「来てやったから喜べ貴族様よ」
「では今すぐお帰り願いますか。上から言われることの腹立たしさは不愉快を通り越して殺意すら湧きますので」
「今日の主役がしていい目ではない」
記念すべきメヌエットの誕生日にお呼ばれしたオレは、今日だけは誰とも会う予定はないと言っていた当人を前にして挨拶代わりのおふざけをするが、瞳からハイライトを消して虫けらでも見るような視線で攻撃されてしまう。容赦ないなぁ。
「まぁ挨拶の毒を吐いたところでおもてなしといきますか」
「私の毒抜きをしたような口ぶりは気に食いませんが、この後の対応の如何で処遇を決めましょう。寛大な処遇に感謝するように」
「ところでオレ宛の荷物ってどこ? サシェ、エンドラ。今から下に行くから出しておいてくれ」
「……そういえば京夜は人の話を聞かない都合のよい阿呆でしたわね」
「ほら行くぞメヌ。おもてなしが待っている!」
誕生日だしいちいちリアクションしてやってもバチは当たらないんだが、誕生日だからと調子に乗せるのは今じゃないので、反応したらしたで長くなりそうなのはスルーしてさっさと車椅子を押し1階の食堂に移動。
食堂にはオレへの届け物がちゃんと置かれていて、送り主が幸姉であることもちゃんと確認してから、まだ中身を見てないのかちょっとワクワクしてるメヌエットにも見えるように包装を解き中身を取り出す。
「悪いな、こっちに送ってもらう段階で住所の当てがなくて、メヌの家の住所を使わせてもらったんだよ」
「それはもういいです。それでその『窪みのある鉄板』はもしや……」
「出不精のメヌのことだから、日本に来るなんて一生に1度あるかどうかになるかもだからな。この機にご馳走してやるよ」
一応はこっちに送ってもらう都合で勝手に届け先にしたことを謝りつつ、出てきた半円の窪みが複数ある鉄板。たこ焼き器に目が釘付けのメヌエットに説明の必要はなさそうなので、メヌエットの前のテーブルに置いて観察し出したのを横目にキッチンの方に引っ込む。
「焼くのは私にやらせなさい」
「そのつもりではあるけど、まずはオレのカッコ良い手本を見せてからだぞ」
「別にカッコ良くある必要はありませんが、そういうことをしたい年頃なのですね」
「男の子はいつでもカッコつけたい生き物ですからな」
事前に調達していた材料で生地を作ってる間に、声を弾ませたメヌエットが自分で焼きたいと言い出すのは予測していたので、そんな会話をしながらマヨネーズやら特製ソースやらを運んでくれてるサシェとエンドラにたこ焼き器に熱を通してもらう。いざ焼くとなってから温めてたら時間の無駄だからな。
「生地はオーソドックスなやつとオレの地元のやつとでやるけど、野菜入れたら食べないとか言わないよな?」
「私は偏食ではありますが野菜を食べられない人間ではなくてよ。いいからやってみせなさい」
準備もできて焼きに入ろうとしたところで、やはりタコがダメなのかサシェとエンドラはテーブルから後退って事の成り行きを見守るが、メヌエットはタコへの抵抗もないのかオレの作業に集中している。
まずは普通の天かすや紅しょうが、ネギを入れた生地を流し込んでたこ焼き器をヒタヒタにする。天かすはこの前のタコの唐揚げの時についでに作ったが、抜け目はないのさ。
「こんなに注ぎ込んでは完成する時にグチャグチャになるのでは?」
「下手に窪みに入れていくよりもこの方が楽なんだよな。ある程度で生地に火が通ったら、このキリで漏れ出てる生地を切って窪みにこうやって……」
焼きながら鉄板が見えなくなるくらい生地で埋まった焼き器に疑問を持ったメヌエットに、慣れた手つきでキリを操って窪みにはみ出ていた生地を折り入れて窪みにだけ生地を収納。
