かなめとアリア達とのいざこざも無事に解決し、今や友達のように接し始めてるのを見ると女ってのはよくわからない……
というか武偵の性分なのかもしれんが、切り替えが早くて恐れ入る。
その問題だったかなめも立て続けの挫折ですっかり大人しくなって、クラスでも普通に馴染み始めてることを小鳥から聞いたりしていたが、この束の間の平穏がいつまで続くか。
そんな不安もありつつ、ジーサードについては引き続きワトソンが調査をしてくれてるようなことを羽鳥経由で聞いていたオレは、その情報を待ちながら本日、日曜日の朝。
よく晴れたこの日に第1グラウンドで武偵高の全生徒と一緒に方陣状に並ばされていた。
『
武偵高の体育祭は元々、怪我人続出の危険競技でいっぱいの真・ケンカ祭りで有名だったのだが、噂を聞いた都知事がブチギレしたらしく、以降は教育委員会の監視がつくようになり、何かヘマをすれば廃校の危機とあって『表向きは健全な体育祭』をやるようになったという経緯がある。
故に今日はおそらく年に1度だけ、奇跡のように『全校生徒が武装解除している』のだが、それも教育委員会の目が光ってる『第1部』の間だけだ。
開会式を終えたら、武偵高に超絶似合わない『玉入れ』などというどこの高校でも珍しくはなかろうかと思う競技が始まって、教務科から釘を刺されてる生徒達は、これを至極まっとうに参加してせっせと高く上げられた籠の中に玉を投げ入れていた。決して拳銃の弾ではない。
ジャンヌなどは前時代の兵器、ブルマーを華麗に着こなして無駄に優雅に動いてたり、小学生のようなあややは籠が高すぎて投げた玉が届いていなかったり、中空知なんて玉を拾おうとしてるところを押されて尻餅ついたりとどんくささ全開。
レキは精密機械のように拾う、投げるを繰り返して寸分の狂いもなく籠へと玉を入れてるが、楽しんでるようには全く見えん。
一応、演技でそれらしくするようには言われてるんだが、こんな時でもレキらしさは消えないな。
そんな知り合い達の様子を見ながら本部の方を見てみれば、いつもはやれややれやと教師らしさなど皆無の言動、行動をする蘭豹や綴が気持ち悪い笑顔で教育委員会のおじさん達にお茶菓子やらまで出して接待していて引く。マジで引く。
そこに加わってるCVRの結城ルリ先生はさすが専門とあって違和感ないが、ああやって教育委員会のご機嫌取りをしているのを見ると教務科の本気度がうかがえて、こっちまで無駄に緊張するよ。
とは思うものの、目立たないのはオレの得意分野なので適当に参加してやり過ごして、教務科が接待に集中するためとかでプログラムは速攻で各種個人競技へと移っていき、校内各所へと生徒がバラける。
この個人競技は各人の得意不得意に関係なく教務科の指定した種目をやらされるので、その指定に従ってエクストリーム・スポーツの会場へと辿り着くと、そこでは肘や膝にプロテクターを着けているアリアがいて、オレに気付くといつもの偉そうな調子で近付いてきて言葉をかけてきた。
「京夜もここなの?」
「BMXのフリースタイルだと。競技用自転車なんて乗ったこともないんだけどな」
「さっき興味本意で乗ってみたけど、大して難しくなかったかもね。ちなみにあたしはインライン・スケートよ」
それはお前がハイスペックなだけだ。
とはツッコめなかったが、変に競技用と考えないで乗るかとちょっと開き直りつつ、ポツポツと始まった競技を横目にアリアと一緒に準備を進める。
