神生学園記   作:汐入 那月

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どうも鐳波です。
今回はまたユウタくんとコラボりまして、新作ですb


神々の学校への体験入学

とある昼下がり、庭で紅茶を飲みながらくつろいでいると咲夜が便箋をもってやってくる。

 

「シャドー、手紙が来てるわよ~」

咲夜が渡してきた便箋を数刻睨み、嫌そうにため息を漏らして封を切る。

 

『ヤッホーげんきー?今ねー俺ねー学校で教師やってんのー、遊びに来ない―?』

手紙の主は少し前に交戦したションと呼ばれる青年のもの...のはずだが、筆跡は本人のものだがなぜか内容の語彙が著しく低下している。

 

「...ひどい内容だ、頭が痛くなる」

一言の文句を呑み下すことができずに手紙の主へと電話をかける。

 

《もしもし、俺だ。お前あの手紙はなんだ?》

 

《送った通りだ、お前を大層気に入っておられる方が居るんだ。その人がお前を俺たちの学校に入学させたいそうだ》

 

《丁重にお断りさせていただく...》

断りを入れるシャドーからスマホを荒く取り上げ、姿が見えないというのに通話相手に頭を下げながら話しかける。

 

「どうか入学させてあげてください、ほんとどうしようもないおバカなので...っ!」

 

《...貴女は奥さんですか?》

 

「はい!?わ、私はめっ、メイドでして嫁では...!」

茹だったように顔を真っ赤にしてスマホをシャドーに突き返しては顔を手で覆いながら屋敷に小走りで戻る。

 

《さて、入学はめんどいからとりあえず体験入学で》

咲夜を尻目にみながら通話を続ける。

 

《こちらとしてもそのつもりだ。...正直お前がこっちに来たら心壊れる気がする》

 

《...やはりこの話はなかったことにしよう。仕事もたんまりあるしな》

 

「そうはさせないぞ」

通話相手だった男が真後ろにいた。

 

「...ふっ、さらばだ!!」

素早く全力飛行を試みるが翼を掴まれて飛べない。

 

「いーやーだー!!そんなのだったら社畜の方がマシだ!!」

これまでの冷静さを欠くほどの情けない様子で、それでもまだ逃げようと足をばたつかせる。

 

「ならお前とではなくさっきの嫁と話を付けよう」

もはや話にならないといった風に侮蔑の目を向け、他の人物を探すように視線をあげる。

 

「嫁じゃなくてメイド!嫁は別にいるっ!!」

 

「ならその嫁と話を付ける、案内しろ」

 

「シャドーくんシャドーくん、嫁ってなぁに?私以外にお嫁さんいるの?ん?」

透き通る快晴のような髪色の少女が影のある笑みを浮かべて自分の旦那に詰め寄る。

 

「いや、違うんだ!このバカたれが咲夜を嫁と勘違いしてるだけだ...俺は決して悪くない!」

一度鋭くションのことを睨み付けてから少女に矢継ぎ早で弁明をする。

彼女は海鳴 汐音、シャドーの嫁である。

 

「君が嫁か、初めまして私はミスチヴァス・グリメイ・ション。こちらの書類にサインを」

そういって彼は入学書類を渡し捺印を促す。

 

「はいはーい」

少女はシャドーの判子を押す。

 

「あの、汐音?なんで俺の判子持ってるの?」

 

「ん、盗んだ」

悪びれた様子もなく可愛い太陽のような笑顔で窃盗の事後報告。

 

「...そうかよ。もう、いい...」

 

「やっと諦めたねシャドーくん。君の物は私の物なんだよ!!」

 

「はいはいジャイアニズムジャイアニズム」

シャドーは不貞腐れたようにタバコを咥える。

 

「イチャイチャのとこ申し訳ないが、すぐに準備をしろ。お前はもう二度と生きて帰ってこれないかも知れない、今のうちにお別れを言っておけ」

 

「...まじで?」

 

「まじで」

 

「あ〜...汐音、相当長い事一緒だったからもういいよな。死んでくるわ」

とりあえずといった感じでわざとらしく悲しい雰囲気を纏って汐音を抱きしめる。

 

「逝ってらっしゃい」

若干おかしい語感で別れを告げて抱き返す。

 

「おう、逝ってくるぜ」

 

「この前渡した神器、持ってるか?」

 

「当たり前、使い心地最高だぜ」

 

