暗黒が行く!   作:廉造

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あと少しで通算UAが10000になる....(汗)


今回は戦闘のみです。VSナイトレイドなんですけど戦うのは2人だけです、ハイ


第17話 暗黒VSナイトレイド

アカメ「暗黒エネルギー ネメシス...?」

 

帝都...大臣に反旗を翻し対抗する反乱軍に組みしている殺し屋集団『ナイトレイド』。そのナイトレイドに属している一流の暗殺者 アカメは目の前の謎の男 ネメシスに対する警戒を更に強めた。

 

ネメシス「さて私は名乗ったぞ。次はお前の番だ。」

 

ネメシスが剣先をアカメの方へ向け半ば脅迫気味に言う。

 

 

....剣?先程までの鞭だった気がするが.....

 

 

ネメシスが手にしている武器を帝具か何かと思いながらネメシスの問いに応じて名乗ることにする。

 

 

アカメ「私はアカメだ。ネメシス...だったか?お前は何故ここにいる?」

 

ネメシス「大した用ではない。なに、この屋敷で忘れ物をしてな。それを取りに来たのだ。」

 

アカメ「こんな夜中にか?」

 

ネメシス「そうだ。その忘れ物はあまり長く持たない代物なので早く回収したいのだ。

 

そういうアカメこそ少女が一人でここで何している?日本刀なんか振り回してここの兵を殺して....。真っ当な人間のやることではなさそうだが。」

 

 

 

ここでアカメは少し不思議に思う。ネメシスがここにいる理由はこの際置いておくとしてネメシスが帝都を震え上がらせているナイトレイド、その中でも主要メンバーであるアカメの事を全く知らない様子である。

その上先程兵達を斬り殺した場を目の前にしたというのにまるで動揺していない。それどころかさも当たり前のように平然としている。

 

 

アカメ(それにあの武器...おそらく帝具。ただの一般人ではなさそうだ。)

 

 

どちらにせよ暗殺の場を見られた以上ネメシスを帰す訳にはいかない。その上帝具も所持しているとなれば回収するか引き込むか...最悪殺すしかない。

 

アカメは殺気とまではいかないが今にも襲いかかりそうな程の気迫をネメシスに向ける。

 

 

ネメシス「そんな殺気めいたものを向けられる程のことはしてないはずなのだが....。」

 

 

アカメ(まずは峰打ちで気を失わせ、帝具を回収する。)

 

 

アカメが足を踏み込む。瞬間、目にも収まらぬ速さで走り出しネメシスの背後まで回り込む。

そしてネメシスの首元目がけ帝具『一斬必殺 村雨』の峰の部分をぶつけーーーー

 

ガッ

 

アカメ「!?」

 

ネメシス「最近の若者は躾がなっていないな。いきなり背後を襲ってくるとは。」

 

 

 

何があった?プロの暗殺者であるアカメの移動速度は並の人間の目で捉えられるものではない。それを見切っただけでも恐ろしい。

その上前を向いたままだというのに正確に、片手だけで村雨を防ぐなんて。

 

 

 

普通ではない。

 

アカメはネメシスという異様な存在を敵と判断した?何故か?刀を通して触れた瞬間に感じ取った。ネメシスを纏う不気味な『何か』を。その『何か』が何なのかはわからない。ただ生物としての本能が囁く。

 

「コイツは『敵だ』と。」

 

 

アカメ「...ッッ!!!」

 

一旦距離を取り体勢を整え再びネメシスに向け剣を構える。今度は明確な殺意も向け。

 

 

ネメシス「また構えて...。流石に二度も襲ってくると迷惑だ。」

 

何度も黙って見る訳にもいかずネメシスもまた暗黒の腕を剣状態のまま構えそれをアカメの方へ向ける。

 

ネメシス「うっかり怪我させるかもしれんが...正当防衛だからな。文句はないな?」

 

 

アカメ「....葬る!!」

 

 

赤い眼光を走らせ黒き暗殺者は暗黒に向かっていく。

 

今度は先程とは違い本気のスピード。もはや目も体も追いつけない速度での剣さばきがネメシスを襲う。

 

しかし驚くことにネメシスはアカメの本気の速度に追いつき、アカメの剣さばきをほぼ互角に剣をさばく。

 

 

アカメ「な...!?」

 

ネメシス「ほう...!見た目に反して中々やるな。」

 

 

この世界に於いて屈指の実力者であるアカメ。そのアカメと互角...いや下手すればそれ以上にネメシス。

 

初めは互角だったが徐々にアカメが押され始める。

 

 

アカメ(つ、強い...!)