一応は体育祭ということで紅組と白組で得点を競っていて、オレもアリアも白組だから呑気に会話していたが、何やら周りから変に注目されてるのが気になる。
視線の7割はアリアなのだが、残り3割ほどがオレに向いていて不思議だ。
「なーんか目立ってる。これはあれだな。アリアのせいだ」
「そうやって他人のせいにするのは良くないわ。まぁ視線の一部はあたしの後輩だけど、京夜だってそれなりに人気あるって聞いてるわよ。せっかく魅せる競技なんだし、ファンサービスくらいやってみたら?」
「そんな余裕はないしやる気もない。むしろ楽しんでるアリアがちょっと意外だ。てっきり第1部は流すのかと思ってたが」
「ウォームアップも兼ねてやっておくのよ。何事も楽しむのは大事だし、やるからには勝つのは当然でしょ?」
「ごもっともで」
そこまで話してからプロテクター類を着け終わって、競技前にBMXを試運転すると、アリアもインライン・スケートを履いて小さな円を描いて動いてみせてから、キュッと止まって調子良さそうにうんうん頷いていた。
そしてオレはほとんど漕がずに前輪と後輪を交互に持ち上げたり、ジャンプして反転してみたりとしてから準備運動を終える。
同じ白組のアリアがいる手前、あからさまにやる気ないと噛みつかれそうで真面目になってるなオレ。
「前から思ってたけど、京夜ってあたし並みに運動能力高いわよね。自分の体の扱い方がよくわかってるって感じ」
「アリアと並んだらSランク並みってことだろ。そこまでじゃないにしても不知火とかその辺より少しだけ上だとは思ってるけど」
「なら第2部はそれを証明してきてよね。期待してるわ」
妙に楽しそうなアリアは何故かオレに色々と言ってきて、正直これはこれで偉そうにしてるだけの方が気楽だなとか思ってしまうが口には出さずに、自分の競技順番が回ってきたのでフリフリ手を振るアリアに見送られて競技を開始するのだった。
BMXのフリースタイルなどテレビでも観たことがなかったので、横に倒した円柱の上半分を切り取ってできたハーフパイプの競技場で、オリンピックなどで観たスノーボードやスキーの真似事をぶっつけ本番でやってはみたが、演技らしい演技はやる余裕もなくて高く跳んで空中でなんかワチャワチャやってたらあっという間に終わったので、これでいいのかとか思いながら順番待ちのアリアの元へと戻ると、しっかりダメ出しされてよくわからない技の名前をああだこうだと言われてしまうが、他の生徒もどっこいどっこいなところを見るとミスらしいミスをしなかっただけで上位にいけそうな気はする。
そもそも第1部の得点なんてクイズ番組の終盤までのお遊びみたいなものだから、コツコツ稼ぐ意味は皆無なわけだが。
割と早く自分の競技が終わったので、最後の各組50人ずつで行う100人リレーまでの時間で知り合い関係の競技を観戦しに行ってみる。
一番近くでやっていた女子を手押し車で運ぶとかいうわけわからん競技をチラ見したら、乗り物と聞いたら目の色が変わる武藤兄妹がただの手押し車なのに入念なマシン調整をしながらマジ顔で作戦会議してるのを確認するが、あの兄妹は相変わらず仲が良いな。顔は全然似てないのに。
まぁ顔は関係ないか、などと1人ノリツッコミを内心でしつつ、あの2人なら1位は間違いないだろうと踏んで挨拶だけして他の競技場へと移動。
誰がどの競技に出てるかは何人かから聞いてるが、そんなの数えるほどだから必然、行く場所も限られてくる。