「あと愛妻弁当持った?」

 

「んなもんねぇよ。なんでいるんだよ」

 

「二度と帰ってこれないかも知れないんだぞ?それくらい当然だ」

 

「うちの汐音は飯を作れないから出来ん、なので家族写真で」

 

「おk、わかった」

シャドーと沙希と汐音とミシェルが写った写真を持つ。

 

「嫁多くない?」

 

「そうか?人間だったころの嫁と一番目の嫁と二番目の嫁だ。そんなことよりもう行こう」

 

「そうだな、よし俺につかまれ」

 

「了解」

何の躊躇もなく首を掴む。

 

「首を掴むな首を」

 

「ちっ」

不本意ながら顔を掴む。

 

「...もういい行くぞ」

 

「うぃーっす」

ションの顔を真横にひねる。

 

「...」

一瞬にして周りの景色が変わる、次の瞬間目の前には大きな学園が異様な圧を放ち、そこにあった。

 

「...でっけぇな、俺の家よりくそでけぇぞこれ」

 

「ここはほんの一部だ」

 

「...くっ、流石に嫉妬するぞ、こんな大きいのにもっとでかいとか」

 

「神々の学校だからな」

 

「もういい、入ろう。ずっとここに居たくない」

 

「俺はここまでだ、これを渡しておこう」

ションが紙を渡してくる。

 

「ん、なんだこれ」

訝しげに間取りの書かれた紙を睨む。

 

「この地図の通りにお前の校舎に向かえ、あと言っておくがくれぐれも無礼を働くんじゃないぞ。あとお前とお前のように体験入学してくる子もいるから仲良くしろよ」

 

「...了解した」

 

「んじゃな」

ションはその場から姿を消し、シャドーは地図通りに自分の校舎に向かう。

 

「ここか」

感嘆を漏らしあたりを見回す。

 

「ん、来たか」

そこにはこの世の者とは思えないほど美しい女性が校舎に立っており、その周りにはたくさんの神々と思わしき者が並んでいた。

 

「体験入学者のシャドーだ。今日はよろしく頼む」

 

「お!君がシャドー君かい?俺の名前はデル。デル・ルキーネだ!よろしくな!」

貴族らしい身なりの男が話しかけてきた。

デルと名乗った彼はシャドーのことを知っているかのように親しげに手を差し伸べるが、シャドーはそれを見送る。

 

「おいデル、勝手に話をするな説明中だ」

教諭であろう女性はデルを黙らせて再度全員に向き直る。

 

「貴様ら神の卵共はこの学園で神の試練を受け、この宇宙を支配する素質を磨いてもらう」

 

「試練ですか?」

少女のような容姿の男が訪ねる

 

「そうだ。この学園はただ勉強するところだけではなく、殺し合いの戦場だ。そのことを忘れるな!」

 

「は~い」

この場にいる神々がやる気のないように答えると次の瞬間、シャドーも含めたその場のすべての神々が宙に投げ出され腹に激痛が走る。

 

「声が小さい!!」

 

「っはい!!」

地面に落ちるとともに全員の首の骨が折れた。

なぜだか修復できないが、首の骨が折れながらも全員元気に答える。

 

「よしよし、早速だが寮の振り分けをする。好きなやつと組め。しかし男女の場合ヤッたらその場で死を覚悟しろ。ここは一応学園だ、神だからと言って私にとってはゴミ以下だ!わかったな!!」

 

「はい!!」

返事をすると次々とペアを作る。

みたところ人数は20人くらいのように見える。

 

「よ!シャドー!俺と組もうぜ!」

先ほど話しかけてきたデルがにこやかに声をかけてくる。

 

「まぁ、いいだろう」

鬱陶しいが特に組みたいような相手もいないので了承する。

 

「やったね!」

 

「ペアはできたか?」

教諭が話しかけてくる。

周りを見るとほぼ全員が組み終わったらしい。

 

「あぁ、できた。そんなことよりもだ、ここではたばこは吸っていいのか?」

 

「聞く必要はあるか?」

吸ったらどうなるか、その先を示すように教諭は拳を鳴らす。

 

「察した、そんな怒らんでくれ」

 

「おいシャドー!あんまりタメ口聞くなって!」

デルが小声でシャドーを咎める。

 

「知るか、敬語なんぞ使うわけないだろ」

 

