最近は色々こっちの方に力を入れてまして本編の方を更新できませんですいません!
ともあれお楽しみください!
「.. ..大きな力が二つ、どれもすごく怖い感じがします」
「そんなの今更だろう。行くぞ」
シャドーは微かに楽しそうな笑みを浮かべ扉を開け放つ。
中に入ると剣を持つ緑髪の少女と黄緑の髪で大きい革袋を持つ少女が床に座って二人で楽し気に話している。
二人がこちらへ気づくとあっ、と声を出しこちらに寄ってくる。
「わっ、生き物!?めっずらし~!」
「お姉ちゃん、この人敵だから早く倒さないと…」
「え~、勿体ないよ~。少し遊んでからにしよ?」
二人はシャドーたちを物珍しそうに見て話し合っている。
「おい、俺はお前たちと仲良くするつもりはないぞ」
「サイコっぽい奴らだな」
「.. ..」
「ふいういういういう、血だぁ、血をよこせぇええ」
「うわぁ、友好度0!?酷いな~、私達殺気0の無抵抗の女の子だよ?」
言葉とは裏腹に殺気を肌で
「お姉ちゃん、ふざけないでやるよ?」
革袋が宙に浮くと黄緑色の少女は革袋の中からハンドガンの様な武器を取り出し、緑の少女は手に持っていた剣を構えてシャドー目掛けて走ってくる。
「活きがいいじゃないか」
シャドーは余裕で刃を重ね手首を掴んでひっくり返す。
「いったい!」
「さぁ、気張れよ」
シャドーはにやけて腹を踏みつける。
緑髪の少女は嗚咽交じりの喘ぎ声を漏らし怯むが黄緑の少女が横抱きにして距離を置く。
「ふん、どこまでこの剣でやれるか試してやる」
アルデルルはフランベルジュを持ち、黄緑に切りかかる。
しかしアルデルルの刃は空振りし、隙を見つけた緑髪の少女は斬りかかり、その瞬間に黄緑色の少女が銃で何かを放つ。
「ちっ」
アルデルルは何かに対してフランベルジュを飛ばし勢いを相殺し距離を取る。
「これでお前の武器は無くなったわけだが」
何も無い所で両手の人指し指を数回まわすと魔法陣の彫られた刀身が極端に曲がった短剣が両方の指に見えてくる。
「双剣は慣れんがこいつらには有効だろう」
シャドーはバク転して壁を蹴り二人の肌を切り裂いていく。
「危ない危ない!!ぺルメレス、この赤い人要注意だよ!!」
「そんなの見れば分かるから!!」
黄緑の少女は見切りをつけ何かをシャドーの口の中にぶち込む。
シャドーは反射で呑み込んでしまう。
「ふむ、こいつは精神錯乱性の毒か。俺は狂気に身を任せるような狂った奴でな。意味は無いぞ」
シャドーは下衆な笑みを浮かべて二人を蹴りとばしその勢いで壁に体をぶつけた時に首を掴み締め上げる。
「苦しい苦しい!」
「ギブアップです…」
「知るか、死ね」
締め上げる手にもっと力を入れようとすると唐突につま先がシャドーのこめかみを打ち手が緩まった隙に緑の少女が剣で腹を貫き、黄緑の少女もといぺルメレスは後ろ回し蹴りで頬を抉り、緑の少女が腹を蹴り飛ばしシャドーの体は後ろに吹き飛ぶ。
「私たちは
緑色の元気な少女が胸を張って名を口にする。
「…妹のぺルメレスです」
「№?そんな奴いるのか」
「……№についてはあとで教えてやる」
「分かった。強いのか?それとも珍しいのか?」
「そうだな、少なくとも№100以上は俺らより強いと思うが…」
「ふぅん、なら喰うか」
シャドーは腹から血が流れ出てるのを気にせず踏み込み一瞬目を強く開き二人の腹を斬りつける。
しかしそれは軽快に避けられ顔にペルナンタの蹴りが入る
「ぐっ、さっさと斬られろっ」
刀身が黒い炎を纏わせて強く振り下ろす
「アルデルルは外で休んでろ、居てもむしろ邪魔だ。レミーを連れて出ろ」
「……そうだな、おいレミーこい」
「…はい」
アルデルルはレミーを連れて外へ出る、戦場にはキチガイとシャドーだけになる