とりあえずチームのよしみでリーダーたるジャンヌのいるラケットスポーツのコートへ辿り着いてみると、本職のテニスとあって見事1位になっている――スコアに書いてあった――のだが、肝心のジャンヌはキャッキャと騒ぐ後輩女子の異常なまでの集まりによってもみくちゃにされていた。人気があるのも大変だよなぁ。
そんな遠い目でジャンヌの方を向いていたら、ご本人に気付かれてしまって助けを求められるが、自分で集めた人気なのだから甘んじて受け入れるのが道理というもの。だから助けん。
観戦のつもりが終わってたので次なる競技場へと向かって、バスケの3on3の試合を観戦。
ちょうど試合が行われているようで、ゴール裏から覗いてみれば華麗なフェイントで男子生徒を抜き去ってレイアップシュートを決める幸帆が目に飛び込んできて、周りの生徒がちょっとした驚きの声と歓声を上げる。
武偵としては支援系の情報科を履修している幸帆だが、元々努力家で幸姉に負けず劣らずの運動能力を持っているので、周りの驚きに反してオレは当たり前かと思うが、男子生徒にも引けを取らないか。
それで一生懸命な幸帆を内心で応援しつつ見ていたら、オフェンスの番になってフェイントからシュートを打とうとした幸帆とガッツリ目が合う。
すると幸帆はバランスでも崩したのかあらぬ方向にシュートして、ボールはボードの上を通り越しオレの手元に見事収まる。ある意味ナイスパス。
その後からはさっきまでの華麗なプレーは見る影もなくミス連発で集中力の欠けた幸帆のチームはあれよあれよと崩れて敗北。
チームメイトにペコペコ頭を下げる姿は見ててちょっと悲しくなってしまうが、そんな日もあるって。
だからせめてそんなことでも言ってやろうとコートから出てきた幸帆に近寄ると、動きやすくするためにポニーテールにしていた髪を手でサワサワしながらオレに向き直った幸帆。
「あの、京様の前で無様な姿をお見せしてすみませんでした」
「幸帆が一生懸命やったんならオレは別に気にしないんだが」
「いえ……その……一生懸命にはやっていたのですが、ちょっと張り切りすぎたと言いますかなんと言いますか……」
「気持ちが空回りしたのか。そういう感情のコントロールもちゃんとできるようにしないとな」
「はい、精進します。わざわざ見に来ていただきありがとうございました」
なんとも幸帆らしい言葉に自然と笑みがこぼれてしまうが、ペコリと頭を下げてから友達の元へと駆けていった後、何やら楽しそうに会話したかと思えば顔を真っ赤にして友達を追っかけ回し始めたので、からかわれたのかね。
何はともあれ元気そうな幸帆を見て安心して次なる競技場へと足を伸ばしてみると、二人三脚などと打って変わって体育祭らしい競技に参加していた小鳥と風魔のペアは、スペックの差なのか歩調が微妙に合わずに最後の最後で大コケしてビリ。
我が後輩ながら恥ずかしい。武偵なら他人に合わせるスキルも磨け。他人のことは言えんがな。
自分のことは棚に上げつつ、言葉のかけようもない2人に合わせる顔もないので見なかったこととして競技場をあとにし、最後に生徒が分散してるのに借り物競争とか難易度高そうな競技に参加してる理子の困ってる様子でも見るかと様子をうかがってみると、着いた途端に何かのセンサーでも付いてるのかピコンッとツーサイドアップのテールをオレへと向けた――たぶんあのロザリオの力だろうが――今まさに競技中の理子が猛然と走り寄ってきて有無も言わさずに腕を引っ張ってわけもわからないまま1位でゴール。
係員が借り物の確認をして認定されたところを見ると、オレが条件を満たしていたようだが、何が書かれてたんだ?