「まあいいさ。では授業まで寮で待機してろ、あとデル、そいつが来るまで私が説明していたことを話しといてやれよ」

 

「はい!了解です!」

すぐさま背筋を伸ばして返事をする。

 

「...てめぇは他人の下に着くタイプか」

 

「そうじゃねーけどあの人は怖すぎるからな、だってここの理事長だぞ?」

 

「知るか、プライドが無くなったらお終いだ。それになんだよ、ただ強くて美人なだけじゃないか」

 

「これがまたそれだけじゃないんだな、まー寮に行く間に話してやるよ」

 

「口元が寂しいな、何か咥えるものは...」

 

「なにお前タバコ勢?」

 

「あぁ、メイドと嫁に強く反対されてたけどな、ぜったいやめねぇ。ここは例外だが」

 

「ははっそうか、んでだどこから話す?」

 

「先公に話せと言われた部分だけを簡潔に言え」

 

「言ってくださいだろ?」

 

「オーケー、卒業したら殺す。神殺しの異名舐めんな、これでも魔界神だ」

 

「わ、悪かったって!冗談冗談!」

 

「命拾いしたな、俺は優しいから少しは許してやる。...拷問くらいでな」

 

「許してないだろ絶対!まーいいや...」

 

「ふん、それよりさっさと言え」

 

「そんなことは置いといてだ、お前学科は?」

 

「戦闘と神器と無、らしい」

 

「まじかエリートコースじゃん!すごいなお前」

 

「さあ、俺は勝手に組まれただけだ」

シナモンを創り口に咥える

 

「そういうもんか?まーそっちのコースなら教師はジェネレーさんとべべさんだな」

 

「聞いたことないな、幻想郷に引きこもりすぎもよくないか...」

 

「へぇ東方の世界の住人なんだお前?」

 

「うん...?よくわからんが、あっちと現世で妖王を務めている」

 

「ふーん、後は筆記用具とか買っとけよ。ここじゃ創れないからな」

 

「不便だな」

 

「それとここの人たちについてだな」

 

「ここの人?先公と生徒(ガキ)くらいだろうに」

 

「まーそうなんだけど、さっきの理事長は無王と意識体の娘らしいぜ?めちゃんこ強い上に半分無なんだってさ。だからここの者は誰も逆らわない、死にたくはないからな」

 

「無のハーフはわかってたが意識体か。豪華だな。んでも俺は自分の意思は曲げないからな、ぶち当たることはあるだろう」

 

「それな、後はまー生徒の事はその都度説明してやるよ。ってか着いたな」

家はある程度大きかった。

デルを無視して中へ入るとそこには部屋が二つとリビングのある内装だった。

 

「ふむ、結構豪華だな」

 

「勝手に行くなよ!おーこいつはいいね、なかなか広いじゃないか」

 

「あぁ...もうやだ妹たちに会いたい紅茶飲みたいタバコ吸いたい死にそう」

 

「わがままだなお前、さて、まだ時間もあるし自己紹介でもするか?」

 

「まぁいいだろう。まずは俺からか」

 

「おう」

 

「シャドーエッジ・スカーレット、現世と幻想郷で妖王と魔界神をやっている。妖怪図鑑とか見たことあるなら知っているだろう」

 

「へぇ魔界神ね?歳は?」

 

「48億」

 

「クソおやじじゃねーか!」

 

「死にやがれ」

デルの胸元を掴み大外刈りを決める。

 

「いってー!!何しやがる!!」

 

「年齢に触れるんじゃねぇ、殺すぞくそが」

無表情ではあるが目に怒りが宿っている。

 

「悪かった!もう言わん!」

 

「ならいい。さてお前の番だ、言え」

 

「俺はデル・ルキーネ、セントワール星の唯一神だ」

 

「唯一神か、まぁ...興味ない。文具買いに行く」

デルを無視して文具屋に行こうと扉に手をかける

 

「まー唯一神って言っても小さい星だからなって無視すんなし!!」

 

「かまって欲しいなら着いてくるか?」

 

「俺も買いたい文具あるんだよ!かまちょじゃねえ!ルームメイトなんだからもうちょい愛想良くしようぜ!?」

 

「俺、仲間以外はどうでもいいから」

 

「...俺も仲間だろうがよ!ここのよ!」

 

「...?俺の仲間は幻想郷に居るので知りませんね」

そう言いながら文具屋へ向かう。

 

