悪タイプだらけのポケモン   作:ボウシ=サン

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あけましておめでとうございます(優先度-810)
今年も悪タイプだらけをどうかよろしくお願いいたします。
「つっても俺らは荒波の中船でルネシティ目指してるけどな!」
「というか作戦はあるんすか?」
「あっ?ねぇよんなもん。」

始まるよ!


荒海の決戦

前回の悪だらは!

オダマキ博士に依頼され、突然の異常気象の元凶、カイオーガについて調査することになったボウシ達。

船酔いとの激闘を繰り広げながら彼らはルネシティの断崖に辿り着いていた!(座礁したとも言う)

 

「畜生…こんな荒れてたらダイビングも出来ねぇ…」

「流石にこの崖はキツいっすね…」

「トロピウスでも居たらひとっ飛び出来るんだけどなぁ」

「そこの君!」

 

ボウシ達が崖を前に座り込んでいると潜水艦が海から現れ、スピーカーで声をかけてきた。

 

「私はルネシティのジムリーダーミクリ!オダマキ博士の使いの君達を迎えに来た!すぐ乗ってくれ!」

「やったぜ」

「成し遂げたぜ」

「助かる」

「本社爆発」

「本社は関係ねぇだろぉ!?」

_____________________________________

潜水艦の中でボウシ達は変態のような格好をした男、ミクリから事情を聞いていた。

 

「はぁー…寝てたカイオーガが唐突に起きたから疲れ果てさせる作戦ねぇ」

「確かにあんなデカブツ起こしたままは邪魔よねぇ」

「それはいいんだけどさ…」

 

ボウシはミクリの手にしている藍色の宝玉を見て溜め息をつく。

 

「なんでわざわざパワーアップさせるん?」

「そっちの方が疲れて眠る時間長くなるからね!」

ミクリの爽やかな笑顔を見て内心「(あっ、こいつ苦手だわ)」と感じるボウシであった。

 

 

 

ルネシティ内部に到着するや否やボウシ達は陸に上がり、ミクリは潜水艦でカイオーガに近付いた。

 

ルネシティのど真ん中でアホ面をしたまま浮かぶカイオーガ、どう見ても自分がやらかしている事を理解している顔ではなかった。

「悪意がないって一番嫌よね」

「悪タイプの俺らが言えた義理じゃねぇっすけどね!」

「そろそろだ…おやこドン!俺を運べ!」

ザルトヘルの声と共に彼の頭をガッシリをホールドして飛び立つおやこドン。

ボウシは陸地からSIDENらと共にザルトヘルとおやこドンの支援に回ることになった。

 

 

「さぁ…カイオーガよ!藍色の珠を受け取りたまぇ!」

藍色の珠を全力で投げつけるミクリ、瞬間。

 

目映い光がルネシティを包みその直後、雨は更に激しさを増した。

 

「あれが…ゲンシカイオーガ…」

「サイコフレームかな?」

 

突然のことでカイオーガ自信も驚いたのがつんざく様な咆哮を挙げ、巨大な波を起こした。

「あっ、これ俺ら…」

「やべ、団子!波乗りだ!」

「あっ!SIDENが乗り遅れ…」

 

「あっ!この海、"深い!"オボボボブゥア!」

ボウシ達に襲い掛かった巨大な波、その中から青団子に乗ったボウシとなんとかしがみついたうまま棒が出てきた。

 

 

SIDENの姿はそこには無く、先程の場所にも見当たらない。

 

「SIDEN…?嘘でしょ…」

「おい!SIDEN!紫もやし!返事しやがれ!………SIDEN!」

 

上空で事を見ていたザルトヘル達もSIDENが波に呑まれてしまったことに気が付いた。

「……最後まで…バカな子ね」

「SIDEN…手前の仇…取ってやるからな!」

 

そしてミクリもまた潜水艦が転覆し、自らの手持ちであるミロカロスの波乗りでボウシと合流した。

 

「ボウシ君!…あのヤミラミは…」

「あいつは…始めてあった時からバカで、妙に気が合ったんだ」

「ボウシ…」

ボウシは顔を上げ、叫ぶ。

「おまえらぁ!オダマキの依頼はもうどうでもいい!やることは1つ!そこの傍迷惑な魚に目にもの見せてやることだ!」

 

