「…………さすが幸音が使えると言っただけはあったわね。理子やジャンヌよりも良い仕事をしてくれたわ」
アリア達への報告から3日。
あれから特に目立った動きを見せなかったかなめは、今日も表面上で呑気に学園生活を満喫していたが、オレはと言えば学校にいる間はかなめの監視をし続け、放課後になれば夾竹桃の描く漫画のアシスタントと割と余裕のない日々。
しかしそれも今日で終わった。
現在時刻、午後6時24分。ようやく描いていた漫画の全工程を終えて夾竹桃からのチェックと評価を貰った。
言葉通りの意味ならば合格ということでいいはずだ。
「さてと、これであの女の策略の1つを崩せるとしても、油断もしてられないし今後あなたへの拘束は緩めておくわ。でも私からの連絡はいつでも受けられるようにしておきなさい。応答がなかった時には……」
「ああはいはい。十分わかってますから確認せずともだいじょう……」
出来上がった漫画の原稿を整理しながら、今後のオレの扱いを話した夾竹桃に十分な理解がある返答でご機嫌を損ねないようにしてそのまま帰ろうとしたら、突然懐の携帯が着信を知らせてきたため、確認してみると相手はジャンヌ。
オレへの興味は完全になくなっていた夾竹桃は電話の相手が誰かもどうでもよかったようで、そのまま何も告げずに部屋を出てすぐに通話に応じた。
『サード達について新情報が入った。報告会も兼ねて20分後にファミレスに集まる』
「了解。ちょうど暇になったタイミングで助かった」
『ん? 今まで何かしていたのか? かなめの監視はずいぶん甘いように見えていたが』
「お前はオレの監視でもしてんのかよ。とにかく、時間はあるから行くよ。そっちの情報とでまた何かわかるかもしれないしな」
何やらオレを観察でもしていたようなジャンヌの発言にちょっと嫌な汗が出つつも、軽くツッコんで躱して女子寮を出たところで通話を切ったオレは、ジャンヌ達から指示を受けて初めての報告会に参加すべく、この学園島に1つしかないファミレスに向けてその足を進めていった。
「この席には大いに不満がある」
「同感だ。なぜ私がこの男と隣り合わねばならない」
小鳥に夕食はいらない旨のメールを送ってから約束の5分前くらいにファミレスへと到着したのだが、店内を見回せばすでにボックス席を確保して呑気にドリンクまで啜ってるジャンヌ達の姿があり、結局最後の到着になってそうなことにちょっと落胆しつつ近寄ってみると、オレにと空けられた席の隣には見るからに不機嫌そうな羽鳥がいて、向かい側に座るジャンヌとワトソンはその羽鳥とは絶対に目を合わせようとしてなかった。
そこで一応自分の主張をしてはみて、羽鳥も乗ってきたが、向かいの2人は全く取り合う気配すら見せずに「早く座ってくれ」と微妙に泣きそうな目で訴えてくるため、結局羽鳥を抑制する意味でもこの配置が一番平和なのは理解してるので渋々座るが、あからさまな空白地帯を作って互いに不可侵領域を瞬時に定めた。
「玉藻様は?」
「所用で出ている。今回はこのメンバーで全員だ」
それから見た目ジャンヌの逆ハーレム状態のこの席――実際に男はオレ1人――で話を切り出すと、ジャンヌの返答によればどうやら今回は玉藻様は不在らしく、進行役は何やら鞄から資料を出してきたワトソンが務めてくれるようだった。
「ジーサードについてリバティー・メイソンから情報が出てきた。事前にそこのフローレンスから彼がRランク武偵であったことは聞いて知っていると思うが、出てきた情報はもう少し突っ込んだものだよ。まだ詳細については調査中だが、ジーサードは
人工的な天才か……なんかそんなことを実際にやってた組織があったような……
そっちは超人だったが、いま目の前に1人その思想に基づいて力を付けたお方がいらっしゃるな。
