緋弾のアリア~影の武偵~   作:ダブルマジック

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Slash45

 

 ウェールズのスウォンジーからどこともわからない未開の島に飛ばされたオレは、どうにも危険な気配が漂うこの島を視界が制限される夜に散策。

 誰とも遭遇することなく川を見つけて小休憩をしていたら、そこを襲撃してきた人物と肉弾戦になるも、その人物が羽鳥・フローレンスとわかり、向こうもオレとわかると交戦の意思を消し場は鎮静する。

 

「何でお前がここに?」

 

「それはこちらの台詞なんだが、おそらくは君と同じような経緯でこの島に来たと見ていい」

 

 暗いので羽鳥の取り出したペンライトの明かりを頼りに川を挟んで対面する羽鳥の方へとジャンプ。

 そうしたら着地の前に節約のためだろうがペンライトをいきなり消すから足元が見えなくなって転けそうになるも、なんとか無事に着地。危ないんだよ!

 

「じゃあお前もどこかからこの島に飛ばされたのか」

 

「飛ばされたという表現が正しいのかは疑問だけど、昨日の昼まではスウェーデンのストックホルムにいた。そして緯度と経度からおおよそで割り出したが、この島はケルト海のどこかとわかった」

 

「ケルト海……となると北の方にアイルランド。北東にイギリス。東にフランスって感じか」

 

「近くに陸があるような言い方だけど、まさかどこを目指しても500kmはある航海をして脱出しようなんて希望を持っていたりするのかい? この文明の利器もない孤島から? ハハッ、笑えるね」

 

 不毛な争いは体力の無駄だから、些細なことは気にしないくらいの気持ちで情報の共有に入ると、羽鳥もスウェーデンからこの島に飛ばされたことを伝えてくる。

 さらに星の位置などからおおよそでも場所を割り出せる辺り、羽鳥の博識はさすがで、ケルト海の島なら希望はあるかもしれない。

 ただ現実主義な羽鳥は船もない状況で500kmの航海をするのは不可能と断定してその場に腰を下ろす。まぁ普通はそう思うよ。

 

「……それよりオレ達以外の人間もいるみたいだが、その辺はわかってるのか? オレは今日の昼頃に来たからこの島の状況がさっぱりわからん。銃声はお前か?」

 

「いや、撃ったのは私ではない。撃たれた側だからね。あんな下手クソの弾が当たるはずもないが、多勢に無勢では私も迂闊に手は出せないというものさ」

 

 島からの脱出は焦っても仕方ないので、オレも隣に座……ったら露骨に距離を置かれてイラッとするが、小さいこと小さいこと。

 脱出の件は置いておいて、オレよりもこの島の滞在が長そうな羽鳥の持つ情報を引き出そうと昼間の銃声のことを含めて尋ねると、どうやら敵対する人間が複数いるみたいだな。

 

「どこまでわかってる?」

 

「順を追って話そうか。私は昨日の昼下がりまで、国外逃亡していたイギリスの犯罪者を追ってストックホルムを訪れていた。潜伏先もリバティー・メイソンの調査でわかっていたからね。事はすぐに解決となるはずだったけど、突入した建物には誰もいなかった」

 

「……クローゼットか?」

 

「君はそうだったのかい。私は浴室だったよ。扉を開けた瞬間に吸い込まれてね。気づいたらこの島さ。だがあの場所とこの島が繋がっていたなら、犯人もここにいると踏んだ私は、日のあるうちに探索も兼ねて捜索を始めた。予想通り奴はこの島にいたが、問題は奴だけがいたわけではなかったことさ。どいつもこいつも国内で犯罪を犯しているか、容疑者になっている者達が徒党を組んでいたよ」

 

「徒党を? 面識なんてなさそうな連中が?」

 

 どうやら昨日からこの島に来た羽鳥は、オレとほぼ同じように飛ばされ、銃声で慎重になったオレとは違ってアクティブに調査をしたみたいだ。

 その話からオレが追っていたイギリス国内の犯罪者達もやはりこの島に来ていることがほぼ確定し、人数についてもわかってる範囲で10人──羽鳥が追っていたのと、オレの方で確認が取れてる8人に不明者が1人だ──と数の上でも近い。

 最低でも12人はこの島にいることがわかったのはいいが、問題はオレ達と敵対する犯罪者達が仲間意識があることと、そもそも何故、この島に飛ばされたのかってこと。

 単にオレと羽鳥は巻き込まれた形なら納得はできるが、仮に犯罪者達がこの島に飛ばされる目的があったとして、徒党を組んでいるなら、そうしなければならない理由があり、現在進行形で何かをしていると見るのが普通。

 そしてこの島に飛ばした当人の目的は犯罪者達を結託させて達成できること、ということか?

