暗黒が行く!   作:廉造

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若干雑になってしまいました。許してくだせぇ読者様。





第22話 暗黒と友の娘との再会。そして...動き出す闇

セリューがスタイリッシュのもとを訪れて間もなく、スタイリッシュは2人の客人に茶をもてなした。

 

 

スタイリッシュ「はい、紅茶よ。」

 

 

セリュー「ありがとうございます!」

 

ネメシス「お前....紅茶を淹れれたのか....。(てっきり緑茶なんかが来ると思ってた。)」

 

スタイリッシュ「ちょっと失礼ね貴方。

 

 

 

それにしてと貴方セリューとも知り合いだったのね。まぁリュートと知り合いだったみたいだし、知り合っていてもおかしくないわね。」

 

セリュー「私も驚きました。まさかドクターと知り合いだったなんて....。それよりもいつから帰ってきてたんですか?」

 

ネメシス「つい最近だ。本当に久しぶりだ。こんなに大きくなって.....。相変わらず子どもっぽい見た目だが。」

 

セリュー「む、子供扱いしないでください!これでも成人してるんですよ!」

 

ネメシス「え、ホント?」

 

 

 

マジである(セリューは20歳。)

 

 

11年越しの再会ということで2人は紅茶を頂きながら昔のはなし、そして世間話をする。

話の内容としてはセリューは警備隊での話、ネメシスは旅してきた国の話。

 

とても楽しい会話であるがその最中ネメシスは『あの話』を言い放つ。

 

 

ネメシス「....アルから聞いた。10年前こと、傍に居なくて済まなかった。」

 

セリュー「.....!! いえ、いいんです。確かに悲しかった。でもパパの意思を次ぎ正義の味方として悪を断罪します!だから私は大丈夫です!」

 

ネメシス「(つまりどういうことだ。)ま、まぁ平気そうで安心したよ。

 

 

.....それはそれとして....チラッ」

 

 

ネメシスは視線をセリューの足元へ移す。

 

コロ「...キュ?」

 

 

そこにはセリューの足元で大人しく座っているコロがいた。

 

 

ネメシス「なに、その...犬もどきは?」

 

 

 

先程からウロチョロ動き回ったり座り込んでいたこの謎の生物がずっと気になっていたネメシスはとうとう問いかけた。

 

 

スタイリッシュ「超兵器 帝具の一つ『魔獣変化 ヘカトンケイル』よ。」

 

 

セリューに言ったつもりだったが先にスタイリッシュが答えてくれた。

 

なんと、このマスコットぽい何かは帝具だったのか。まさか生物兵器タイプのものまであったとは。とことん面白いな帝具とやらは。ということはセリューは帝具と適合したのか。

 

 

 

ネメシス「それにしてもヘカトンケイルねぇ...」

 

コロ「キュ、キュ!?」

 

 

ネメシスはヘカトンケイル、もといコロを抱き上げコロをジト目で見続ける。

 

 

セリュー「あの、ネメシスさん?さっきからコロを抱き上げて、何してるんですか?」

 

ネメシス「あ、いや何でもない。すまなかったな。コロ、だったか。」

 

コロ「キュ-!」

 

 

 

セリューに言われネメシスはコロを床に下ろす。解放された途端、コロは素早く移動しセリューの足にくっつく。

 

 

 

ネメシス「同じ『ヘカトンケイル』と名がついていても、世界が違えばこうも違うものなのか。」

 

 

ネメシスはコロを見て自分が知っている『ヘカトンケイル』を脳裏に浮かばす。20mを超える巨体に震えば大地を壊す巨腕のあの巨神のことを。

 

 

スタイリッシュ「何言ってるのかしら?ネメシス。」

 

ネメシス「気にするな。さて、そろそろ帰らせてもらおうかな。」

 

セリュー「え?もう帰るんですか?」

 

ネメシス「というか私はスタイリッシュに挨拶をしにきただけだ。特別用事などはない。またなスタイリッシュ、セリュー。」

 

コロ「キュー!!」

自分だけ名前を呼ばれなかったことに対して怒ったカノヨウニ、コロは声を上げてきた。

 

 

ネメシス「ああお前もいたなコロ。」

 

セリュー「あの、ネメシスさん!また、会えますよね?」

 

ネメシス「あぁ。当分は帝都から離れる予定はないしいつでも会える。またな、セリュー。」

 

セリュー「はい!また!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネメシスがスタイリッシュの研究所を去ったほぼ同時刻。ナイトレイドのアジト周りの森。

 

 

ナイトレイド一同はアジトに近づいていた異民族の傭兵達を始末し、タツミもまた傭兵の1人に一太刀いれていた。

 

 

 

タツミ(アリアを斬った時とは違う。これが何の恨みもない奴を斬った時の感触.....!なんて、気持ち悪い....)

 

 

暗殺者となって最初の人斬り。恨みがない人物なのもあるがそれはタツミにとってとても気分が悪いものだった。

 

 

 

「頼むっ!見逃してくれ!

 

おれが死んだら里が.....!!」

 

 

タツミが斬った異民族の男は傷が浅かったのかまだ存命で命乞いを言ってきた。

 

 

 

タツミはこの言葉を聞き、動きを止めてしまう。彼、というより彼らとタツミは戦う理由が同じなのだ。

 

まだ暗殺者に染まっていないタツミは一瞬トドメを刺すのを迷ってしまう。

 

命の取り合いの場で一瞬でも迷いは禁物。男はその隙を見逃さず剣を構えタツミに斬りかかった。

 

 

「甘いな少年!一族の為に死んでもらうぞ!!」

 

タツミ「ッ!!」

 

 

 

男の剣先がタツミの首元まで迫った。その時。

 

 

 

 

ズリュッ

 

 

 

生々しい音が聞こえた。何の音かと思ったがすぐに気づいた。

 

 

タツミの背後からの黒い鎌のような剣のような歪な形をしたものがタツミに斬りかかってきた男の胸元に刺さっていた。

 

 

「カハッ!? な、んだ....」

 

 

異民族の男は訳も分からないまま、その胸に刺さった黒い武器らしきものに体を両断されてしまった。

 

 

 

タツミ「な!?」

 

 

何が起きた?自分の後ろから伸びてきたあの武器は一体なんなんだ?

 

 

タツミは恐る恐る自分の後ろを振り向く。

 

 

 

 

後ろにいたソレを見てタツミは腰を抜かしてしまった。

彼の後ろにいたのは人間ではなかった。

 

 

 

『コカカカカカカ....』

 

漆黒の体色。頭部に生えている長い4本の触角のようなもの。鋭い5つの目。顔に剣か何かで斬られたのか、大きな傷痕がある。

 

そして先程異民族の男を引き裂いた武器。武器だと思っていたそれはソイツの腕そのものだった。

 

 

 

 

影より現れ人を殺して回る怪物。

 

11年前、ネメシスが相対しそれ以来姿を消していたソイツ。ネメシスが旅をする原因となったソイツ。

 

 

 

 

かつて....ネメシスが怪人であった時カレが作り上げた生物兵器。

 

 

闇の怪物 殺鬼。

 

 

 

『カカカカカカ!!!!』

 

 

 

一体どこで、今まで何をしていたのか。そして何故今ここで現れたのかはわからない。

 

 

ただ、11年の時を経て行動し始めた殺鬼はタツミを次のターゲットにし、彼に襲いかかった。

 

 

 

 

 

続く




ネメシスが帰ってきたのと同時に現れた殺鬼がナイトレイドを襲う!

果たしてタツミはどうなるのか?



てな感じで次回は殺鬼とナイトレイドの戦闘です。
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