そんな風に思いながら無駄に優雅にアイスティーを飲むジャンヌを見ていたら、ワトソンもその視線の意味をわかった上で話を続ける。
「二次大戦後、潜水艦としての『アレ』は逃亡したが、その思想は計画書と共にドイツから連合国に渡ったんだよ。それが今なお、アメリカで研究されているんだ。彼らは『ロスアラモス・エリート』と銘打って、科学的な手法で天才を作ろうとしてる」
要はちょっとオカルトめいてたイ・ウーより現実的な方法で研究して作られたのがジーサード。と、かなめもってことになるのか。
あんだけ強ければ研究も上手くいってたんだろうな。
「だけど、ロスアラモス・エリートの成功例は少ない。というか、ゼロらしい」
そう考えてはみたのだが、その実、研究成果は芳しくないと続けたワトソンの話にちょっと驚く。
しかしよくよく考えたら何も戦闘面のみで天才を作っているわけではないことに気付き、どの辺が失敗なのかに頭がいった。
おそらくは人格面とかその辺。あれが誰かの命令下で素直に従って動いてるようにはお世辞にも思えない。
「初めはジーサードも成功例とされていたようだよ。IQは290。ロスアラモスの研究機関では、教員を生徒にしてしまうほどの学習能力を見せたそうだ。運動神経も超人的で、非公式記録とはいえオリンピック記録を幾つも塗り替えたらしい。それも10代前半でね」
その後しばらくアメリカの大統領警護官まで務めていたことまで話したワトソンだったが、ジーサードが『正気』とされていたのはその辺までだったらしい。
それ以降は研究者側からは『おかしくなった』と評されたのだと言う。
「資料では『
聞けば聞くほど化け物じみてて嫌になってくるが、そんな化け物に向けられた暗殺者達が揃いも揃って帰ってこなかったというのは、どうにも引っ掛かった。
何故ならワトソンは彼らが『殺された』とは言っていないからな。その辺に不思議と人間味みたいなものがうかがえてしまう。
では帰らなかった彼らは今どうしてるのか。
「その帰らなかったやつらってのが、今のサードの仲間、ってことか?」
それらを踏まえて可能性の1つをワトソンに対して述べてみると、それが当たったらしくその通りといった顔が返ってくる。
「仲間の全員がそうというわけではないだろうけど、彼にはある種のカリスマ性というか、人を惹き付ける不思議な魅力があるんだ。だから暗殺者を送り続けてたらサードに仲間が増えるだけ……と気付いたアメリカは、暗殺計画を中断して、交渉・説得しようとしているそうだよ。今も、なお。ジーフォース――かなめは、サードが研究所から脱走した時、一緒に逃げた人工天才の1人らしい。ただ……まだ育成中だったらしくて、社会的な記録は無かった」
そこで資料から目を離したワトソン。どうやらこれで現状の情報は全てみたいだな。
つまりジーサードが使っていたあの姿を消す兵器も、かなめが使っていた科学剣の類いも、その交渉によるアメリカからの技術の提供と見て良さそうだ。
よくは知らないが、最先端技術というのはそれを維持向上するだけでも大変だと聞いたことがあるし、無法者っぽいジーサードの一味がそれらを開発維持できる力を持てるとは思えない。
「さぁ、次は君の番だサルトビ。この1週間、寝ていたわけではないだろう?」
そうこう思考していたら、資料を直接読みたいと言うジャンヌに資料を渡しつつワトソンがオレにターンを与えてきたので、今の情報も踏まえた上での話を始める。
確かこっちはかなめをこちら側に引き込むための情報、だったな。
「かなめの目的は未だにはっきりとしないが、今は女子生徒を洗脳じみた力で傘下に入れつつピラミッドの頂点にいようとしてるな。それにどういう意味があるのかは目下調査中だ」
