目が覚めるとそこは病室だった
レイは体を起こそうとしてふとベットの隅に自分ではない誰かが寝ていた。
黒い髪が風で揺れてなびいている。
レイは、その様子をじっと眺めていた・・・
「んっ、」
シンジは目を覚まして起き上がるとレイと目線がぶつかった。
「や、やぁ綾波調子はどうだい?」
「・・・・・」
「あ、綾波さん?」
「・・・・・誰?」
「あ、そうだよね初めまして 僕は碇 シンジ」
「・・・いかり・・・」
「そう、碇 ゲンドウの息子」
「・・・・・・・使徒は?」
「僕が倒したから問題は無いよ ゆっくり休んでね」
そういってシンジは優しい笑顔を向けた。
ドキッ・・・
なに?胸が痛い・・・
これは何なの?
レイはよくわからない胸の痛みを感じながら
「私はもう用済みなのね・・・」
「それは違う!!綾波は用済みなんかじゃない」
「・・・・私はあなたと違うわ・・・」
「綾波は人間だよ。それに使徒だったとしても僕は君を拒絶しない」
「・・・・・あなたは何を知っているの?」
「全てを」
そのころシンは司令室に向かっていた
司令室ではゲンドウがモノリスたちと向き合っていた。
「碇 お前の息子の力は何だ?」
キールがゲンドウに問いかけた
「あれが、サードチルドレンです。」
ゲンドウはそう答えた
「優秀なことだ。しかしもう一人のお前の息子はどうかな?」
「左様、あの小さい身体であの容姿異常ではないのかね?」
「何を隠している?」
他のモノリスたちもゲンドウに問いかけた
ゲンドウは下を向いて震えていた
そして顔を上げると・・・
「シンは・・・シンは私の可愛い息子です!!」
ニッコリしながらゲンドウはそういった。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・そ、そうか」
ゲンドウは親バカだった・・・・
「碇、お前が親バカでも構わん、しかしお前の使命を忘れたわけではあるまいな?」
「ふっ、わかっております。すべてはゼーレのシナリオどうりに」
その答えを聞き、モノリスは消え部屋には冬月とゲンドウが残された
「碇・・・親バカだったのか」
「問題ない」
「パパ~居る~?」
そこへシンが入って来た
「む?どうしたシン?」
「シン君何のようだね?」
「これからの事を話そうと思ってさ~」
「これからとは?」
「僕の家欲しいのさ~でかい家ね~ それとレイの素体の譲渡 」
「む、レイの素体をどうするのだ?」
「へへ~これな~んだ?」
シンはポケットから赤い玉を取り出し二人に見せた
「な、それはコアか?」
「そうだよ~サキエルの魂さ~そしてレイの素体でまた体を作る」
「そんなことが出来るのかね?」
冬月が信じられないといった表情を浮かべた。
「あはは~僕はアダムだからね~シンジの願いがインパクトの阻止なら、僕は使徒を幸せにすることが僕の願い・・・」
シンはそう言って寂しげにつぶやいた。
「そうか、問題ない」
「それじゃあよろしく~ あ、母さんは僕のシンクロテストの時にサルべージするよ」
そういってシンは司令室から出て行った。
「碇 シン君はアダムなのか?」
「ああ、彼はアダム。そしてユイをサルベージしてくれる」
「な!?それは本当か?」
「ああ、そして私は補完計画を降りる」
「ユイ君が戻ってきてからだな」
「ああ。」
その日司令室では二人のおじさんの笑い声が響いていた。
そしてシンジは・・・
病室から出てミサトにつかまっていた
「それで~シンジ君住む所はどうするの?」
「え?一人暮らしをしようと思うんですけど」
「お父さんと一緒に暮らさなくてもいいの?」
「はい、一人でも大丈夫ですから」
「そっか~なお姉さんと一緒に住まない?」
「え、そんな悪いですよ~」
「大丈夫、お姉さんに任せなさい」
そしてミサトはリツコに電話をかけた
「もしも~しリツコ~?シンジ君は私の所で預かるから~」
「あなた自分が何を言っているの?」
「大丈夫、いくら私でも中学生には手を出さないわよ~」
「当たり前でしょ~!!」
そしてミサトはシンジに向きなおっていった
「さ、行きましょうか」
「よろしくお願いします。」
そしてシンジとミサトは家へと向かった。
「ちょっち散らかってるけど気にしないでね~」
「また、すごいことになってる・・・」
シンジとミサトが夕食を食べているとインターホンが鳴った
「シンジ君出てくれな~い?」
「はい、わかりました」
そしてシンジが扉を開けると・・・
「やぁ~」「こんばんは」
シンと青く長い髪に赤い瞳の女性が立っていた
「シン、それと君は?」
「天使 サキといいます。」
「え?サキって・・・それにその瞳の色は!?」
「そうさ~彼女はサキエルさ~」
「え、ええええええええ!?」
「どうしたの~?シンジ君?て、シン君?それに?」
「天使 サキです。よろしくお願いします。」
「あ、僕らの部屋はここから上全部だからよろしくね~」
そういって二人は帰って行った
「あ、シンジ君学校に通ってもらうから~」
そして、夜は更けていった・・・