 

「彼らが何のために集められ行動しているかはまだわからない。確定的な情報としては、この島に貴重な資源があって、それを採掘する人手として招かれてるわけではないということくらいだね」

 

「何でそれがわかる?」

 

「君ももう気づいているだろうが、あの明かりの場所に彼らの拠点があり、あそこにはキャンプするのに十分な食料やテントなどもある。供給している者は不明だが、贅沢をしなければ10人いようと1週間は安泰だろう。それらはまぁいいとしても、その支給品と思しき物の中に物々しい武器類があった。そんなものが採掘などに必要かい?」

 

「野生動物が凶暴だったりするんだったら、護身用ってこともあるだろ」

 

「野生動物相手にRPGも使うのかい?」

 

「そんなもんまであるのかよ……」

 

「ちなみに採掘道具なんかがなかったのが決め手ではあるよ」

 

 羽鳥にも目的については推測が立っていないみたいで、可能性を消す意味で採掘などの目的ではない根拠は述べてくれる。

 確かに過剰な武器類の供給とやらは気になるな。それらを『何に対して用意したのか』が今回の目的に関わってくる気がするし。

 

「……人間以外の異形の存在って可能性は?」

 

「セイレーネスのような存在がこの島にいると? まぁなくはないだろうが、この島での彼らの行動を見る限りでは、その線も薄いよ。探す素振りこそしてはいるが、10人もいながら行動は2人1組。RPGなどを使うような危険な相手ならそもそも分隊にはしない。彼らの動きは明らかに自分達とほぼ同等の何かを狙っているものだよ。つまり人間」

 

「…………オレ達、か」

 

「と、私は見ている。正確には私かな。君はイレギュラーな気がするからね」

 

 想定の相手がなかなか手強そうだから、クエレブレやセイレーネスといった存在がいる可能性も頭をよぎるも、それは羽鳥が理屈ありで否定。

 聞けばオレも納得するしかない正論だったが、そういう情報はもっと出してほしい。オレの思考が浅いみたいになるじゃん。

 だがそこまでわかればなんとなく犯罪者達の狙いとやらが見えてきて、この島で現状、彼らと敵対するのはオレ達のみ。

 羽鳥はオレをイレギュラーと考えてるが、いつもそんな感じのオレもそうなのかもと思う反面、なんとなく今回は違う気もする。

 そして仮に犯罪者達の狙いがオレ達……羽鳥の言い分なら羽鳥だとして、羽鳥を殺してそれで終わりなのか?

 いや、ただ殺すだけならこんな回りくどい方法をする必要が果たしてあるのか。

 ワープじみた能力も使えるような奴が、わざわざ犯罪者達と羽鳥をこんな島に飛ばしてなんて、もっと消費するエネルギーを抑えたやり方が思いつきそうなものだ。

 そうなるとワープを使える奴は戦闘能力がなくて羽鳥に恨みでもある人物ってことかね。いや、ワープが使えるなら海にでも落としてサメに食わせれば良くね?

 

「気持ち悪いモヤモヤが残るんだが、解消する手立てはあるか?」

 

「へぇ。君にしては勘が良いね。私もこの件にはもっと深い狙いがあると見ている。そのためにはまず、向こうの1人ないし2人を拉致してお話してみようと思うんだが、手伝ってくれるかい?」

 

「お話って平和的な言い方してるが、お前が言うと怖いんだよ」

 

「もちろん、平和的な意味合いは全くないからね」

 

 状況は大体でも把握したので、今後の動きについて考えがあるのかを尋ねれば、そこはSランク。1日以上を過ごして進展の目処は立てていたようだ。

 でも今のってオレがいたから進んだ話だよな。向こうが2人1組だから拉致するにも仲間に察知されないために2人一辺に発砲も声すら上げさせない早技が必要だが、それを1人では不可能だったはず。

 それを言わない辺りが羽鳥らしいっちゃらしいが、こんな状況なら素直に頼ってほしいところだよ。

 別に感謝してほしいとかでもないからオレも何か言うこともないし、そうと決まったなら明日に備えようと立ち上がった羽鳥だったが、その足取りは少し重そう。

 

「ところでお前、サバイバルスキルはどの程度あるんだ」

 

「どうだろうね。知識はそれなりにあるけど、それを実際に活かせるかと言えば自信はないよ。この島に来てから満足に食べてないのはあるね」

 

「頭も体も動かすには栄養は必要だぞ。とりあえず野イチゴがあるからこれ食っとけ。足りない分は明るくなったら探しておく」

 

「やけにポジティブだね。もしかして私よりもサバイバル能力があるかもと思ってマウントを取りに来てるのかい?」

 

「そんなんじゃねーよ。こんな状況で倒れられたら面倒を見るのはオレになるだろうが。マウントとか喧嘩するエネルギーすら勿体ないっての」

 