「何? 道理で最近、後輩達からかなめの話をよく聞くと思っていた。これは私の領域をまた侵食されかねんな……」
「……ジャンヌの人気の話はどうでもいいとして……」
「猿飛、どうでもいいとは聞き捨てならないな。よもや私の後輩がどうなってもいいと言うつもりか?」
そうして真面目な話をしていたのに、資料からハッとしたように顔を上げたジャンヌが至って真顔でオレ達にとって大したことでもないことを述べるので軽く流そうとしたが、余計突っかかってきて困る。
「……今ここで対策することじゃないって意味だ。突っかかってくるなよ。というかそれは個人で解決してくれ。ったく……本筋に戻すが、かなめはどうやら誰かの命令で今、戦闘能力を発揮しないでいる。それもあって周囲を抱き込むやり方になってそうだが、これはおそらくジーサードの命令じゃなくて、キンジが何かしら言った結果だと考えてる。まぁそれもジーサードの命令が上に来るだろうから、いつどうなるかわからない。正直に言えば、かなめにとってキンジが『ジーサード以上の存在』にならないと、こちら側に引き込むのは難しいと思う。というより、たとえかなめを引き込めても、それでジーサードまで引き込めるかってところがそもそも怪しいしな」
「つまりかなめはトカゲの尻尾切りにされかねない、と君は思うわけだ。事の終息にはジーサード自体をどうにかしなければならない、と」
とにかく話を元に戻しつつ、推測も含めた情報と意見を述べたオレに、要約した羽鳥が質問で返したきたので静かに頷き肯定する。
「そうだとしても、現状でサードへと繋がる糸口はかなめだけだ。こちらにかなめを引き込むことに意味がないとする意見には異論があるよ。交渉にかなめが使えないと決まったわけでもないんだからね」
「ん、別にかなめを引き込むのを諦めろとは言ってないさ。かなめを引き込めれば一時的にでも場は落ち着くし、かなめからジーサードについて色々聞けるかもしれないからな。ただジーサードの手振り次第で引き入れた故に簡単に崩壊させられるリスクも背負うってこと」
「その上でかなめを引き込むかどうかか。問われるまでもないな。必ず引き込む。異論の余地はない」
……すんごい真面目な話をしているのに、1人だけなんか温度が違うことに気付きつつも、強く言ったジャンヌに皆が賛同。
作戦変更はなしか。だがそうなると……
「そうなると、結果として一時的な終息をもたらす方法は何も、遠山キンジを利用する必要はないと思うね」
それで少しだけあることを考えていたオレよりも早く、隣の羽鳥が口を開いてそんなことを言うので、向かいの2人は揃って羽鳥へと視線を向けたが、なんか嬉しそうにする羽鳥を見てすぐに視線を別のところに向けながら話を続けさせる。
「遠山かなめは『自分より強い者には逆らわない』。何故ならそれが非合理的であるからだ。それならばその合理的な思考を利用して『遠山かなめを屈服』させれば、サードの介入までの平穏は約束されるわけだ」
「……それが難しいからトオヤマに『ロメオ』をやらせているんじゃないか。君は裏方に徹し始めて机上の空論を述べるほど前線での思考力が落ちたのかい?」
そうやってドヤ顔でキザな笑みを含めた言葉を述べた羽鳥だったが、ものの数秒でワトソンに却下気味に返答され、素直に引き下がってくれたらオレが繋げてやろうと思ったが、笑みを崩さなかった羽鳥は「普通ならそう思うだろうね」と返して続きを話す。ウザっ……
ちなみにロメオは武偵用語で男版のハニートラップを意味している。