「は~なんて愛想のねーやろうだ、呆れるぜ」

 

「どんどん呆れてくれ、俺は一向に構わん」

 

「ムカつくぜお前!まー俺はいいやこれからよろしくなシャドー」

 

「...犬みたいなやつだなお前。誰かに従順なとことかかまちょなとことか」

文具屋に着き中に入る。

 

「従順なわけではないぞ?でもまーお前とは違って俺は今まで一人だったからな、仲間が出来てうれしい面はある」

 

「そうか、一人は一人でいいぞ。考えることがはかどる。絶望もあるがな」

 

「お前確か負を司ってるんだっけか?」

 

「あぁ、そうだ」

 

「かっこいいなぁ、俺なんか孤独だぜ?一人嫌いなのに孤独とかやんなるわ」

 

「孤独は相当強いんじゃないのか。孤独は本当に何もないから怖い、無に近いかもしれん」

 

「俺のなんて名ばかりで大して役に立たねーよ」

 

「能力が制限されてるせいで何も言うことが出来んが、力だけは努力で何とかなる。まぁ頑張れ」

 

「どうも、そんじゃさっさと買って授業行こうぜ。ちなみに俺は歴史科と神紀科だ」

 

「歴史は分からないことあったら聞け、地球の事だけなら任せろ」

シャーペン、ボールペン、筆ペン、マーカー、羽ペンそしてインク、それからノートを買う

 

「ありがとよ、そんじゃ行くか」

 

「あぁ、行くか。じゃあな」

ションからもらった地図の裏面を見ると時限ごとに学科が書いてあった。

 

「一限目は戦闘か」

先程の校舎へ向かう。

校舎に着くとさっきと同じように理事長が立っている。

 

「もう来てるやついるのか、真面目だな」

新しいシナモンを創り咥える。

 

「来たかシャドーお前に話がある」

 

「ん、なんだ?」

 

「ションを倒したってのは本当か?」

 

「当たり前だ。負けるわけないだろう?結構手間取ったけども」

少し悔しそうな顔をする。

 

「過信家か、まぁいい。ここの学園でお前の本当の力を見せてもらおうか」

 

「ん、能力の開放か!?」

嬉しそうな顔をして先生に詰め寄る。

 

「戦闘の時はな、今はダメだ。その辺の生徒にでも挨拶して来い」

 

「ふむ。今回は体験入学ではあるがよろしく頼む」

 

「「「よろしく」」」

ギャル、脳筋、無個性、俺...個性的で糞みたいなパーティだなと、シャドーは思う。

 

「んじゃまー先生呼んできてやる」

 

「頼んだ」

 

「あ、あのう...シャドーさんでいいのかな?よろしくね」

どぎつい化粧の女がおずおずと声をかけてきた。

見た目と口調で真逆すぎる。

 

「あぁ、よろしく」

ギャルは普通の女だった。

 

「おう!シャドー!!!よろしく頼む!!!!」

無駄に体躯のでかい奴が声もでかく手を握ろうとしてきた。

 

「とりあえず死んどけ、うるさいよお前」

手を避けて少し睨む。

 

「シャドーさんよろしく」

 

「あぁ、よろしくな無個性」

 

「おう!!!俺に対して扱いひどいぜーーー!!!!!!」

 

「僕も無個性とは心外だな、僕だって強いよ」

 

「そうか。なら無個性は済まんな、脳筋は死ね。じゃあよろしく頼んだ」

 

「お前ら元気だな」

先生が後ろから言ってくる。

 

「本当な。脳筋が熱い」

 

「脳筋言うんじゃねーよ!!!!!」

 

「確かにうるさいなお前少し黙れ」

 

「脳筋は黙れ、シナモン死ぬほど食わすぞ」

 

「わかった!!!!!!」

 

「あぁ、何も分かってないことが分かったんだな。よし先公、シカトだ。始めよう」

 

「そうだな、よし校舎に入れ授業を始める」

 

「しゃっ」

シャドーは嬉しそうに拳を握り校舎へ入る。

 

「よし、まずはこの制服を着てもらうここの校舎は全部この学科のための設備だ」

 

「なぁ先公、このコートは着ててもいいか?」

 

「好きにしろ、まずは自己紹介からだ。お前らはこの第999軍の戦闘科の仲間だ、お互いの事は知っておけ」

 