 今は暗いから羽鳥がよく見えないが、おそらく顔にもそれなりに疲労が出てるだろうと思い、サバイバルスキルについてを聞きながら立ち上がると、やっぱりそこまで順応はできていないみたいだ。

 それによる弊害は肉体的な疲労よりも先に精神的な疲労がピークに来ること。

 主に食料の問題で食べられるか否かで疑心暗鬼になったり、寝るにしても落ち着ける場所を見つけられなかったり害虫や害獣の脅威は馬鹿にならない。

 特に蚊なんてのは何のウィルスを持ってるかわかったものじゃないから、刺されない努力はした方が良いが、そんな方法は知らないと防ぎようもない。

 そう考えれば羽鳥はここに来てから睡眠なんて取ってないはずで、それがこれからも続けば確実に3日も持たない。

 そうなる前に休ませようと野イチゴを食べさせて適度に胃に入れさせて、夜には徘徊しないっぽい犯罪者達への警戒はオレがしておいて強引にでも眠らせる。

 蚊の対策には風通しの良い場所に行くことで効果は期待できる。蚊ってのは飛ぶ力が弱いから、扇風機の風程度でもまともに飛べなくなるからな。

 蚊はメスしか吸血はしないが、目はすこぶる悪いから生物を自力で探すのに高い温度や体臭、吐き出す二酸化炭素を頼りにする。

 つまりは温度、臭いなどで生物を探っているので、明るくなってからハーブ系の植物を探して、その中に含まれる蚊の嫌う成分を散布するか、肌に擦り込めば一気に刺されにくくなる。

 それが医療知識にもあるのか、眠る羽鳥からは体臭とは違う植物の臭いがして、対策はしっかりしていたようだ。ってことはこの島にハーブ系の植物はあるんだな。

 

 翌朝。

 犯罪者達による襲撃の危険も杞憂に終わって、6時間は寝ていた羽鳥も無事に起床。

 オレは不眠不休でも省エネモードなら3日は大丈夫なので、寝るのは今夜でいいかと羽鳥からハーブのあった場所を聞いて採取。

 次に今日の目標である犯罪者の拉致のための罠を考えるついでに、川へと戻って川魚を2匹捕獲。清流だからやっぱりいてくれた。

 その川魚を犯罪者達のベースキャンプから最も遠いだろう海岸まで移動してから火を起こして焼いて朝食に。羽鳥がライターを所持してたから火起こしに知恵を出さなくて良かった。

 

「それで、奴らを捕まえるとして方法は?」

 

「それくらい考えていてもらいたいね。私は担当を分けるべきと考えていたから、その後のことを考えていた」

 

「つまり拉致する方法はオレのに賛同するんだな? なら問題ない」

 

「それなら私の尋問にも協力的であってくれよ? 手始めにこの浜辺に2m程度の深さの穴を2つほど掘りたいんだが」

 

「……漂着物がほとんどない。この島はあまり海流が入ってこない場所っぽいな。適当な漂着物で簡易のスコップでも作れれば……」

 

 森の木々は深いので煙が上がっても確認するにはそれなりに高所から見ないとほとんど見えないので、あまり警戒なしで魚を焼いて食べながらこの後の動きの確認をする。

 何か言えば文句を言うタイプの羽鳥と会話するなら、ある程度の文句を予測して引き出してオレのペースに持っていく必要があるので、羽鳥が捕らえるまでの流れをオレに一任する流れを形成。

 その代償に尋問を担当する羽鳥の手伝いもやる羽目にはなったものの、埋めるのかい。確かに拘束も出来て口を割らせる意味では色々と効果的だけど。

 やることはえげつないが躊躇のないこの性格は少し尊敬しておくとして、穴を掘るにも道具は必須で、そのための材料をその辺を見回して探してみる。

 漂着物には流木程度しかないから文明の利器みたいな加工品は見当たらないため、島にあるもので作成する必要があるが、スコップの役割を担える強度の物はないだろう。

 

「手錠はいくつある?」

 

「その質問をすると言うことは穴堀りは非効率的ということかな。2つしかない」

 

「オレも2つ。拘束するなら木で良いだろ」

 

「埋めた方が心理的なストレスは大きいんだが、仕方ない。妥協しよう」

 

 穴を掘るというのは現実的に時間もかかるし労力もそこそこかかることもあって諦める方向で話を進め、呑気にしてもいられないのはわかってる羽鳥も妥協に応じて魚を食べ終える。