SIDENの仇を取るため、カイオーガに特効するボウシ達…だが。

 

「ぜんっぜん効いてねぇぞ!」

「ニードルアームも効いてない…!?」

「チッ!辻斬りが少し効いたぐらいみてぇだな」

「あのカイオーガ…物理に強いのか…!?」

「どうすんだよミクリさんよぉ!あんたも手持ち全滅してこうやって高台で作戦会議してるわけだけどよぉ!」

 

ルネシティで一番高い場所、ボウシ達はそこに一度避難して作戦会議をしていた。

 

「物理がダメなら特殊技…と言いたいが…」

「俺らで特殊が得意なのは…」

物理に偏っているこのメンバーの中でSIDENは唯一、特殊向けの技を多く覚えていた。

「あいつが…居てくれたらなぁ。」

 

ポツリとボウシが呟いたと同時に、しびれを切らしたのかカイオーガが再度咆哮を挙げ、自らの前にエネルギーを集中させ始めた。

 

「おいおいおい」

「あれは…不味いぞボウシ君…あれは根源の波動…ゲンシカイオーガの最強の技だ!」

 

刹那

 

放たれた根源の波動は高台を粉砕し、咄嗟に飛び出したボウシ達は地面に勢いよくがんめんから着地した。

 

「いつつ…あんなの直撃したら死ぬって…」

「そうっすよね…絶対に当たりたくないっすよ」

うつ伏せの状態のボウシはその声を聞いて顔を上げた。

 

こじんまりとした身長、モヤシの様な肉体……そして

「ボウシ!ただいま!」

見慣れたアホ面…SIDENがそこにいた。

 

「SIDEN…死んだんじゃ…」

「残念だったなトリックだよ…じゃなくて、助けられたんすよ、あの人に」

SIDENが指差す方向にはかつて川に溺れたSIDENを助けたアブソルが居た。

 

「あいつは…」

「俺が鬱病だったときに出てきた…」

「アブソル!」

 

アブソルはボウシ達の方を少しだけ向き、静かに頷いた後、カイオーガに向けてサイコカッターを放った。

「頭のおかしなトレーナーよ!先の荒波の中其奴は自らの秘められた力を手にした!私が時を稼ぐ!その力を使うのだ!」

 

「SIDENの秘められた力…?」

「ボウシ」

SIDENはボウシに自らのメガストーン…ヤミラミナイトを見せる。

「アブソルの言った通りだ、沈んでいく中、これが光ってたんだ…ボウシ!やろうぜ!」

 

メガストーンを握り締めボウシを見つめるSIDEN、ボウシは静かにその握り締めた拳に自らの拳をぶつけ、ニッと笑う。

 

「あぁ!やろうぜ相棒!」

 

負傷しつつもおやこドンは再びザルトヘルを掴み羽ばたく

「俺も加勢してくる!頼んだぞお前ら!」

「青団子君!うまま棒君!私と一緒に側面からカイオーガを攻撃してくれ!時間を稼ぐんだ!」

「へっ!良いぜ!」

「今こそミサイル針の使い所さん!」

 

散開して持ち場に着く一同。

 

ボウシはメガバングルを構え、SIDENもまた腕を交差させてポーズを取る

 

「進化を越えろ!メガシンカ!」

 

「うぉぉぉぉぉぉっ!!胸が裂けるぅぅぅぅぅ!!宝石が外れるぅぅ!溢れでるぅぅぅぅ!メガヤミラミ!ブラァァォォァッッッッ!!」

 

光を放ち、胸の宝石が飛び出しその瞳を赤くしたヤミラミ…メガヤミラミがここに爆誕した。

「あんま変わってねぇ!」

「青団子が変わりすぎだったんだろうなぁ…さて」

「本当の戦いは…」

 

「「これからだ!」」

 

次回!決着!




次回予告
ビーザワンビーザワン
悪タイプだらけ!

「SIDEN君が積み終わるまで耐えるんだ!」
「あいつは…来てくれたのか!」
カイオーガとの決着!
「今の俺は…誰にも負ける気がしねぇ!」
次回「根源と悪の激突」


そして…

「そろそろ動こうか…シガナ」
新たな脅威が近付こうとしていた
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