「了解。まぁ知ってるだろうけどもシャドーエッジ・スカーレット。妖王と魔界神をやっている」

 

「わ、私はルネです、ルネールル・カイサイドです」

 

「俺は!!!アンドット星の光神ググルガイオーンド・ガルトーラだ!!!!!」

 

「俺は七色星の天空神の一人、赤天洸天乃神だ」

 

「大和の神々みたいな名前だな。では、さっさと戦闘を始めよう」

 

「そうだな。ではこれより授業を始める」

校舎の周りに結界が張られ封印されていた力が戻る。

 

「おっしゃきたぁぁ!!」

皆既月食の月を創り出し始祖の姿へと変わり封印を全て解く。

 

「溜めに溜めたストレスをここで解放してやる...!ふふ、ふふふふ...」

妖刀を取り出して鞘を抜き捨てては獲物を探す。

 

「まずは組手からだな、シャドーはガルトーラと組め、ルネは洸天とだ」

 

「組手か、久しいな...」

シャドーから禍々しい妖気が溢れ出す。

 

「よろしく頼むぞ!!!!!シャドー!!!!!!!」

自分の両拳を殴り合わせ構える。

 

「あぁ...簡単に壊れんなよな」

 

「よし、位置につけ」

 

『では、始める』

周りの光景と気候が少々変わる

 

「行くぞ!!!!!シャドー!!!!!!!」

 

「来い脳筋!!」

ガルトーラはこちらにものすごい勢いで突っ込んでくる。

 

「でらぁ!!」

それを飛んでかわしガルトーラに向かってかかと落としをする

 

「いっつ...なにこれ、すごく硬いんだが」

足を掴み岩山にシャドーを投げつける

勢いが強すぎて体勢を整えることもできず、いとも容易く岩山に体がたたきつけられる

 

「お前嫌いだ...いっつつ...」

 

「おお!!!!どんどん行くぞ!!」

ガルトーラの筋肉を脂肪に変換し刀に水圧をかけ勢いよく首を切りつけるが手ごたえがない。

ガルトーラの体は斬られる際に水状に変化しているのか切っても切れない

 

「そう簡単にやられはせんぞ!!!!!!」

 

「本格的にお前の事嫌いになってきたぜ...」

ほんの数秒に連撃にたたき込んでも一切効いている様子がない。

 

「おおおおおお!!!!!!速いなシャドー!!!!!しかしそんな攻撃効かんぞ!!!!!!!!」

 

「くそっ...ならば...っ!」

惨符【Les Misérables(レ・ミゼラブル)

負の感情が籠った悍ましい歌声がガルトーラの耳で延々と歌われ暗黒へと誘われる。

 

「うおおおおお!!!???なんだこれは!!!!?????うるさくて他の音が全く聞こえん!!!!!!!!」

 

「ちっ、こいつもう駄目だわ」

手を何よりも硬い物質へと変換させガルトーラの顔面(主に鼻)を狙い殴り飛ばす

 

「が!!!!!!!」

手応えを感じて顔目掛けての殴打を続ける。

 

「顔をつぶしてやる...」

多数に及ぶ殴打には、何か怨念のようなものが宿っているようにも見える。

 

「ぐっ!!!!!!」

手を元に戻し足をそれに変え全妖力の半分を足に溜めかかと落としを決める

 

「うはっ!!!!!!!!!!!」

ガルトーラの周りはクレーターでいっぱいになり、ガルトーラはものすごい力により動かなくなった。

 

「あ、わざとオーバーキルしたんだけど大丈夫か?生き返る?」

 

『あぁ、大丈夫だ。よし帰って来い』

 

「了解」

シャドー達は自動で校舎へ転送された。

 

「お、お帰りシャドーくん。強かったね」

まだ組み手が始まってなかったのかルネが駆け寄ってくる。

 

「あぁただいま。あのデカブツ嫌いだぞ...全く手こずらせやがって」

 

「ま、まぁそう言わずに...」

 

『帰ったかシャドー、私も今から帰る』

 

「おう、お疲れさん」

次の瞬間洸天の死体とともに戻ってくる。

 

「無個性は...弱かったみたいだな」

 

「そうでもないぞ、なかなかだったよ。ゼウスよりはの話だがな」

 

「あのガキは弱いからな」

 