「…シャドー殿、やれるでござるか?」
「任せろ。ただ殺すな、少し動けない程度に痛めつけるんだ」
「了解した!天皇陛下の名のもとに!!行くぞ!!続けえええ!!!!」
マントがそう叫ぶと後ろに縦方向に白い陣が展開され中から旧日本軍のような容姿をした骸骨たちが無数に出てきてそれらが一斉にシャドーとペルナンタ・ぺルメレスを襲う。
それら一体一体が全て無の力を帯びている。
「ほー、やってくれるなコイツ」
シャドーは咄嗟に二人を抱えて部屋から出る。
「はぁ…はぁ…大丈夫かお前ら」
珍しく息を切らして額に浮いた冷や汗を拭う。
「あ、ありがと。でもなんで助けたの?」
「私たちを殺すのでは?」
「興味が湧いた。お前たち強いんだろう?いい道具になりそうだから生け捕りにして仲間にさせようかと思ってな」
「…?仲間にするんですか?」
「あぁ、仲間にする。命を助けた恩義もあるだろう?」
「恩を押し付けるのは良くないんじゃないの?」
「知るか、俺は天下の下衆妖怪様だからな。次は南に向かう、行くぞ」
呆け顔のアルデルルとレミーに気づく。
「…、どうしたお前ら?」
「…そいつらどうする気だ?」
「…食べるんですか?」
「仲間にする。喰うって言ったろ」
「…そういう意味か」
「…私はてっきり性的な意味で…」
「待てレミー、それ以上はいけない」
「お前そう言う奴だっけ…」
シャドーはあまり顔色を変えない様にしながらもいつもより大きめに目を開いている。
「そういう事をたまに聞いていたので…」
「てかこの子は一体何なんだ、ちゃんと説明しろ」
「だーかーらー、宝具の失敗作」
シャドーはめんどくさそうに一言で終わらせて部屋の中でのびてるキチガイを拾ってくる。
「失敗作だと?おい、レミー自己紹介しろ」
「…?、わかりました、私は元『アムト・レミー』という宝具を模して造られた宝具の摸倣物です、基本的な機能は残っておりますが戦闘は不向きです」
「摸倣物…か、すごいな」
「あ、レミーは無事帰れたら多少の戦闘を教えるぞ」
「…ありがとうございます」
「さて、おいペルナンタ・ぺルメレスここのトップは誰だ」
「確か№80の【
「でも本当はそれ以上の№が居るって噂もあります…」
「80以上か…とんでもないところだな」
「別に強くないだろ。こいつらだってそこまで苦戦したわけじゃないしな。さて、駄弁りもいいがそろそろ行くぞ」
シャドーはレミーをおぶり南にある扉まで移動すると扉を見て仁王立ちをしている少年が居る。
「待て、あいつ少しヤバめだ。待ってろ」
シャドーはレミーを降ろし、音もなく瞬間移動しながら妖刀を抜き真後ろに着いた瞬間に強い殺気を浴びせる。
「何者だ、名乗れ」
少年は前を向いたまま殺気に殺気を乗せシャドーに問いかける
「シャドーエッジ・スカーレットだ」
「え!?」
少年は驚いた表情で振り向く
「シャ、シャドーさんですか!?」
少年は満面の笑みで問いかける
「あ?あぁ、そうだが。俺はお前と面識がないはずだが」
「僕です!十年前あのビルの事件の時救ってもらった男の子です!」
そういって一本の短剣を見せる
「おぉ…しかし随分と成長したな。たった数日だろう?」
シャドーはタバコを吸い珍しく見る。
「貴方たちからしたら確かに数日かもしれませんが時の流れを変える僕の能力の影響であなたたちが帰ったあとすべての時間軸が元も戻り十年前に戻ったんです、それから十年僕はあなたのような神様になりたくてたくさん修業しました!」
少年は目を輝かせながら話す
「俺…なんでこんないい奴みたいな事してるんだろ…あぁ、鬱になるわ…」
シャドーは斜め下に目線を逸らし虚ろな目をする。
「?、あちらの方々も仲間ですか?」