それに納得したようなメヌエットを横目にパパッとタコを入れて、表面が固まったら窪みに沿うようにキリを動かして生地をひっくり返し形を整える。
次々とひっくり返す様を見るメヌエットは「ちょっと、早いわ京夜」と文句を言うが、慣れちゃってるから逆にゆっくりやれないのだよ。スピードも重要だしな。
「これであとは表面全体に焼き色がつくように適度に転がして形も整えて……最後はキリで皿に放り入れて、マヨネーズとソースとかつお節をかけて……青のりは歯にくっつくし今回はやめておいたから、これで完成っ」
割とスピーディーにやったのでメヌエットからは若干の不満がぶつけられたものの、出来上がったたこ焼きには興味津々でさっそく食べようとしたのだが、出来立ては熱くて普通の人間は食べられないので、少しだけ待ってもらって、その間に今度はオレの地元の生地でたこ焼き作り。
ここでメヌエットのチャレンジ開始。といきたいところだが、京都とか兵庫とかの生地にはキャベツを入れるため、それで焼き時間が短くなり、初心者にはわたわたする時間もないのでこれもまずはオレが焼く。
さすがに2回目となるとメヌエットも観察するところが違ってきて、オレのキリの扱い方をじっくり観察してるようだったが、焼き具合を観察した方がよろしいかと。ひっくり返すタイミング掴めないぞ。
「よし。んじゃ2種類のたこ焼きが出来たところで食べてみるか」
「これで美味しくなかったら面白いですがね」
「……そうか。1つにワサビでも入れてロシアンルーレットにすれば……」
「本気でやりかねなかったのが伝わってきて嫌なのだけど」
そんなこんなで地元の生地も焼き終わっていざ食べようというタイミングで冗談っぽくメヌエットがからかってきたのだが、たこ焼きパーティーの定番のロシアンルーレットをやり忘れたことに本気で愕然としてしまった。やっちまった……
しかもそのワサビやらの刺激物も調達してないので、この後のメヌエットのチャレンジでも混ぜることができないのでマジでへこむ。くそぅ……
「あら、美味しいわ京夜」
そうやってオレが悔しがってる間にサラッとたこ焼きを食べたメヌエットは、初めて食べたたこ焼きを高評価。
食べたのはオーソドックスな方だったが、続けて食べた地元の方も美味しいとの評価をもらえたので、たこ焼きのおもてなしの第1段階はクリアしたと言っていいかな。
第2段階はチャレンジ接待だ。
オレの焼き方を観察したとはいえ、クレープでもちょっとあたふたしてたので、タコの投入だけはオレがやってあげることになり、意外と少食な人は数を食べられない都合、これから作る分から逆算してメヌエットが残すだろう数をサシェとエンドラが初めてのたこ焼きに挑戦し舌鼓を打ってくれたのは地味に嬉しかった。生のタコを見たり触ったりはダメっぽいけど。
「それではやりますよ。京夜、焼き具合はあなたが見て指示なさい」
「我、タコを入れるだけの黒子なり。それ以外のことはやらぬで候」
「変な日本語を使ってないで言ったことをやりなさい」
緊張した面持ちでボウルとお玉を持つメヌエットがなんか新鮮すぎて面白いのだが、タコだけだったはずが仕事を増やされたオレは、それでさっきキリしか見てなかったのかと納得。マジで接待だなこれ。
それでいざ始めてみると、サシェとエンドラが横で「ああ、お嬢様!」「お袖に気を付けてください」と意外とうるさく、世話係という仕事柄で仕方ないとはいえそのハラハラは視界に入るとこっちまでハラハラするので無視。
「そろそろ窪みにまとめてみろ。窪みに畳み入れる感じでな」
「こう、かしら。京夜は何故これをあんな簡単そうに出来るのかしら」
「慣れだよ慣れ。オレが今のメヌよりもずっと小さい頃からやってるんだから、呼吸するように出来て当然だろ。食べる担当が多かったのもあるけど……」