「そうだな、次はお前とルネ...と言いたいとこだがルネは弱いからな、私が相手をしよう」

 

「...まじ?」

 

「まじ」

一瞬で妖力を限界まで上げ封印を無理やり外し皆既月食を創る

次の瞬間別の星に転送される

 

「こい、シャドー」

 

天災【ディザスター・フォール】

雷などの天災が一斉に降りかかる。

 

「足止めくらいには...」

 

「ふん」

天災を全て消し一瞬の間に距離を詰められ腹にパンチを入れられる、凄まじい威力だ。

 

「うぐぅ!?...かはっ!!」

全身の骨が粉になったが一瞬で再生し妖刀を構える。

 

水符【アクア・スケイル】

刀を思いっきり振るい鋭い水の鱗を大量にばら撒く。

 

「ふっ」

少しニヤケながら素手でうろこを一個残らず消し去り、距離を縮め先ほどの拳より強い力で殴り、能力で全ての生命、原子、妖力を破壊する。

シャドーは妖力を神力へ全て変換し刀の妖力を全て吸い取り神力を流し込む

それにより刀はダーインスレイブへと変化する。

 

「これからは妖王としてではなく、魔界神として戦おう」

 

「いいだろう、見せてもらおう」

ダーインスレイブを先生に向けて回し切るが、それを片手で止め掴みてシャドーを蹴り飛ばし刀だけ抜き取る。

そしてその刀をシャドーに向かって光の三千倍の速さで投げられたそれは深くシャドーの腹を貫く。

それと僅差で投げられた短剣は瞬時に石に変わりまた一瞬で戻り短剣は先生の腹へ突き刺さる。

 

「そこまでだ、今日はこれくらいにしておこう。お前は強いな、久々にわくわくしたぞ」

短剣が刺さったまま話す。

 

「俺はもうプライドがズタズタにされて泣きそうなんだが」

短剣を抜き傷を消す。

 

「どーも、まーなんだ。これでお前もちったー世界の広さを知れたんじゃないのか?」

 

「嫌って程にな。それと人間くれ。血が無くなって立つのも厳しいんだ」

 

「俺の吸うか?」

 

「神の血は好かん」

 

「わかった」

人間を創り与える。

 

「あざっす」

首元に噛みつき血を吸い尽くす。

 

「死体は自分で処理しとけ、帰るぞ」

死体を消して帰る。

 

「おかえり!!!!!!!」

 

「お帰りなさい、シャドーさん」

 

「お帰り、シャドー君」

 

「...ただいま」

 

「よしおまえら、今日の授業はここまでだ。帰れ」

 

「なんか最後雑ですね」

 

「そうね」

 

「よし!!!!!!帰るぞーーーー!!!!!!!」

 

「男の混じった女の典型的な性格だ、慣れるしかないだろ。それと肉壁は黙れ」

 

「うおおおおおおお!!!!!!ひどいぞーーーーー!!!!!!!」

 

「ふんっ」

思いっきり蹴り飛ばす。

 

「では解散しましょう、さようなら」

 

「じゃあね!」

 

「また今度な。次は無個性も潰してやるぜ」

 

「おう!!!!!!じゃあな!!!!!!!」

 

「てめぇは最後の最後までうるせぇのな。マジで殺すぞクソが」

 

「ははっまーまー」

 

 

適当に家に帰ってベッドに倒れこむ

 

「おう、お帰り。随分とボロボロだな」

 

「てめぇと違って俺はさっきまで殺し合いしてたんだから当たり前だろ...」

 

「それは災難だったな」

 

「災難なんてもんじゃねぇよ...先生とも戦う始末で死にそうだっつの」

 

「お、おうそれはお疲れ様。で、飯どうする?」

 

「さっき人間一人食ってきたから要らん」

 

「そうか、お前吸血鬼?ってやつなんだったな。わかったんじゃまー俺外で食ってくるわ」

 

「待て、外だと金が勿体ないだろバカ。待ってろなんか作る」

食材を適当に創り、野菜炒めとみそ汁と生姜焼きを作る

 

「じゃあ勝手に食ってろ、俺は寝る」

 

「お!すげー!お前料理できんのか!?いただきまーす!!」

 

「昔は飯食ってたからなぁ...」

 

「そうなのか?まーいいや、おやすー」

 

「あぁ、お休み」

こうして俺のクソつまらなくクソ死にそうな学校生活が始まった。

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