「あぁそうだ。みんなすごい奴だぞ。あの緑の双子なんてここのボスみたいなやつだったんだ。さっき仲間にした」
「へぇ!流石ですね!」
「じゃあそこを退け。さっさと奥の奴も殺すんだ。あわよくば仲間にする」
「あ、待ってください。この奥のやつはかなり危険かと…」
「ふむ、俺は今しがたあいつらを負かして来たばかりなんだが」
「…それもそうですね!では入りましょう!」
そう言いシャドーは扉を開いて中を見るが即座に閉める。
「なにあれ、調査隊が絞める量じゃねぇぞ。ここは無しだ。次に行こう」
「え!?やめるんですか!?」
「いや、量が多い。ざっと動ける奴のみ数えて三億とかそこら。これはもう軍隊を要する」
シャドーが珍しく青筋を浮かべている。
「…まぁ僕もそこ異様な気でやめとこうと考えてはいました、だとすると他の所もやめといた方がいいですね・・・」
「しかし帰る術がなぁ…仕方ないとりあえず進もう。」
少年を連れて行き事情を説明する。
「そうか、それは流石に分が悪いな。さて、だとするとどこへ行くかだな」
「・・・・シャドーさんはオーラは禍々しくても優しい方なのですね」
「そうだぞ少女よ!私は三百年見てきたがこれほど心のきれいな奴はいないぞ!!」
「もう俺をいじめるのはよしてくれぇ…」
シャドーはもう萎れていた。
「こ、個性的な方々ですね・・・」
「さっき私たちを本気で殺しに来てたから信じようにも…ねぇぺルメレス?」
「流石に信じられませんよね…」
二人は笑顔が引きつっている。
「そうだ、もっと恐怖心を抱いてくれないと困るんだよ。つかそんなことはどうでもいい。さっさと次の宮殿に案内してくれレミー」
「了解、
「危険だが…そうも言ってられないな。行くぞ」
シャドーが先頭を切り走り目的地まで移動する。
「ここまで道中何もないと逆に怖いな」
「今更だろ。それに何かあってもこいつらほどではないだろうし何とかなる」
目に入った宮殿の入口で見覚えのある人影を見つける。
「助かった、隊長たちと合流出来るぞ。それにレッテルとアナザーも合流していたらしい」
そのまま隊長たちと合流する。
「む、シャドー生きていたか」
「やぁシャドー君生きてたんだねぇ」
「・・・無事で何よりだ」
「よかった、シャドーさん無事だったんですね」
「まぁ、生きているとは思っていたが…なぜ無傷なんだ」
「はっ、当たり前だろう?ついでに№っていう奴も仲間にしてきた」
「№だと?」
「あぁ、確か83番」
シャドーはタバコを吸い始めようとしてレミーの首に噛みつく。
「この伸びてるやつか?」
レセイトがきちがいを突く
「こいつは半無」
シャドーが小さくグッドポーズをする。
「半無!?」
レセイトが驚いて戦闘態勢をとる
「この行動は間違ってない。仲間にはしたけど
「ふむ、ならよく警戒しておこう。それと船を・・・」
隊長が話そうとした瞬間白い光の矢が高速で飛んでくるが全員それをかわす
「ちっ、敵か」
アルデルルがシャドーに守られながら戦闘態勢を取るが足元がふらついている
「おう、雑魚は安静にしてろ。俺が潰してくる」
シャドーが首の骨を鳴らしながら前に出ようとすると隊長に制される。
「待てシャドー。敵は手練れの様だ、お前も疲れたろう。ここに居ろ」
「じゃあ俺は言葉に甘えさせていただこう」
その場で不良座わりしながらタバコを吸う。
「サ、サルセナさん。でも敵は・・・・」
「心配するな」
そういって隊長とレセイトとバレルが戦闘に出る
「もしものためのこれだ」
隊長がそう言って一つの水晶を取り出す
『我、調査隊第四部隊『シャート』の隊長なり。封印と説くことをここに要求する』
すると水晶が光だし応対する
『認証、リスマルテル・サルセナ。封印を解除します、制限時間は十分です』