なんとか窪みに生地を入れるところまでは出来たメヌエットにサシェとエンドラもホッとひと息。
そのままホッとしててくれと思いつつ、メヌエットの呟きにタコを入れながら答えてやるが、食べる担当だった幸姉やら愛菜さんやら千雨さんやらが頭に浮かんで苦笑い。あの人達は本当にブラックホールのように焼いたそばから胃袋に入れちゃうからなぁ……火傷しないのが不思議なくらい……
「この焼き器はご実家から届けさせたようですが、幸音に何か頼まれたのでは?」
「鋭いな。送ってあげる代わりに返す時にはイギリス土産の1つでも添えろって言われてるんだが、何か喜びそうな贈り物はないかね」
「ちょっと待ちなさい。いま形を整えていますから。ですが上手く球体になりません」
「中まで火が通ってくると整えやすくなるから、あんまりクルクルやるな」
生地をひっくり返すところまで進むと、メヌエットもひと仕事終えた感じで会話に興じる余裕を見せ、卓越した観察力から幸姉への土産も見抜かれていたのはちょっと驚いた。送り主を見たのはあるだろうが、性格まで読み切っての推理だろこれ。
しかしここまでやるとあとは適度に全体を焼くだけになるため、素人特有の無駄に窪みでクルクルやるあれが炸裂したので注意しつつ、無事に完成したメヌエット製のたこ焼きをみんなで実食。
「味は京夜が焼いたものとさほど変わりませんね」
「焼くタイミングをオレが指示したんだから、差なんてメヌとの効率の差でしか出んわな」
「それでもですよ。私には才能があるようですね」
「まぁ初めてにしては上手かったよ。ついでで悪いんだが、生地を全部焼いて残りを持って帰りたいから、ササッと焼いちゃっていい? ロンドンの物価は平民には厳しくてな」
「それなら焼き器ごと持って帰ればよろしいのでは?」
「だってそれだと電気代が……っはあ!」
たこ焼きの味自体は明らかに差があるわけでもなく、普通に美味しかったのでメヌエットもドヤ顔を披露したが、予測してたから上手い切り返しをしつつ、残りの生地を焼いてしまう許可を取る。
しかし羽鳥の家でやると電気代とか片付けの水道代とかかかっちゃうという本音が漏れたら、メヌエットの指示でしっかりとサシェとエンドラがオレの頭にツッコミを入れてきたのだった。
とはいえお優しいメヌエット様はちっちゃいことを気にするオレを見下したいがために許可を下ろして、サシェとエンドラにたこ焼きを作らせるという命令をして自室の方に移動。
オレもタコを触ることに戦慄する2人を不憫に思いつつもメヌエットに付いて自室に移動し、おもてなしにご満悦のメヌエットが勧めるままに椅子に座る。
「幸音への贈り物の件ですが、ベターですがロンドンらしく紅茶のセットなどはいかがですか?」
「ああ、それはもう決めてあるんだよ。ただ幸姉はそれだけだと『面白くないわね』とか言いそうだから、他に何かプラスで予想を裏切るやつをな」
「それでしたらスコッチなどいかがですか。ボトルにビッグ・ベンの造形を起用したものもありますし、幸音はあれでもお酒を嗜める年齢でしょう?」
「前に酔い潰れた姿を見てるから選択肢から除外してたが、別に酒が嫌いな感じではなかったし、それでいいかもな」
ちゃっかり幸姉へのお土産を考えてくれていたメヌエットからその上機嫌さは伺えたため、最初こそそのテンションに付き合って話したものの、話していくうちにその『真意』について思い至って冷や汗が出る。
凄く遠回しではあるが、幸姉へのお土産。メヌエットが言ったようにつまりは贈り物。
そして今日はメヌエットの誕生日。誕生日、贈り物……ハイハイわかりましたよ。連想ゲームをありがとう。
「よし。幸姉への土産はそれでいいとして、メヌにもプレゼントを渡さないとな」