 

ネメシス「どうしたアカメ。こんなものか?まだまだだろう!」

 

 

久々の人間の強者と戦えることに少し喜びの感情を抱くネメシスはその攻撃の一撃一撃がどんどん強くなっていきついにはアカメが防戦状態に追い詰められる程になってしまった。

 

 

アカメ「ぐ....!」

 

ネメシス「ただの人間でありながらここまでやるとは...面白い、実に面白いぞ!。さぁここからは少し本気で.....、

 

 

...ぬ?!」

 

 

 

まるで戦いを止めるように、ネメシスとアカメの間に大槍が勢いよく落とされる。正確には投げられたのだが。

 

 

ネメシス「なんだ?」

 

アカメ「....この槍は。」

 

 

突如落とされた槍にネメシスは動きを一瞬止められ、アカメはネメシスから離れた場所まで後退する。

 

と、上から全身に鎧を着込んだ大男が現れ槍を手に取る。あの大槍の持ち主だろう。そして...アカメの仲間のようだ。

 

 

アカメ「ブラートか。」

 

ブラート「遅いと思ったらこんな所にいたのかアカメ。

....あの妙な奴は何者だ?」

 

アカメの仲間...ナイトレイドの一員である鎧男 ブラートはアカメと相対していたネメシスの方に目線を向ける。

 

 

アカメ「わからない...。この一家とは関係がなさそうだが帝具らしきものを所持している。」

 

ブラート「あの気味悪い色をした長剣か?」

 

アカメ「最初は鞭の形だった。」

 

ブラート「形状の変化か。確かに帝具らしいな。アカメが押されていたのが見えたから止めに入ったが....強いのか?」

 

アカメ「ああ、多分並の将軍よりも強い。そしてそれ以上に....不気味だ。」

 

 

その時のアカメの表情が一瞬、いつもと違く見えた。まるで畏怖しているような....。

 

 

ブラート「とにかくアカメは任務を優先しろ。コイツの相手はおれに任せておけ。」

 

アカメ「すまない...。」

 

 

一言、それだけ言うとアカメは何処かへ走り去っていった。

 

 

ネメシス「....話は終わったかな?」

 

ブラート「待っててくれてたのか?アカメが不気味な奴とか言っていたが....意外に優しいじゃないか?」

 

ネメシス「というか私は何もしていない。あのアカメという少女から仕掛けてきただけだ。

 

 

....で?お前もアカメと同じで私を襲ってくるのか?」

 

ブラート「残念ながらそうさせてもらう。お前は任務の障害になりそうだしな。

 

一応名乗っておこう。おれの名はブラート。お前は?」

 

 

ネメシス「暗黒エネルギー ネメシスだ。意味もなく襲われるのは気が進まないが運動になるからいいか。」

 

ブラート「ずいぶん余裕だな...!いくぞ、ネメシス!」

 

 

ブラートは大槍『ノインテーター』を構え勢いよくネメシスに向かっていき、それに対してネメシスは暗黒の腕を剣状態から薙刀状態へ変える。

 

 

真っ直ぐと走り向かってくる大槍とそれを待ち構える薙刀がぶつかり大きな火花がぶつかる。

 

そのまま両者の動きが止まり力と力の押し合いが始まる。

 

 

ネメシス「見た目通り...大したパワーだな...。」

 

ブラート「そういうお前こそ....そんななりしておれのパワーとの互角とはな...!」

 

 

 

数秒程両者その状態のまま止まり、直後2人は同時に後ろへ飛び再び武器を構える。

 

 

 

ブラート「あのアカメが押される訳だ....。確かに不気味な奴だがこんな強い奴がいたなんてな...!」

 

ネメシス「私は熱血キャラではないが....奴らを思い出させてくれるような強者であるお前達と戦えて嬉しいよ。」

 

 

暗殺者 アカメ。そして元は帝都の軍人で『百人斬りのブラート』と呼ばれた実力者 ブラートと戦い、かつて戦った宿敵達を思い出したネメシスは柄にもなく戦いを楽しんでいた。

 

ネメシス(そういえばなんでここに来たんだっけ?まぁ、いいか。)

 

 

自分の本来の目的を忘れて。

 

 

 

続く




何故か勝手に敵と判断され攻撃されるネメシスまじ不憫....と思ったけど意外にも戦い楽しんでるからそうでもなさそう。
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