしたネメシス。

 

  しかし悪は栄えないとはよく言ったもの。ネメシスは悲願を目の前にして次元戦士に味方していたある存在に破れた。

 

  メシアの力が消え、その代償にいずれ完全消滅する事が確定したネメシスは最後に今まで何度も戦い続けた宿敵である次元戦士達と最後の戦いを仕掛けた。もちろん『悪』であるネメシスが負け、ネメシスはこの世界から魂、精神、概念ごと消え去った

 

 

 

 

 

 

 ...はずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ネメシス「....どういうことだ」

 

  上も下もない混沌とした空間の中に、消えたはずのネメシスの姿があった。

 

  何故私は存在している?『救世主《メシア》』と成った影響で完全消滅は避けられない運命だったはず....。それに、この姿はなんだ?

 

 

 

  前述記したようにネメシスの姿は全身目玉の怪人である。何度死に何度甦ろうとその異形な姿だけは変わらなかった。

  しかし、今の姿は今までの目玉怪人の見た目ではない。5本に別れた指。褐色の肌。頭部から生え腰のあたりまで伸びている白色の髪。その姿はまるで....

 

 

 

 ネメシス「人間じゃないか....」

 

  人間。弱く脆い生き物。はっきり言って見下していた。だが人間の強さも知っていた。その人間の強さによって倒されたこともあったのだから....しかしどうしてまた人間の姿に?

 

 

 

『気になるか?ネメシス』

 

 

  突如ネメシスの頭の中に響く。その声を聞きネメシスは特に驚いたりはしなかった。むしろ、納得したような表情をする。

 

 

『どうせなら直接話した方が良かったんだが生憎おれも忙しい身でね....念話で許してくれよ?』

 

 ネメシス「仕方がないだろう...。お前程の存在なら忙しい事の方が多かろう。帝王....」

 

 

 

  帝王。現実、幻想....またそれ以外の『全て』創り出したモノを創り出した存在『王』が一番最初に創り出した存在。

 

  神、悪魔、創造主、概念、因果を遥かに超越した存在でメシアと成ったネメシスを倒したのもカレである。

 

 

  そんな存在である帝王ならば完全消滅するはずだったネメシスを甦らすこともできるだろう。

 

  だが何故ネメシスを甦らしたのだろう。ましてや人間なんかに。

 

 

 

 

 帝王『実は最近暇でね。根源的災厄が近づいてきてるけどそれはまだちょっと先のことだからお前をある世界へ転生させて、人間になったお前の生き様を見物しようと思っただけ』

 

  つまり暇つぶしという理由だけで『全ての元凶』とも呼ばれた巨悪を甦らせたという。

  そんな事、帝王だからこそ思いつき実行できるのだろう。

 

 

  気は進まないが断る理由はない。そもそも断れない。帝王の手によって甦ったということはもう既に私は帝王の手のひらの上。どう足掻いても無駄なのだ。

 

 

 

 ネメシス「それで、私が転生するのはどこの世界だ」

 

 帝王『まだお前も干渉していない世界を選んだ。...通称 アカ斬る世界だ。まぁ原作開始から数年前からスタートだけど、お前なら問題ないだろ?』

 

 ネメシス「愚問だな。ところでそのアカ斬る世界とやらに転生して私は何をすればよいのだ」

 

 帝王『前みたいに全世界規模の異変起こしたりしなかったら大抵何でもしていいよ』

 

 

 

 と言うことはかなりの範囲で好き放題できるという訳か。面白い。

 

 

 ネメシス「なら見ていろ。人間、ネメシスの生き様をな」

 

 

 帝王『あぁ。前のように悪となるか善の存在になるかはたまた中立か....どんな人間になるか見物させてもらおう。

 

 

 それじゃ行ってらっしゃい。暗黒エネルギー ネメシス』

 

 

 

 

 

  念話が途絶えた瞬間にネメシスの視界が明るくなる。

 

 

  アカ斬る世界....どんな世界だろう?せいぜい私をわくわくさせてくれる世界であることを願おう。

 

 

 

 

 

 

 

 こうして世界の敵、暗黒エネルギー ネメシスは人間へ転生し新たな世界へ旅立ったのだった。

 

 

 

 

続く

 




後書き

はい、安定の駄文ですがいかがでしょうか?次回からアカ斬る世界でのお話が始まりますが、帝王さんが言ったように原作開始から数年前スタートになります。

そこでネメシスと一番最初に絡ませるキャラクター、また展開を応募したいと思っています。3日以内に更新に次回を載せようと思っているので応募待っています。(あからさまな感想稼ぎ...w)
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