「あら、もう出してしまうんですの? もう少し焦らすものかと思ってましたが」
「早く出せって暗に言ってきたのによく言う」
そうして促されるようにオレから誕生日プレゼントの話を切り出させたメヌエットのとぼけ具合は無駄に可愛いが、思惑通りに動いてやったんだからプレゼントのハードルは下げてもらいたいね。
「とはいえ、オレもメヌが本気で喜ぶかどうかわからん物を用意した手前、出しにくいところはある」
「何故ここで出し惜しみするのかわかりませんが、そういった口ぶりからして今すぐにでも出せる物。しかも衣服に隠し持つことができるほど小さな物であることは推理するに及ばずですが、私の機嫌が良いうちにさっさと出すのが京夜にとっても精神的にもよろしいことかと」
言われてみれば自分でハードルを上げてるので、ちょっとヤケクソ気味に懐からプレゼントを取り出したオレは、それをメヌエットのテーブルに静かに置き、その反応を見る。
「これがオレからのプレゼントだ」
「…………私は物騒なものは好みませんが」
「知ってるっての。得意の推理で何か当ててみろ」
テーブルに置いたのは1発の未使用の銃弾。
口径はアリアのガバメントに合わせて.45ACP弾で、その全ての塗装が光沢のある『青色』で統一されている。
「お姉様の使っていらっしゃる舶来の銃の口径のようですが、それは私への配慮として、この塗装に意味があるのでしたら……瑠瑠色金ですね」
「純度ほぼ100%だからな。アリアの緋弾と変わらない質量になる。薬莢もあるからこっちの方が大きいかも。あ、雷管はないから撃てないぞ。形だけだ」
オレよりも情報量ではちょっと劣るはずなんだが、すぐに答えに辿り着くところは少しだがムカつく。さすがではあるんだが。
「これはどこで入手したのですか?」
「さぁどこでしょうね。気付いたら持ってた、なんてな」
その卓越した推理でも瑠瑠色金の入手先まではわからなかったようで、言う気のないオレの返事にムッとした表情はしたものの、超希少な金属が目の前にあるのはそれなりにテンションが上がるのか、銃弾の形となった瑠瑠色金を手に取って観察を開始。
正直なところ、オレもロンドンに来てから思い出したんだが、オレはアメリカから瑠瑠色金を持ったままだったのだ。
かろうじて銃弾サイズに加工できる程度の量の瑠瑠色金がどこから出てきたかと言えば、ナンバープレートを外した時にもて余していたネジ。
それをとりあえずでミズチの収納に入れていたのをすっかり忘れていて、羽鳥のアパートで寝る前に軽く整備した時に出てきたわけだ。
どう扱うか困ったものだったが、加工所でちゃんと加工できた――量が足りなくて若干の合金にはなってるが――ので、今に至る。
「これにも緋緋神と同じような意思、瑠瑠神が宿っていると予測されますが」
「たぶんそうだろうが、瑠瑠神は緋緋神とは違って人と関わろうとしないから、こっちからどうこうしようとしても対話は無理だろうな」
「では私でもこれを持つことで超能力を扱えるようになるのですか?」
「それもたぶんだが出来る。だがアリアみたいに緋緋神と同調するようなことはないだろうから、出来てもその長い髪を動かしたりとかその程度だと思う。経験則だが」
なかなかタイムリーな物だけに関心が尽きない様子のメヌエットは、珍しく推理をせずに質問攻めする。
オレとしてはあくまでも今後の研究対象としてとか、アリアの問題の解決に繋がる何かになればと思うところがあるので、純粋にプレゼントとしてあげたかと言われると怪しい。
理子の例もあるが、実際にこれを使うのもメヌエットの自由だが、純度が高いだけに身に付けたりするのは控えてもらいたい。出来れば使うのもやめてもらえたらと思う。
