まぁ、ここまでは結構スラスラ書けましたね。
[……るじ!…………あ……じ!]
「…………ん?」
あれ?ここは……。
[主っ!!大丈夫ですか!?]
「自分の部屋か…………」
俺は右手首から聞こえてくる相棒の言葉を無視しつつ辺りを見回す。時刻はまぁ何時も起きる時間か。
「流星。おはよ」
[おはよ。じゃないですよ!!私が夢の中に入ろうとしたら、居なかったんですよ!?]
流星の仕業じゃないか……だとすると、一体誰が?
「夢を見てたんだけどなぁ?」
[夢見ていたぁ!?……でも主の夢を見ているならそれはそれで分かる筈なんだけど]
流星の言葉から推測するにあの天照様は本物で俺は意識だけあの空間に召喚されたのか……でも一体誰が?
「まぁ、帰って来れたなら良いっしょ!それより、流星」
[何でしょうか?]
「俺の呼び名なんだけどさ…………」
[えっ?……あっ]
どうやら、気が付いた様だ。
「どうして、たまに主って呼ぶんだ?」
[えっと、それは…………]
そこで黙ってしまった、流星。何か顔が会ったらとても悪事がばれた子供見たいな顔してそうだな。何かそれが嫌だった為俺は口を開いた。
「まぁ、俺としてはそっちの方が良いけどな」
[えっ?]
俺の言葉を聞いて、意外そうな声を出した流星。そんなに、変かな?
「俺は、流星が呼びたいので構わないよ」
[……なら、主と呼ばせて貰います]
よし、これでこの話は終わった。さてと、朝練しに行こうかな?俺はそう思って立ち上がるとクローゼットを開け、ジャージを取り出した。
[主!?何してるの!?]
「何って、朝練の準備だけど?時間的にはまだ平気だし……」
何か問題あったかな?俺が、そう思いつつも答えると流星声を荒げた。
[貴方は昨日の反動が収まるまで身体を休めて下さい!!]
「えぇぇぇぇ」
[えぇぇぇぇじゃない!とっとと、ベットに入る!!]
その後、俺はしぶしぶベットの上でストレッチをして時間を潰した。
あれから朝食をすまして、俺は何時より早めに学校へと登校していた。
「ふぅぃ…………」
《主、何故こんな早く登校を?》
黙々と歩いていると、流星は質問してきた。
《何故って……家にいても暇だったから》
《…………はぁぁ。昨日これで全力戦闘した人だとは思えないわ》
そう言って、溜め息を吐く流星。
《あ、教室に着いた。朝会開始時間より一時間前か……》
ボーっとしていた為に気が付いたら、教室の前に着いていた。中には誰もいない。暇だからとあまり魔力を使うのは身体に悪いしな。
「…………読書だな」
《じゃあ主。また何かあったら、伝えるわ》
流星の言葉におうと返して、俺は本を読み始めた。その本は、日本の神話が書かれている本であった。
「……………」
本を黙々と読んでいると、次々と教室の中にいる人が増えていった。何人かとは挨拶もした。
「おはよ、劉介君」
「ん?」
俺はそう言われて声がした方を見るとそこには、すずかが座っていた。昨日あんな事があったのに元気だな。俺は本を仕舞いつつ返事をした。
「おはよう。すずか」
「今日は早いんだね?」
俺はそれにまぁねと答えた。するとすずかは少し、じぃーっと此方を見てきた。何してるんだ?
「…………ねぇ、劉介君」
「ん?何だ?」
俺がそう言うと、すずかは少し悩んだ後に口を開いた。
「『昨日』はありがとうね?」
その言葉を聞いた瞬間。俺は唖然としてしまった。何でバレた?焦っているのが分かったのか、俺の頭の中に声が聞こえた。
《主、これはもしかしたら、昨日の利狗達と会った時かと》
「《成る程な、ありがとう流星……》ん?あぁどうも」
俺がそう答えると、すずかはもう一回ありがとうねと言ってから、ちょうど来たアリサの方へと向かって行った。
《少し驚きましたね》
《おう……今のはかなりヒヤッとした…………》
流星の一言に念話で返すと、利狗と有紀稚が仲良く登校してきた。そして、荷物を自分の席に乗っけたあと、そのまま俺の方へと向かって来た。
「おはー劉介」
「ッス」
軽々しくも挨拶してきた利狗と有紀稚に俺は苦笑いしつつも返事をした。
「おはよう。二人とも」
「そういや、この感じ久しぶりだな」
そう言った利狗…………あぁ、確かに前世もこんな感じだったな。
「確かにな。けど昔なら、利狗がここでロリコン発言してるところだけどな」
「なっ!?な訳ねーし!」
有紀稚の言葉に、心外だと言う利狗。その光景を見ているとやっぱり懐かしい……ってか皆基本的には変わってないなぁ。
「まぁまぁ…………」
それから俺達は先生が車で昔話と今やってる事などを話していた。
「おーし、じゃあまた来週だ。日直!」
キオツケー レイッ
サヨウナラー!!
「さてと、帰るかな…………」
「あっ!劉介君!」
俺がまさに帰ろうとしたら、すずかに呼び止められた。
「どうした?」
「もしもね…………夜に水色の狐が居たら教えてくれないかな?」
えっ?俺はそう思うとすずかはそれじゃあと言って走り去ってしまった。
《主……水色の狐って……》
《俺の事だよな…………》
「分かった。見つけたらな」
俺は頷きながらそう言った。
「よろしくね?それじゃあまた来週」
「おう。また来週~」
すずかはそう言うと、急ぎ足で帰って行った。
「よーし、それじゃあ帰るかな~」
《今日は、ゆっくり休もうね?》
流星の言葉にへいへいと答えながら俺は、足を動かした……がそれを邪魔する奴が現れた。目線を上げて見るとそこには利狗と有紀稚が立っていた。
「何だよ……二人とも」
俺が、そう言うと利狗はまぁまぁと言ってきた。
「俺、速く帰りたいんだけど……」
「まぁ、そう言うなって!今から俺の家に行くぞ!」
そう言う利狗。いやいや急に言われても俺が、良くても有紀稚が……そう思って有紀稚の方を見たら、彼は肩をすくめた。
「…………戦うんじゃなけりゃ良いよ」
《まぁ……そうですね》
「よしっ!じゃあ行くぞ!時間が勿体無い!!」
利狗はそう言って走りだした。おいっここは小学校だぞ!?
「はぁ……ほっ」
それを見て呆れていた有紀稚は軽い掛け声と共に走り出した。
「おいっ!?有紀まで!?待てって!!」
俺は、そう言いつつも置いていかれるのも癪なので走り出した。
オイ‼ロウカヲハシルナ‼
先生の怒鳴り声を背に俺は、心の中で謝りつつも走るスピードを上げた。
小学校の頃よくやったなぁ。
そう思いませんか?
次回はそれぞれの転生者の能力についてです!
執筆に若干お時間を…………ここでミスると大変なので。
出来るだけ早く(目指せ一週間後!)上げたいと思います。
感想と誤字報告よろしくお願いします!作者のやる気などにわりと関わります!
ではまた次回!