水晶がそういうと三人が光だし三人とも詠唱を唱えだす
『Pulverization』
【創拳】バゴネメットハルバーン
隊長の拳に神の炎をまとった手甲が装備される
『有智高才、その力表へ引き出せ』
【創箱】パスリベネスバイパー
蒼く光るノートパソコン型の箱がレセイトの前に浮遊する
『
【創機関銃】バギデガギス
神々しい巨大な機関銃がバレルに装備される
創神器を出し終えると空から白い人型の何かが降ってくる
『キキキ・・・テキ?キキキ』
「こいつ・・・無ですか?」
「雰囲気はな」
「・・・」
無は三人の会話中にいきなり襲ってきた、無は天空に巨大な魔法陣を展開すると白い太陽のようなものがゆっくりと落下してきた
「うわ、めんどくさい」
レセイトはそういいながらパソコンに何かを打ち込む、すると三人を覆うように透き通った黄色いガラスが現れる。それは太陽のようなものが触れるとそれと包むように覆いもろとも消滅する
「だめだよーそういうことは、後ろには後輩がいるんだからさー」
レセイトはそういって欠伸をする
「よくやったレセイト」
隊長がそう言うと無の後ろに転移し両手で頭を潰すと手足を引きちぎり体の方をバレルに向かってぶっ飛ばす。
「・・・」
それを機関銃の銃口で受け止めゼロ距離で機関銃を放つ、無は蜂の巣になりながら飛ぶ。
そして無はそのまま動かなくなる
「ふむ」
「死んでませんね、どうします?」
「そうだな、サンプルに持ち帰るか」
隊長がそう言って無に近づくと無が急に奇声をあげ天に舞い上がる、そして手足を再生させると両手に白い双剣を召還する
「まだやる気か」
「あ、あーゆーのは自分パスで」
レセイトはそういって後ろに下がりその前にバレルが立つ
「ふむ、なら私一人でやるか」
隊長はそう言うと無の双剣と自分の位置を変え顎に一発重い一撃を入れる、首が確実にへし折れてはいるがその状態で隊長に蹴りを入れた。
隊長は地面の方に飛ばされ無は入れ替えられた双剣の位置を元に戻し奇声を上げながら無数の斬撃を放つ、隊長は立ち上がり土煙を払うと一言唱えた。
『天星』
そういって空を一発殴る、すると空間にひびが入り斬撃を割る。
そのままひびと自分の位置を変え無の目の前に来ると心臓に一発拳を入れる、無は空を裂き地面に飛んでいくと大爆発と共に粉々に吹き飛ぶ
「ふむ、あれでしばらくは動けまい」
「はーい、お疲れ様ー隊長」
レセイトはそういって粉々になった無を一欠片残さずアーム型の創神器で取りビンに詰める
「・・・」
「はいはい、まぁ今回は無だし出番は少ないかもしれないけどまたできるって、な?」
「・・・」
バレルは小さく頷く
「さて、それでシャドーさっきの話なんだが」
そして何事もなかったように話が戻る
「船を直せたのか」
シャドーはずっとタバコを吸っていたのか吸殻が山積みになっている。
「・・・まだ話してはいなかったが察しがいいならそれでよい、宝具らしき物の反応を探知したがそこのプロテスタントが予想以上に固くてな。ひとまず学園に戻れるように船を整備しておいた」
「まぁ、収穫はあるぞ。生きた半無に№、それにほぼ本物の性能を持つ宝具の失敗作だ」
「そちら側は大収穫の様だな」
「その幼女?ほんとに宝具なのぉ?」
「こいつに宮殿の位置情報を教えてもらってここまでたどり着いたのが証拠だ」
「ふーん、じゃあ質問良いかな幼女君」
「・・・どうぞ」
「レベイセルスについてどうぞ」
「・・・?」
少女は困惑している
「やめてくださいレセイトさん、それ18禁用語です」
アルデルルが困った顔で言う
「えー・・・」
「ばかやってないで・・・ってなんだこの黒い奴」
隊長が地面に埋まっている
「キュー・・・」
