暗黒が行く!   作:廉造

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今回はネメシスによるイエヤス特訓回です。

イエヤス君の戦闘スタイルは自分で勝手に考えたオリジナルです。


第20話 暗黒はイエヤスを育成する その1

翌朝。

 

まだ日が昇って間もない時間。ネメシスの屋敷の庭でネメシスとイエヤスの2人が立っていた。

 

 

イエヤスは帝王の加護&ネメシスの診察により既に容態は回復し斑点は全て消えていた。とはいえ病み上がりのため無闇に体を動かす訳にもいかないし起きるにしてもまど早すぎるためそのまま眠り続け夢の世界を堪能していた。

 

しかし日が昇ると同時にネメシスに叩き起こされアリア邸での出来事や今に至るまでの経緯等を軽く説明され今何故か外、庭で相対している。しかも剣を持たされて。

 

 

イエヤス「あの、ネメシスさん。これ今どういう状況なんですかね?」

 

ネメシス「見てわからないのか?」

 

イエヤス「いや、いきなり外に出されて説明もなく剣を持たされてわかるわけないじゃん。」

 

ネメシス「やれやれ、仕方ない。要はお前の特訓だ。」

 

 

ネメシス曰く、イエヤスには帝王の加護というものが宿っているらしい。

その帝王とやらが何なのかは今は置いといて、ネメシスはこの加護に非常に興味があり研究するためにもイエヤスが加護を自在に扱えるようになるために鍛えるのだという。

 

ネメシス「瓶に付着した程度の量であるため身体機能のアップや病にかかることが無くなった程度の加護だが腐っても帝王の力。おそらく何かしらの力が別に宿っているに違いない。

 

それを引き出せるようになるために、この私が直々に鍛えるのだ。光栄に思えよ?」

 

イエヤス「なんで偉そうなんだよ....。それで特訓するのはいいけどおれは剣を持ってどうしたらいいんだ。」

 

ネメシス「なに、簡単なことだ。

 

 

その剣で私を斬りに来い。」

 

イエヤス「はっ!?」

 

ネメシス「何を驚いている。お前も剣術は扱えるのだろう?遠慮なくかかってこい。」

 

 

ネメシスはそうは言うがイエヤスはどうしても躊躇してしまう。

別に剣で斬りにかかることは問題ではない。特訓なので武器を用いるのは当然だろう。しかし問題なのは

 

ネメシスが剣を手にしていない。つまり丸腰だということだ。

 

 

 

ネメシス「私が素手だから遠慮しているのか?なら余計なお世話だ。私は素手でも剣に負ける気はない。

 

それともなんだ?丸腰の私を恐れて手も足も出んのか?ん?」

 

 

確かにネメシスは手刀でオリを切断したりしているのでその心配はないだろう。だが最後に挑発じみた発言をしたためにイエヤスはそれに乗っかる。

 

イエヤス「なんだって...?なめんじゃねぇ!」

 

やはりイエヤスは挑発に乗りやすいタイプだった。イエヤスは剣を大きく振りかぶり一直線でネメシスに向かっていく。速度はタツミより少し遅いくらいか。

 

 

ネメシス(バカ正直に真っ直ぐ向かってくるか。まぁ想定通りだな。)

 

 

ネメシスはイエヤスの剣を受け流そうと構え剣の側面に触れる。

 

ネメシス「!!」

しかしネメシスは受け流すのを止め剣から離れ後ろへ飛び避ける。イエヤスの剣は想像以上のパワーと重さでとてもじゃないが受け流すことができなかったのだ。

 

ネメシスは後ろへ逃げたがそれをイエヤスが見逃すわけもなく一撃、二撃と大振りながらもそこそこ速度もあり強力な攻撃を繰り出す。

 

ネメシスはその全ての攻撃を避け、横から薙ぎ払われた剣の側面に乗り、イエヤスの真上を飛び通り彼の背後に降り立つ。

 

 

隙だらけの背後。ネメシスは手を手刀の形にしその手を突く。

 

 

イエヤス「!」

ガキィッ

 

ネメシス「...ほう!」

 

イエヤスはネメシスにとって予想外の行動を取った。大振りな攻撃ばかりのため小回りはきかず、死角からの攻撃は避けるか受けるかの二択だと思われた。

しかしイエヤスは手を持ち替え即座に行動し剣を盾にして攻撃を防いだのだ。

 

 

ネメシス(状況を判断し即座に行動。適応力は高そうだな。)

 

イエヤス「いまだ!うぉおおおお!!」

 

ほんの一瞬、ネメシスよ動きが止まりイエヤスはその隙を次々剣の持ち手を戻し剣を素早く突き刺す。

 

ネメシス「...だが」

 

しかし、突き刺した剣はネメシスの触れる前にネメシスの腕により防がれもう片方の手によるネメシスの若干強めのデコピンをくらいイエヤスは地面に伏してしまう。

 

 

イエヤス「いってぇ!?」

 

ネメシス「やはりお前の剣は少し遅い。一撃一撃も強力なのは結構だがどれもが大振りで隙が大きいし多すぎる。剣による攻撃だけでなく塞がっていない方の手や足による攻撃でその隙をカバーするようにしろ。」

 

イエヤス「はぁ....。それにしてもネメシスさんめちゃくちゃ強いな...。」

 

ネメシス「当たり前だ。この私を誰だとおもっている?」

 

イエヤス「いや知らないよ。」

 

ネメシス「それもそうだったな。さてでは続きといこう。今度はーーーー」

 

 

 

ネメシスが手をかざすと、どこからともなく禍々しい気配を放つネメシス専用武器 暗黒の腕が現れる。

 

ネメシス「私も武器持ちで、な。では始めよう!」

 

イエヤス「いや、少し休ませて....。」

 

ネメシス「断る。」

 

 

ネメシスは鞘を抜き、暗黒の腕をいつもの鞭状に変え容赦なくその鞭がイエヤスに振りかぶらさる。

 

 

その後もイエヤスは鞭でめちゃくちゃ叩かれた。

 

 

 

続く




はいイエヤス君の特訓回、第1回目でした。

今はただネメシスに虐められてますがこの拷問..いや、特訓を乗り越えたらイエヤスにネメシスからのプレゼントがあります。

頑張れイエヤス君!
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