「さすがキョーやんだよねぇ。理子が困ってる時にちゃんと来てくれる。そこに痺れる憧れるぅ!」
「憧れる意味がわからん。それでオレは何の条件を満たしたと見なされたんだよ」
「えー、それはちょおっと内緒にしたいかなー。わかっちゃうと面白くないしー、キョーやんに気にしてもらえるなら理子も悪い気分じゃないしー」
イラッ。
このノリの時の理子はイラつく時とどうでもいい時の2パターンがあるが、今回はイラッときた。
その理由はオレに所謂『ツッコミ待ち』をしている時の顔をしているからだが、いくらオレが関西出身でも思惑通りにツッコんではやらん。
構うと喜ぶパターンは絡み方が面倒臭いんだよこいつ。
なので一言も返さずに立ち去ろうとしたら腰にしがみついて構ってちゃんモードに突入したので、教務科と教育委員会の目がないことを確認してから両腕を引き剥がして変則ジャイアントスイングで適当なところに放って、怯んでる間に理子の借り物が書いてる紙を確認していた係員から紙を拝借。
するとそこには『最も親しい異性』とあって、判断する側は何を見てそれが合ってるかを判断するのか不思議に思えて仕方なかった。
というか係員の様子からして異性なら誰でもオッケーみたいな空気が滲み出てる。
実際そんな感じのノリで混ぜられた紙なんだろうな。不透明なところだからって適当な仕事するなよ。
とかなんとか運営側への文句を考えつつ、この後すぐに100人リレーが始まるということで理子と一緒に第2グラウンドへと戻ってその結末を見届ける――オレも理子も選手には選ばれなかったので観戦――が、結果は今まで見てきた中でダントツの運動音痴を見せた中空知のズッコケと超X脚による走りで紅組が敗北。
オレ達白組がそれによって総得点で逆転して勝利を勝ち取った。
が、まぁそれは教育委員会の目があるうちに行われた第1部の結果。誰もそれで本心では喜んじゃいない。
本番はむしろこれからなのだから。
とりあえず表面上は教育委員会の目に良い体育祭だと見えるものを行えた第1部は終了。
なんか酒まで飲まされて土産を貰い上機嫌で帰っていった教育委員会のチョロさには日本の教育の場が心配になるが、そのおかげでオレ達が何事もなく第1部を終えて教務科から何かされることがないのだからありがたいことでもあるというのは複雑なものだ。
何はともあれ第1部終了に伴って撤去作業をやらされながら、次の第2部のための準備も並行して行われる時間。
やたらと「隙を見て覗きに来て」とか言いまくって別れた理子に無茶なとか思いながら着替えのために移動していたら、周囲を若干警戒する素振りをしながら体育倉庫に入っていくキンジとワトソンの姿を発見。
あのツーショットは基本、自然にはならないので何かあるなとすぐに勘ぐったオレは、最初だけバレないように体育倉庫へ近付いて中の声に聞き耳を立ててみるが、全然聞こえないので仕方なく入り口のところから壁をノックして存在を示して2人に気付いてもらうと、最初こそ警戒されたがどうやらオレが聞いても問題ない話だったのかすぐに招き入れられたから、近くの跳び箱の上に座り乗って話に加わろ……うとしたが、その跳び箱の中に何故かかなめが息を潜めていたのでとりあえず話が面倒臭い方向にいきそうになるまでは黙っておき、跳び箱に寄りかかるように腰を下ろす。
「んで、何の話してたんだよ」
「ジーサードについてだと。これに書いてるらしいが、英文で読めん」
そう言ってオレにワトソンから渡されたらしい何枚かのA4の紙を見せてきたので、それを受け取って自分の知識だけで和訳してみる。
幸姉が外国語の勉強に熱心だったのが地味に役に立った。英語なら知ってる言語では一番簡単だ。
そうしてオレが英語を割と読めることにちょっとショックを受けたらしいキンジには、ワトソンから直接書いてあることを説明され始めて、オレもそれに耳を傾けながら資料の方も読み続ける。
資料によると、イギリス政府から見たジーサードは悪人ではない、とかそんなことが書かれているが、その理由としてロスアラモス・エリート脱走後は世界各地のテロリスト集団や海賊、人身売買組織などの勢力を潰して回り、罪なき人達を救っているとある。