「……お姉様ほど鮮やかなピンク色にはならないでしょうが、色金と長い時間を共にあると、それが身体にも影響を及ぼすのでしょうから、これは大事に保管して今後の研究材料の1つとしておきましょう。これで曾お祖父様の『緋色の研究』に並ぶ『瑠色の研究』ができます。感謝しますよ、京夜」
「皆まで言わなくてもわかってますってか。メヌの綺麗な金髪が青色になったりしてもあれだし、そうしてもらえればオレも安心だ」
「京夜はたまにではありますが、女性を喜ばせる言葉を使いますね」
そんなオレの内心を察してか、瑠瑠色金の扱いに関してはオレの希望通りにしてくれたメヌエットは、瑠瑠色金の銃弾。名付けるなら『瑠弾』をとりあえず懐に収めつつそう話し、オレも素直な気持ちを言葉にする。
が、何故かそれにちょっとだけ頬を赤らめたメヌエットは、なんか嬉しかったらしく文句のような文句じゃないようなことを言ってから思考を切り替えていつもの表情になるが、自分の髪が自慢だったりしたのかね。
「そういえば京夜の言った通り、エル・ワトソンからアポイントメントの取り付けが来ました。ご要望通りに受け入れましたよ」
「そりゃありがたい。いつ会うんだ?」
「明日ですよ。ただしお姉様のパートナーである遠山キンジとだけですが」
「…………先に謝っておくが、キンジが失礼した」
「まだ会いもしていない方の代わりに謝罪とは。遠山キンジという人物はよほど礼儀を知らない愚民なのでしょうね。その謝罪で1度だけ無礼があっても見逃しますが、それ以降は保証しません」
友達の言葉は素直に受け入れる節があるメヌエットの照れ隠しから出てきた切り替えの話は、ようやくキンジと会うという話だったものの、会うのはキンジだけと仰るから不安が膨れ上がり、ついついそんな保険をかけてしまったが、奇跡的に好転したから貸し1つだぞ、キンジ。
「オレはどうする? もちろんキンジと2人きりで話したいこともあるんだろうし、同席するタイミングはメヌの判断でいいけど」
「あら、まだ私と京夜が友人関係であることを告げてないのですね。てっきり『オレには友達がいるんだぞ』と意気揚々に話しているものかと」
「ふーん。じゃあオレから『キンジに会ってほしい』って頼まれたかったのか? プライベートと混同してまで。とゆーか、この前にお願いした段階でそれをしてないことは明白だろ」
「そうでしたかしら? そうだったかもしれませんね。最近、記憶力が落ちてきてしまって。これも14歳になった弊害でしょうか」
「14で記憶障害が出てるなら大問題だ。今すぐ病院に行って精密検査が必要だな」
「……京夜は乗るだけ乗ってツッコまないから困ります」
「どこまでボケるのかと思ったが、意外と堪えられなかったな」
もはや言葉のお遊びでしかないが、こうしたやり取りがメヌエットのツボにハマるのはなんとなくわかってきた。
その証拠に先に折れてオレに遊ばれてムッとはしたが、すぐにクスクスと笑って和やかな空気にしたから、メヌエット的にも楽しんでいたらしい。
「また来てほしい時には連絡します。今日は私の誕生日を祝ってくれてありがとう、京夜。友達と過ごす誕生日は私にとってとても貴重な体験でした」
「お気に召したようで何より。んじゃ今日はもう帰るかな。泊まって欲しいならおねだりしてくれていいぞ?」
「殺しますよ」
笑いも収まったところで今後のオレとの関係を明かすタイミングをメヌエット主導になったのを確認し、今日はこれで退散の流れになり、最後のからかいに対してはマジのトーンで返ってきたから苦笑いを返しつつでさようなら。
サシェとエンドラが焼いてくれたたこ焼きを受け取りつつ、たこ焼き器も回収して帰路についたオレは、明日に控えたメヌエットとキンジのコンタクトに早くも胃がキリキリしてきたのだった。