 準備がいらなくなったからこれで犯罪者の拉致に全力が出せるが、捕獲に当たってこちらのカードはオレというジョーカーを伏せることで決定。

 羽鳥はすでに向こうに捕捉されているが、オレはまだ奴らとエンカウントしていないので不意打ちが出来るということ。

 向こうが羽鳥1人しかいないと油断している隙を狙うため、魚を焼くために使った木を森の中へと運び、あたかもそこで焚き火をしていたような配置にする。

 銃は絶対に撃たれないにしても、声を出される可能性は考えて散策が一番散るだろう森の端っこの方に仕掛けた焚き火トラップのそばで待つこと約2時間。

 ようやく来た2人組は双方ともにサブマシンガン装備で死角をカバーして行動していたが、銃の持ち方や移動の仕方。警戒の具合からどの程度の能力かを判断すると、一般人に毛が生えたくらい。

 警察から逃げているだけに警戒の仕方は様になってるが、それだけの話だ。

 その警戒心からオレ達の仕掛けた焚き火にも割とすぐに気づいてくれて、あからさまな焚き火の後に怪しさを感じたかサブマシンガンを構えながらジリジリと近寄りつつ周囲への警戒も怠らない。そこは誉めてやろう。だがな。

 あからさまに怪しいから周囲を警戒させるのがオレ達の狙いであり、2人の位置取りが絶妙なタイミングで隠れていた羽鳥が飛び出して瞬時に反応した2人の背後からサブマシンガンを撃たれる前に無力化。警戒心をあえて強めて反応を早くさせ、間髪入れずに死角から意識を刈り取る。

 向こうが羽鳥1人だけと思い込んでいるから出来た意識の空白への攻撃は容易く決まり、一声も上げられず気絶した2人が目覚めないうちに海岸近くまで運び、幹の太めの木を背にして座らせて両手を回して木の後ろで手錠をはめて拘束。

 さらに両足にも細工をして、足首にワイヤーをくくりつけ足を伸ばし、ワイヤーが張るようにしてクナイを力では抜けないように地面に刺して埋め、無理に動こうとすると足首がスパーン、となるようにしておく。

 当然ながらこの辺は羽鳥の指示でやってるし、これから行う拷問込みだろう尋問にはオレは関わらないで他の犯罪者への警戒をしながら陰から観察することになるが、尋問科ってのはこういう時に妙に生き生きしだすのがちょっとあれだ。

 これだけでも自力で抜け出すのは至難の技なのは明白だが、尋問においてはさらに追い詰めたいのかハンカチを取り出した羽鳥は、手頃な小石をいくつか拾ってからそれを犯罪者の1人の口に入れてハンカチを口縄にし吐き出せないようにする。

 

「おい、喋らせるのに口を封じてどうするんだ?」

 

「君はそろそろ退場したまえ。彼らがいつ目覚めるともわからないのに呑気に突っ立って発見されてはこちらが困る」

 

「質問に答えろよ」

 

「君も察しが悪いね。別に1人の口を封じたからといって、情報源が絶たれるわけではないだろう。素人は外野席で見物しているといいよ。フフッ」

 

 ──ゾワッ。

 尋問するのに口縄をするのは何なのかと隠れる準備をしながらした質問に対して、さも当然のように答えた羽鳥から、オレはかつて感じたことのある寒気を覚える。

 それは去年の秋の終わり頃にこいつが『ジャック・ザ・リッパー』の子孫としてその呪われた血によって目覚めた時の人が変わる瞬間に感じたものとほとんど同じ。

 見るからにはその兆候はなかったし、今も別にあの頃のような凶暴性が発揮されているわけではない。むしろ、大人しいくらいだから、きっと尋問や拷問の際に出てくる冷徹な部分、なのかもしれない。

 綴が前に言っていたが、この手の仕事は楽しめるようになるくらいでなければ、壊すことに知らず知らずで疲れて、遅かれ早かれ心が壊れるんだそうだ。

 そうならないために羽鳥も切り替えたと見るべきか。いや、どうなんだろうな……

 

「……やりすぎるなよ」

 

「何も心配いらないさ。私はこんなことは日常茶飯事だからね」

 

 人間味はまだ全然あるし、犯罪者達も人として認識してる──覚醒すると男は肉塊にしか見えないとか言ってたしな──のは今のでわかった。

 きっとオレが変に気にしすぎているだけなんだろう。

 Sランクになって眞弓さんみたいな思考に寄ってきたところがあるから、不安な要素は早めに確認したくなってしまうんだ。もしもを考え出したらキリがない。

 ここは羽鳥を信じて動かそう。こいつだって同じSランク。その評価は伊達じゃないんだから。

 そうしてここからの尋問は羽鳥に任せて、オレは犯罪者達の死角になりつつ森を監視できる位置で腰を落ち着けて羽鳥の様子をうかがい、口縄をした方の犯罪者を羽鳥が起こしにかかって、意識が戻ったところでSランクの恐怖の尋問が始まった。


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