しかも誰に依頼されたわけでもなく、無償でそんなことをやっているとか。
確かにそれだとオレ達から見たジーサードとはずいぶん印象が違ってくるが、実際問題でオレはただの暇潰しで殺されかけてるんだから、善人だろうと正義の味方だろうと『おかしなやつ』に変わりはない。頭の方がな。
「アメリカやイギリスは、ジーサードのターゲットが国益に合致する場合――仕事を依頼する形を取り、報酬として兵器やそのメンテナンスを提供しているらしい。『首に鎖を付けられない猛獣だが、益獣として餌を与えている』ってとこだね。だから今では、彼の活動の純粋性は大国の思惑により失われているとも言えるよ」
それであの兵器類と繋がるわけか。なかなかに切り難い繋がりで不自由もありそうな話だが、そのおかげでお尋ね者も活動できるって仕組み。
旨い餌を与えたもんだ。こっちはそのせいで大変だってのに。
それで間接的にでも今のこちらの状況に関与してるアメリカとイギリスにちょっとした八つ当たりを内心しながら次のページを見ると、オレがこの前調べたかなめと会っていた女3人のうちの2人の情報が載っていたので、一応目は通しておく。
1人はあの長身金髪サングラスと威圧的な風貌だった女だが、どうやら所属は在日アメリカ軍の支援部隊で、名前はキャサリン。
中尉とあるのでそれなりに偉い階級にあるぞ。そんなやつまでジーサードの支援活動に使わされてるのかよ。
しかし在日アメリカ軍所属ということはジーサードの仲間というよりは協力者ってところか。
こちらが直接出張ってくることはおそらくない、と信じたい。アメリカと喧嘩とか恐ろしいわ。
そんなキャサリン中尉にはお引き取り願いたい思いで次の女の情報に目を向けてみると、あのオッドアイの銀髪少女のことが書かれていて、こちらは経歴についてだけ。
名前はロカ。モスクワ総合大学の超心理学科に12歳で飛び級の入学。
モスクワっていうと、確か時任先輩が来年から行くところか。つまり時任先輩の先輩に当たる人物で、やはり超能力者なのか。
それがどうして今やジーサードの側にいるかはわからないが、以前聞いたジーサードを暗殺しようとして帰ってこなかったやつらの1人と見るのが妥当。
そうなるとこちらはキャサリン中尉とは違ってジーサードの方針次第で仕掛けてきてもおかしくないかもしれない。
あと1人、獣の耳を生やしていた少女もいたが、そちらはリバティー・メイソンでも調べられなかったと見て良さそうだな。
玉藻様の方が心当たりありそうだし、会った時にでもレキの似顔絵を見せてみよう。
そこで資料もだいたい読んだので、キンジとワトソンの話に意識を向けてみると、どうやらこれらを踏まえてジーサードをどう対処するか判断していたようで、さすがにこれ以上の話はかなめに聞かせていいものかと思い、立ち上がって2人の視線を若干引きつつ、後ろの跳び箱の上段を取り除き、そこからかなめを引っ張り出そうとして触るなと手を払われ、自ら出てきたところで驚く2人を無視して至って普通に会話に混ざってきた。
「間違ってもサードを倒そうなんて考えちゃダメだよ、お兄ちゃん。そんな非合理的なこと、できやしない。サードは強いの。彼は人工天才の完成形。もう、人間の領域にはいない」
今まで話していたことはジーサードに報告するまでもない。
そう言うようにキンジとジーサードの激突を事前に防ごうとするかなめの言葉に、一切の冗談がないことを理解できたオレ達だが、少し前までのかなめならこんな警告はしなかったはず。
これはかなめがこちら側に寄ってきてることを意味するが、実際に戦いになった場合にはその強いというジーサードの側に簡単につくだろう。それが合理的だから。
でもキンジを裏切りたくない気持ちが、今の言葉に含まれていることも理解できる。
「ジーサードは――頭が
そのかなめの気持ちを理解してか知らずか、キンジは交戦もやむ無しの姿勢のままでかなめへとそんな切り返しをすると、かなめは真剣な表情のままその問いに対して口を開いた。
「超人だよ」