「まだ遠山かなめの全力が未知数ではあるけど、アリア達がやられたのは備えのなかった奇襲。実際のところ、互いに万全の状態でぶつかった時はそこまでの戦力差はないと踏んでるよ。しかしそれだけの理屈なら遠山かなめの屈服を持ち出すほど私もギャンブラーじゃない。だがいま現在、遠山かなめには2つの制約がある。1つは『他者への暴力行為の禁止』。これは彼も言っていたことだから周知だろう。そして2つ目は『卑怯な真似をしない』こと。この2つがあれば、今リベンジに燃えているアリア達でも勝てる可能性をかなり高められる。少なくとも、この1週間近くでほとんど何もできていない遠山キンジよりは、頼りになると思うよ」
その後の会議であと数日はキンジの様子を見て、かなめの引き込みが叶わないようなら羽鳥の提案をまた一考することにして解散となった。
その帰り道。
同室ゆえに同じ道を歩いていたオレと羽鳥だったが、並んで歩くほど仲も良くないので羽鳥のやや後ろを歩いていた。
「…………羽鳥、さっきの話で引っ掛かることがある」
その道中で、オレは先ほどの会議において羽鳥が言っていたことにある引っ掛かりを感じて歩きながらに質問をする前置きをすると、振り向かずに羽鳥は「言ってごらん」と返してくるので、遠慮なく質問をぶつけた。
「お前、どうしてかなめが『卑怯な真似はしない』ことを知ってた? あの時は話の進行上スルーしたが、オレはそんな情報を持ってなかった。この1週間マークしてたオレがだ」
「それは君が自分を買い被ってるだけじゃないかな? 君は狙ったらどんな情報も手に入れられるほど優秀な人材なのかい?」
うぐっ、とぶつけた質問に対しての正論に一瞬怯んでしまったオレだが、ここで引き下がるのはダメな気がするので「誤魔化すな」と強引に質問の答えを聞き出す。
「……仕方がないことだと思うよ。これは君がマークし始めるより前に遠山キンジの部屋で交わされた2人だけの約束事だからね。公にも述べてないから、知っている人物もそれを約束させた遠山キンジのみだろうし」
「……まさかお前……キンジの部屋に……」
「約1週間前。君が目を覚ましたすぐ後に、遠山かなめがフラフラ外出している間に取り急いで痕跡を残さずコソッとね。その時にそんなことを話していたんだよ。まぁ、鋭すぎる彼女に1時間と経たず撤去されてしまったがね。それに卑怯な真似の線引きが彼女の中で非常に曖昧な感じだったからしばらく様子をうかがってたんだけど、どうやら『裏で画策する』のは卑怯ではないようだね」
色んな意味で手が早い羽鳥らしい行動。諜報能力もさすがのようだな。
ちゃんとした情報として開示できる段階まで様子を見たのも変なところではない、か。
オレが変に警戒しているだけなのだが、コイツの言動1つ1つに注意してる自分がちょっとバカらしくもなってきた。
いいかげん仲間だという意識を強めてもいいはずなんだが、どうしてもコイツとはこれ以上の距離を縮めるのがためらわれる。本能的に、それをしたくないのだ。
その羽鳥とはそれ以降に会話もなくまっすぐ帰宅したオレは、ジーサードについての情報をキンジに話すのは自分がやると言ったワトソンにそちらは任せつつ、まだはっきりとしないかなめの目的についてどう調べるかを考えながらその日を終えるのだった。
翌日の金曜日。
この日は放課後に何やら校舎でキンジを監視するような素振りを見せてからそのまま1人で帰宅。
一応外出を警戒してはみたが、今日も動きはなかったかと監視体制を解こうとした夜も9時になろうかというタイミングで、男子寮から出ていったかなめ。
それを寒空の下の屋上から見ていたオレは、その動きに合わせて移動を開始。
足取りがどうにも学園島の外へと向かいそうなのを見越して、アリア達と一緒に退院していたレキに声をかけてから学園島を出る。
レキとメールでの連絡を行いながらかなめを追跡すること数十分。