「お、ペペじゃないか。なるほど、あいつあの時の奴か。それなら一人くらいすぐ倒せたな」
シャドーはすっぽ抜く
「帰る?なら早く帰ろうよ~」
「そうだな、早く帰ろう。あ、隊長。またここに連れてきてくれ。もう一匹連れ出したい№が居るんだ」
「№を連れ出す?その少女等は上手く連れ出せたかもしれないが№は危険なんだぞ。そもそも教師じゃないのに№とやりあうこと自体が間違っているのだ」
「知るか。俺は№で小隊を作るんだ」
「…!もう好きにしろ…私は知らんっ」
アナザーはそっぽを向いてしまう。
「・・・№を仲間にしたまではまだわかるが小隊とはどういうことだ?そもそも小隊は神のみの構成だぞ、№は神とは違うものだ、それで小隊を作ることはできないと思うが」
「あーそっか。じゃあいいや、冷めた。じゃあこいつら意味無いのか…捨てようかな」
「酷いっ!?せっかく仲間にしたんだから大事にしてよぉ!!」
「酷いですぅ…」
「№と小隊に入れたいのならペットと言う手があるな、言葉を話す№なら契約をして呼び出すことが可能だ。例えばそうだな・・・」
『来い、パルーン』
すると船にいた犬が空間から出てくる
「こんな風にな」
「じゃあお前らペットってことで。餌はくれてやるから安心しろ」
「ペット…なんかエッチな響きだよね、ねぇぺルメレス」
「ですね…」
二人は生唾を飲み込み顔を赤らめる。
「・・・変なのを仲間にしたなお前」
アルデルルが飽きれた声で言う
「邪魔だったら捨てるからいい。それに一桁の奴もいるんだろ?それなら最終的にはそいつらしか使わなそうだしな」
「・・・そうか」
アルデルルは少し低い声で言う
「さて、収穫もあった。これで理事長に殺されずに済むな」
「さぁ、帰ろう。俺はもうこんな所には居たくない」
シャドーは目に光が無く、斜め下に瞳が向けていじけていた。
「お、おう」
シャドーたちは船に乗り込み星を飛び立つ
「とんだ災難だったな」
「嫁にも会えないしさ…何この拷問…」
シャドーはやっと帰れるという事に確信が持てて今まで我慢してたものが少しだけ表に出てきている。
「いつもの
「病んでないです…」
シャドーは隅っこで三角座わりして少しだけ涙を流している。
「・・・かわいい」
レミーが呟く
「こいつは本当にめんどくさいな」
シャドーは抑えが効かないのか嗚咽交じりに泣きじゃくっている。
「今目の前で泣いている人がさっきまで殺しに来てたって…謎だしなんか悔しいんだけど」
ペルナンタが微かに拳を握っていた
「…それをバネに頑張って…死にたい、あぁ…不死身でした…はは…」
シャドーはもう、終わっていた。
「着いたぞ」
気が付くと船は学園に到着していた。
「は~い…」
シャドーは生気が皆無の様子でタバコを吸いながら扉から出ていく。
すると目の前にはションと何故か汐音が居た。
シャドーは目から一筋涙を流し早歩きで汐音の前まで行くと無言で抱きしめた。
「…ただいま」
「お疲れさま、シャドーくん」
シャドーの背中を数分撫でるとシャドーから離れる。
「ありがと…もう大丈夫」
「お疲れ様、シャドー。報告は俺がやっといてやるから寮に帰って休め、あとそこの報告対象はもらってくぞ」
ションが淡々という
「レミーは安全な所にしてくれ…キチガイはどうでもいい。あとぺぺも大事にしてやってくれ。№…は多少手荒でも構わん。じゃあ行こう汐音」
「はいは~いっ」
汐音はシャドーの腕に手を回し寮へ向かう。
中へ入ると案の定と言うべきか当たり前と言うべきかデルとヴラディミールが居た。
「おかえり、シャドー詳細は聞いたよ。学園内で話題になってたぞ」
「お疲れだね、汐音さんもお帰りなさい」
「…学園行くのやだなぁ、もう寝るわ。おやすみ」
シャドーはベッドになだれ込み深い眠りにつく。