Because of the mist 〜プロローグ〜
"何物か"は霧に包まれていた。
自分が何かはわからず、自分の性別すら、声も出すようなことを自分の特徴を知る事はできなかった。
"何者か"も霧に包まれていた。
自分が"何人か"わからず、自分の肌の色すらわからない。声を出してみると聞こえたのは子供の声、女の子、男の子どちらとも言える声が聞こえてくる。
辺りには白い霧が広がっている。
自分の正体がわからないのはこの霧の所為では、と"何者"かは手を動かすがそれは払えず、白い霧はまるで自分の肌に纏わりつくようにその場に止まっていた。
"何者か"は手を振ることを、まるで子供のように同じことをやり続けていた。
数分経つと飽きてしまったのか手の動きを止め、再び周りを見渡すと、さっきは無かった光が見えた。
"何者か"は年並みの好奇心に身を委ね、その光が見える場所へと歩いて行った。
"何物か"はいずれ訪れるであろう"召喚"の時に身を構え、唯一霧が晴れ、光が見える場所を凝視していた。
そして、"それ"にかける願いを胸にしまった"何物か"は"立ち上がるような仕草"をし、光が見える場所へと歩いて行った。
"何者か"と"何物か"は知識の渦に飲まれていた。そこで新たに知り得たのは
今回の聖杯戦争は異端であるということ
通常の聖杯戦争は七人の魔術師が七騎のサーヴァントを使役しあらゆる願いを叶える『万能の願望器』"聖杯"を手に入れる為、最後の一騎になるまで争うというものなのだが...
この異端の聖杯戦争で争い合うのは"約"十四人の魔術師と十四騎のサーヴァント。
彼の聖杯戦争、『聖杯大戦』は二つの陣営に分かれ合計十四騎のサーヴァント、七対七で戦ったと言われているが、『異端』の聖杯戦争は違うらしい。
マスター二人、サーヴァント二騎でチームをつまり四"人"一組を七組つくり、七組同士で争うというものだった。
"何物か"はこの聖杯戦争の異常さに気付くが自分も充分な程異常かと"笑う"
"何者か"はこの聖杯戦争に勝ち、あの日死んでしまった
ーーー"両者"、自分の主人の顔を見ようかと目線を地面からマスターへと変えた。
どうも、1話をお読みいただきありがとうございございます
さて今回、メインサーヴァントはジャック・ザ・リッパーです(壮大なネタバレ)
タグでもわかると思いますがあの普通じゃない一般人はヒロインです。あと何話で出せるかな...
では、次回でお会いしましょう!
12/21 嗚呼、やってしまった...プロローグとエピローグを間違えるという失態...お許しください