辿り着いたのは六本木。そこの高級住宅マンション――何やら屋内共有の施設でもありそうな構造――の1つに入っていったかなめを確認して、そこでいると噂されている仲間と会っているであろうことを予測したオレは、ただ出てくるのを待っても成果などないので共有スペースがありそうな上階にあるガラス張りの灯りが点いている階までとりあえずミズチを使って蜘蛛のように登った。
そこから角付近に陣取って横から中を覗いてみると、どうやら屋内プールがあるようで、そこにはいかにもな雰囲気を纏った3人の女が水着姿で集まっていた。
位置的に覗く顔が中の灯りに照らされて異様に目立つため、覗き続けるのは得策ではないと判断。
すぐに顔を引っ込めてレキに指示を出し、オレのだいたいの現在地とちゃんと視認できるように携帯の画面を開閉して点滅させ、この階をドラグノフのスコープで覗けるギリギリの位置まで移動してもらう。
このために合流しなかったは結果論だが、元々『鷹の目』としての役割で連れ出したので読みが当たって良かった。
それからわずか10分足らずで配置に付いて照準を合わせてくれたレキから、中の様子を実況してもらう。
正直じっくり見られなかったので3人の特徴すら確認できなかったしな。
『1人は大柄な金髪女性。目にサングラス、手には大型の兵器を持っています。おそらくはロケットランチャーの類いでしょう。あとの2人はどちらも小柄で細身。片方が褌のような水着に、頭に大きな獣の耳のアクセサリーを付けていて、もう片方は色の違う両目で銀色の長髪。アメリカの国旗柄のビキニに腰から拳銃を提げています』
レキから珍しく長い言葉を聞いたなとかズレたことを思いながらも、3人の特徴を聞いてなんとなくでイメージを固め、後で絵の上手いレキに似顔絵でも描いてもらうことにし、顔も出せずにいるこの場に長居するのも無駄なので退散。
マンション近くで隠れるように待機していると、レキからプールにかなめが現れたと報告があり、そこから察してやはり彼女らがジーサードの仲間であることを確信。
おそらくはアメリカが送って仲間にされたという暗殺者も含まれているだろう。
獣の耳のアクセサリーを付けた女ってのは、もしかすると玉藻様とかと同じかもな。
「レキ、唇の動きで言葉は読み取れるか? 一番見えやすいやつ1人でもいいんだが……」
『読唇術はあまり得意ではありませんが、ここからなら……長髪で小柄な女の口許がよく見えますので、できる限り読み取ってみます』
それで以降、片言のように唇の動きを読んで途切れ途切れで単語を拾ってくれたレキ。
その拾ってくれた単語は『ミッション』『キンジ』『連れて』『合流』『日本』『拠点』『作る』の7つ。
単語の順番からそれぞれを予測しながら繋ぎ合わせていくと、かなめの目的がキンジを連れてジーサード達と合流することで、もう1つ、今のかなめの行動から考えて、武偵高に拠点を作ろうとしていることがわかった。なるほどねぇ。
「レキ、撤収だ。勘づかれる前に退散しろ」
『この事をアリアさん達には?』
「任せる。報酬もなしに駆り出したんだから、そのくらい選択していいよ」
『利害の一致は助力に十分な理由です。働かされたという認識は私にはありません』
「それでもレキが考えてどうするか決めていいよ。もうそれができるレキになったんだろ? あ、似顔絵の件はよろしくな」
それで何かの偶然や超常的な感知――玉藻様の同類かもしれないやつもいるしな――とかで存在が気付かれる前にレキを撤収させ、いま得た情報をメールでジャンヌに送ってから、かなめがマンションから出てくるのを待って、その後はまっすぐ学園島へと戻ったかなめは、マンションで仲間から受け取ったであろう謎の荷物を持って何事もなかったように帰宅。
その荷物の中身が少し気になりつつも、それ以降は何か得られるものもなさそうだったのでこの日はこれで終了。
あとはジャンヌ達の反応とレキの似顔絵を待つことにしてオレも休息へと入ったのだった。